share:27
みなさま、サワディカー。
はじめまして。フリーランスでライターをしながら世界中を旅している、古性のちと申します。大量のニワトリの中から失礼します。
突然ですがみなさまは、タイのチェンマイという都市をご存知ですか?
チェンマイは地図で見るとこのあたり。
タイの首都バンコクからは飛行機で1時間ほど、タイの北部に当たり、古都の街として親しまれている都市です。
沖縄とバンコク間で、LCCが飛ぶようになり早8ヶ月。
バンコクに足を運ぶ人は増えたものの、チェンマイまで来る方はまだまだ少ないのが現状。
・・・ですがここチェンマイには、同じタイでも、バンコクでは味わえない魅力があります。
photo by – Akiko Ito
狂気を感じるほどの大量のお洒落なカフェに、町中にあふれる一風変わったお寺。
そして何といっても、ここでしか体験することのできない夜がある場所なんです。
今回はまだチェンマイを体験したことがないみなさまに、自称タイ好きのわたしのフィルターを通して、素敵な夜をお届けできればと思います。
(行ったことがある方は、懐かしいな・・・と思いながらお付き合いください)
チェンマイってこんな場所
素敵な夜をお届けする前に、チェンマイがどんな場所なのか、すこしだけご紹介させてください。
「フォトジェニック」の概念がゲシュタルト崩壊する。お洒落カフェフィーバー
チェンマイの町を歩いているとき。「何か休めるところはないかな・・」と思いながらふと右を見れば、いつもそこにはカフェ。
少し進んで、「喉が乾いたな・・・」と、ふと左を見ればそこにもいつもカフェ。
前をみてもカフェ。その隣をのぞけばカフェ。そのまた隣をのぞいてもカフェ。そのまた隣もカフェ、その隣も、その隣も・・・。
とにかく街中、カフェ、カフェ、カフェ、カフェ・・・
カフェの大洪水。
検索にテキトーに「カフェ」と入れるだけでも一瞬でこんなにヒットします。(実質は3倍くらいある)
3歩歩けば1件カフェに当たるのではないかと思うほどの密集率でカフェが存在する、カフェの激選区なんです。
しかも、驚くのはそのクオリティ。
「フォトジェニックなカフェってなんだっけ。カフェってイコール、フォトジェニックって意味だったかもしれない」と洗脳されそうになるくらい、片っ端からお洒落。隅々まで全部お洒落。
もちろんコーヒーもとっても美味しい。緑が豊かな広々テラス席があるカフェも目立ちます。
そしてWi-Fi・電源がほぼ完備されています。デジタルノマドが泣いて喜ぶ環境ですね。
ふらりとテキトーに入ったカフェもこの通り。好きだ。
タイ・チェンマイのお洒落カフェ「RUSTIC&BLUE」が本日のノマド場所。WiFi速いしご飯も綺麗!こんなカフェがゴロゴロあります。外席にもちゃんと充電が完備。 #旅ときどき仕事 pic.twitter.com/rklvuMRtmj
— 古性 のち@11.11/12沖縄写真展 (@nocci_84) 2017年4月27日
物価が安く治安が良い。1000円以下でも、満足度もクオリティも高い宿に泊まれる
タイは全体的に物価の安さや治安の良さは安定していますが、中でもチェンマイは群を抜いている気がしています。
まず驚いたのは、宿の安さと質の良さ。
ドミトリーは1泊だいたい500円くらい〜、ちょっと良い個室のホテルは2000円くらい〜あります。
今回はホテル・ドミトリーどちらにも滞在したのですが、正直安宿でもホテルと満足度はさほど変わりませんでした。
いつも移動が面倒なので宿は1箇所で済ませてしまうのですが、宿を選ぶのが楽しすぎて、ほぼ毎日1泊ずつ移動してました。
写真は宿泊先についている共有リビング。太陽光が燦々と降り注いでいます。もちろん朝ごはんも込み。最高か。
photo by – Akiko Ito
また、主要の移動方法は「ソンテウ」というローカルの、小型トラックの荷台を改造し旅客用にした乗り物です。市内を常に走り回っていて、30分ほどの距離も20バーツ(60円ほど)から走ってくれます。
自己責任にはなりますが、夜も外をひとりで歩いていてもさほど危険は感じません。
宿は安い・綺麗。移動はお金がかからない。治安も良い。
ということで、はじめてのひとり旅にも、ぴったりな都市なのではないでしょうか。
普段海外ひとり旅は緊張で歯をぎゅっとくいしばってしまうのですが、チェンマイはゆるゆるっと過ごせます。おかげさまで財布の紐もゆるめ。
町中に掘り出し物の観光地が多々ある
photo by – Akiko Ito
これも魅力のひとつかなと思っていて。海外の面白い場所って、ネットで調べてみると割と発掘されているのですが、チェンマイはまだまだ観光客自体がものすごく多くないせいか、あまり知られていない面白スポットが、徒歩圏内にたくさん眠っているんです。
photo by – Akiko Ito
ちなみに冒頭でわたしが一緒に写っていたニワトリたちは、地図に登録されていないスポットにて祀られているニワトリが密集している寺院。ふらふら散歩していたら見つけました。ちなみにちいさな寺院の中に、本当に気味が悪くなるくらいにたくさんいます。
一体ここはなんなのか気になり、そばにいた地元らしき方に聞いてみると
地元の方:ニワトリは僕たちにとって神聖な生き物だから敬意を払っているのさ
と、チェンマイ名物の焼き鳥をくるくると回しながらおだやかな笑顔で教えてくださいました。
そして何と言っても、ここには世界一素敵な夜「コムローイ祭」がある
そんなただでさえ最強で最高なチェンマイなのですが、ここにはさらに最高なものが存在します。
それが、満月の夜に天のブッダに感謝の気持ちを捧げ、ランタンを飛ばし、日々の生活が幸福であるように厄払いをするお祭り「イーペン・サンサーイ」、通称コムローイ祭です。
1年に1度開催されるこのお祭り。特設の会場にはいる為にはこんなチケットが必要です。
事前手配で2万円近く。
た、高い・・・。実際に現場に行ってみると、チケットがなくとも十分楽しめそうなお祭りだったので、来年は無しでチャレンジしてみようと目論んでいます。
ランタンは予想よりもとても大きくて、ふたりで膨らませて夜空へ飛ばします。
今年は約5000個のランタンが空を舞い・・・
もう、夢の世界。なんなんだ、これは。
「世界一素敵な夜」だなんて怒られてしまいそうだけれど、声を大にしてそう言い放ってしまいたくなるくらいに、綺麗な時間が流れています。
こんな光景見てしまったらもう、誰だってチェンマイが大好きになってしまうはず。
コムローイ打ち上げ前のセレモニーも、ため息が出るほどに美しい時間でした。
1年に1度きりしかなかったり、打ち上げ場所に行くまで困難だったり・・・とすこしハードルは高いのですが、一生忘れることのできない日になること間違い無しです。ぜひ気になった方は足を運んでみてください。
チェンマイのコムローイ。「夢みたい」とか「綺麗」とか、ありきたりな言葉を繰り返すことしかできないくらいに、ただただ幻想的な時間だった。世界にはこんな夜もあるんだな、と知った日。6年間ずっと憧れていた景色に出会えました。 pic.twitter.com/HBxFI79Svx
— 古性 のち@11.11/12沖縄写真展 (@nocci_84) 2017年11月4日
チェンマイへは沖縄からLCCで2万円以下でいける
最初にも少し触れましたが、近年沖縄とバンコク間で、LCCが飛ぶようになりました。
時期にもよりますが、安い時ならチェンマイまで片道2万円以下でフライトが可能です。
ぜひまだタイに遊びに行ったことがない方もある方も、チェンマイ旅や、バンコクの旅に出かけてみてはいかがでしょうか。
【11月11日・12日】沖縄で世界中を旅した写真とことば展「まるで呼吸をするように旅をしていた」開催
さて、そんなタイ旅の魅力をぎゅっと詰め込んだ写真展を、11月11日と12日の12:00~18:00に沖縄で開催します! 展示はタイ旅を含めた、わたしが7ヶ月かけてまわった世界の景色と、ことばたち。旅中つけていたブログ「まるで呼吸をするように旅をしていた」から抜粋しています。
今後、世界を旅をしてみたいひと、また、「ここ行ったな」と懐かしみたいひと、 最近旅に出ていないな、出たいな。なひと。
言葉と写真で一緒に世界の旅を感じてもらえたら嬉しいです!
旅することばと写真展@沖縄編 イベント詳細
開催場所:OKINAWA Dialog (沖縄県那覇市久茂地2丁目15-8)
開催日時:2017.11.11(土)・12(日): 12:00~18:00 /// 10.15(日)12:00~18:00
入場料:無料
内容:世界17カ国を旅した写真と言葉の展示(と少しの物販)
協賛:KDDI ウェブコミュニケーションズ 様
関連BLOG :「まるで呼吸をするように旅をしていた – g.o.a.t」
◼︎こんなひとにきてほしい:
– 旅が好き
– 旅にこれから出たい
– 長期の旅について聞きたい
– 旅好きとつながりたい
– 他の国をのぞいてみたい
– 旅の小説がすき
– 旅と仕事の両立に興味がある
==============
Facebookイベントページ:https://www.facebook.com/events/135766210414265/
公式サイト:https://noci-tripphoto.jimdo.com/
Blog:https://non-kosho.goat.me/6caaM3zb
それでは良きタイライフを。
またね〜!