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はじめまして!
宮古島が大好きで、2年に1度のペースで宮古島旅行に行っている、やーすー(@Yasuyuki0104)です!!
上のアイキャッチ画像は、先日ぼくが宮古島旅行に行ったときに撮った「宮古島まもる君」との2ショット写真。
意外に知られていないまもる君の豆知識なんですが、実はまもる君は宮古島に全部で19体存在していて、一人ひとりに名前がつけられて顔も違っているんです。ビックリでしょ?
ちなみにこのまもる君は、伊良部大橋を渡ってすぐの交差点にいた子で、正式な名前は「じゅんき君」らしいです。イケメンで身長180センチ超えの高スペック男子でした(笑)。
さて、この記事にたどり着いたということは、あなたは近い将来、宮古島に移住したいと考えていますね?
タイトルとアイキャッチ画像を見てもらえばもうお分かりだと思いますが、この記事では「宮古島移住」について本気で考えていきたいと思います。
宮古島は、本当に素敵な島です。旅行に行ってその魅力に引き込まれ、移住したいと考える人も多いのでしょう。
しかし移住となると、ルンルン気分で遊べばいいだけの旅行と違って、
・移住後の仕事はどうする?
・宮古島への移住を支援する制度はある?
・移住するメリット・デメリットは?
・現地の人たちは移住者を受け入れてくれるの?
・家族での移住を考えているけど、宮古島は子育てに適した島だろうか?
などなど、移住前にしっかりと考えなければならないことが山ほどあります。
移住は人生の一大イベント。今回は僕と一緒に、失敗しない宮古島移住の方法について、本気で考えていきましょう!
まず最初に宮古島に関する基礎知識を
思わずためいきが出てしまうほど美しい海と、豊かな自然に囲まれた宮古島。
沖縄県には「石垣島」「久米島」「与那国島」など、140以上もの大小さまざまな離島が存在しますが、その中でも宮古島は、観光地として特に人気が高い島として知られています。
2015年に、宮古島と伊良部島を結ぶ全長3,540メートルの「伊良部大橋(通行料金を徴収しない橋としては日本最長)」が開通してからその人気はさらに加速。大手人気旅行サイトである楽天トラベルが発表した「2015年夏、人気急上昇の離島ランキング」では伊良部島が全国1位に輝きました。
宮古島に移住を考えているあなたなら、少なくとも一度は宮古島に行ったことがあるはず。
ですから、あなたからしてみれば「宮古島がどういう島かなんて、行ったことあるから分かってるよ!」という感じかもしれません。
しかし、気付いていないだけで、自分が知らないことは意外に多いものです。
ということで!
ここからは、移住するなら絶対に知っておきたい宮古島の基礎知識を紹介していきたいと思います。
宮古島は沖縄本島を除いて3番目に大きな離島
上述したとおり、沖縄県には140以上もの大小さまざまな離島がありますが、その中でも宮古島は「西表島(竹富町)」「石垣島(石垣市)」に次いで3番目に大きな島で、その面積は158.87k㎡(平成29年8月8日現在)です。
…とか言われても具体的にどのくらい大きいのかが想像しづらいですよね…(笑)。
ということで、もう少し大きさがイメージしやすいように、日本で有名な、なにか他のものと比較してみましょうか。
面積といえばだいたい、東京ドーム◯個分のように表されることが多いので、ひとつは東京ドームに決定で。もう一つくらい何か比較対象がほしいのですが、そこは僕の独断と偏見でディズニーランドにしようと思います。
・東京ドームは、46,755㎡=0.046755k㎡
・ディズニーランドは、510,000㎡=0.51k㎡
なので、宮古島の大きさは
・東京ドーム約3398個分
・ディズニーランド約312個分
となります。どうでしょうか?よく分からんけど、なんだか相当デカいっぽいぞ、というのが伝わりましたか?(笑)
離島と聞くと小さな島を想像しがちですが、宮古島はみなさんが思っているより大きな島なんですよ!
また、宮古島を含め、周辺にある「池間島」「大神島」「伊良部島」「下地島」「来間島」「多良間島」「水納島」の合計8つをまとめて「宮古列島」と言いますが、そのうち、宮古島―池間島、宮古島―来間島、宮古島―伊良部島―下地島間は架橋されているので、体感的にはさらに大きな島に感じると思います。
宮古島旅行の際に、「あれ?宮古島って思っていたより大きいな」と感じた人も多いのではないでしょうか?
宮古島の人口分布から見えてくる課題
2017年、9月末現在の宮古島の総人口は54,425人(309人)で、世帯数は26,263戸。
そのうち、男性は27,124(107人)人、女性が27,301人(202人)となっています。
※人口は外国人数を含みます。
※()内は外国人数
次に、下のグラフを見てみて下さい。
これは、宮古島の総人口を年齢別に表したグラフです。
かなり大ざっぱに分けると、15歳から65歳までのいわゆる「生産年齢人口」が全体の60%、それ以外の人口が40%になっています。
この数値が一体なにを意味するのか。
それは「宮古島では、生産年齢人口が圧倒的に足りていない」つまり「宮古島は働ける人を求めている」ということです。
数字を見れば一目瞭然ですが、宮古島では総人口のうち3分の2以上、もっと言えば、だいたい2人に1人が子供もしくは高齢者ということになります。
観光地として、ここまで有名になった宮古島。2017年は、4月から9月までのたった半年の間で60万人以上の人がおとずれているのに、これだけの労働人口では人がぜんぜん足りていないのです。移住先に仕事があるかの無いのかということはとても重要になってきますが、その点に関しては大丈夫だと言えるでしょう。
宮古島へのアクセス
次に、宮古島へのアクセス方法について。
現在、宮古島に行くには飛行機を利用する方法しかありません。
僕が小学生の頃くらいまでは飛行機のほかに船を利用する方法もあって、本島からフェリーを利用して宮古島に行っていた記憶がありますが、今では宮古島行きの船が無くなってしまったみたいです。
そして、飛行機を利用して宮古島に行くには2つの方法があります。
1.宮古島に直行便で行く方法
宮古島に直行便が出ているのは、基本的に羽田空港(東京)と関西空港(大阪)の2つ。ただ、6月から10月までのハイシーズン中にのみ、中部国際空港(名古屋)からも直行便が出ています。
羽田空港から:ANAとJALが1日にそれぞれ1便ずつ、合わせて2便の運航。所要時間は約3時間ほど。価格は、最安で15,000円程度。高い時だと5〜6万円。
関西空港から:ANAが1日に1便のみ運航。所要時間は約2時間10分ほど。最安で13,000円程度。高い時だと4〜5万円。
中部国際空港から:6月から10月の間のみ、1日に1便の運航。所要時間は約2時間20分ほど。最安で17,000円程度。高い時だと4万〜5万
2.いったん那覇を経由して行く方法
いったん那覇を経由して宮古島に行く場合には、出発地点から那覇までLCCを活用し、那覇で飛行機を乗り換えることになります。(参考記事:沖縄移住者必見!最も安く沖縄と本土を結ぶ飛行機はどれ?スカイマーク、ピーチ、ジェットスターなど格安LCCを徹底比較!)
そして、那覇から宮古島まではの飛行機は、直行便と同じくANAもしくはJALの2つしかありません。
ただ、早期購入割引75日前などの料金でチケットを購入すれば、ANAとJALを使っても最安4,500円前後で宮古島に行くことが出来ます。
乗り換えの手間と時間はかかりますが、直行便で行くより料金をグッと抑えることができるでしょう。
この方法の場合は、上手くいけば片道10,000円以内で宮古島に行くことが可能です。
※宮古島行きの詳しいフライトスケジュールについては、こちらをご覧ください。
多くの宮古島への移住者が重要視していることとは?
ここまで、移住するなら知っておきたい宮古島に関する基礎知識を紹介しました。では実際のところ、宮古島に移住を考えているひとは、何を理由に移住をしたいと考えているのでしょうか。
これに関しては、沖縄振興開発金融公庫による「沖縄県への移住意向に関する調査」を参考にして見ていきましょう!
沖縄に移住したいと考える理由
※この調査は、三大都市圏および福岡県在住の20歳〜69歳の男女に対して調査したものです。
このグラフを見ると、移住したいと考える理由は
・自然豊かな環境の中で生活したいから
・スローライフ、自分らしい生き方がしたいから
・心身ともに健康的な暮らしがしたいから
以上の3つが上位に入ってきています。
「自然豊かな環境の中で、心身ともに健康的なスローライフを送りたい」という人間らしい欲求を求めて、沖縄に移住してきていることが分かりました。
確かに沖縄には豊かな自然があるし、時間の流れも穏やかなので、スローライフを送るにはピッタリな島だと思います。
移住したいと考えてから、実際に移住するまでの期間
宮古島に移住を考えている多くの方が、具体的な時期は決まっていないが、将来的に検討したいと思っていると回答しています。
今後1年〜10年以内に移住したいと回答した人は、全体の34.1%となっており、3分の1以上の人が、近いうちに移住しようと考えているという結果に。
しかし、本気で移住を考えているなら「3年以内にぜったい移住する」と、期間を決めてしっかり考えないと実現は難しいのではないでしょうか。
移住先に関する情報ツール
移住先に関する情報ツールとしては、
・移住先にいる親族・知人・友人からの情報
・移住を支援する公的機関のHP、SNS情報
・自ら訪問して、足で回っている
の3つが上位に入っていました。
確かに、移住先に親族や知人、友人がいると現地の詳しい情報が得られるし、確かな情報で安心できますよね。自らの足で回る、という回答も、「百聞は一見にしかず」ということわざにあるように、人の話を聞くのと実際に自分で行ってみるのでは感じることが全然違ってきます。
移住先に関しては、信頼できる情報源と自らの目で確かめるのがいちばん良いでしょう。
宮古島での仕事について
さて、次は宮古島での仕事について考えていきましょう。
結論から言うと、宮古島には仕事がたくさんあります。
ただ、宮古島は所得水準が低いのと、小さな島なので希望の職が見つからない可能性も大きいです。では、宮古島で見つけることができる仕事は具体的にどんなものがあるのか。下にリスト化してまとめてみましたのでご覧ください。
・映像制作や写真撮影など、カメラマンのお仕事
・リゾート、ホテル関系
・レンタカー業界
・ダイビングのインストラクター
・ゲストハウスやAirbnb
・通訳
・カフェ
・農業
・介護系
・自営業
・場所にとらわれないフリーランス
観光客を相手にした仕事
上記いくつかご紹介をしましたが、別途声を大にしてお伝えしたいのが、宮古島では観光客を相手にした仕事が多いということ。
宮古島は観光地としてとても人気のある島で、毎年多くの観光客がきます。観光客はホテルやレンタカーなどのサービスを必ず利用するので、ホテルのフロントスタッフや清掃員、レンタカー店スタッフなどで雇用が生まれます。
そして、宮古島はダイビングが盛んです。その人気ぶりは、ダイビングをするために何度も宮古島に遊びに来る熱狂的なファンがいるほど。
ダイビングをしたい人がこんなにたくさんいるわけですから、ダイビングのインストラクターの資格を持っている人なら、すぐにでも働くことが出来ると思います。
また、最近宮古島で流行っているのが、星空フォトや砂浜でのマーメイド体験のような、宮古島でしかできない体験をプロのカメラマンに撮ってもらうというもの。もしあなたにカメラマンの経験があるなら、移住を機にフリーで仕事を受注できるようになるかもしれません。
星空フォトでインスタ映え間違いなし!沖縄古宇利島で撮影する満点の星空とキジムナーより
観光客の中には、もちろん外国からきた人もたくさんいます。僕が宮古島に行って毎回思うのが、外国人観光客に対応できるスタッフが中々いない、ということ。
これから先、今よりもっと外国人観光客が増えてくると思うので、通訳の需要はさらに伸びると思います。
カフェでのお仕事
観光客が増えてくると同時に、宮古島にはお洒落なカフェが新しくどんどん出来ており、綺麗な海が見える「海カフェ」は、これまでにはなかった新しい観光スポットとして注目が高まっています。
海カフェはお客さんにとって旅の途中で疲れを癒してくれる場所になりますが、その心地良さは、従業員にとっても働きやすい環境だと言えるでしょう。
これからも新しいカフェはどんどん出てくると思うので、情報を逃さないようにチェックしておけば、オープニングスタッフとして働ける可能性もあるかと思います。
もともとカフェが好きという方にはおすすめの仕事です。
農業のお仕事
宮古島はサトウキビや島とうがらし、葉タバコなど、農業が盛んです。
しかし、宮古島の農業を担っているのはほとんどが高齢者の方々。後継者問題なども深刻なので、農業の分野では若い力が必要とされています。
暑い日差しの中で農作業をするのは簡単な事ではないですが、その分、自分で育てた作物を収穫出来たときは何とも言えない達成感があるでしょう。
また、道の駅などでそれが販売されているのも感慨深いものがあるはず。
やりがいもあり、今こそ若い力が必要とされているので農業の仕事も考えてみてはいかがでしょうか?
介護のお仕事
宮古島には、お年寄りが多いです。しかし、それに対して介護施設や介護の資格を持っている人が少ないのが現状。
介護の仕事も需要がかなりあるでしょう。
しかし、人が足りていないので労働環境が悪い可能性があります。介護の仕事を考えている人は、最初にしっかり労働環境や雇用契約内容を見極めることが大切です。
自営業、場所にとらわれないフリーランス
仕事を探すのではなくて、自分が仕事を作り出す側の人間になれば良い、というのも1つの考え。
特に宮古島は、他の県などではすでに一般的になっているサービスなどでもまだ導入されていない部分が多いです。
いま、宮古島でそれを始めればチャンスはあると思います。
先ほども書いたように、今はカフェの人気が出ているので、宮古島でカフェをオープンするのもありでしょう。また、ITやフリーランスなどの場所にとらわれない仕事をしている人にも、宮古島は超おすすめです。
以下のような自治体のサポートもありますので、うまく活用してみてはいかがでしょうか。
宮古島市×IT関連企業 「Cloud ON OKINAWA」プロジェクト連協定を締結しました
宮古島では、夏と冬で見つかる仕事の数が変わる
宮古島では、基本的に多くの種類の仕事が見つかると思いますが、気をつけたいのは冬のシーズン。
観光客に向けた事業が多い宮古島では、冬のシーズンになると観光客数が大幅に減少するので、それに比例して仕事の数も減ってしまいます。
ということは、宮古島に移住する際は、夏の間で1年間分の生活費が稼げる仕事をするか、もしくは夏と冬で違う仕事をする必要がでてくる可能性もありますね。
自分がやりたい仕事がシーズンに左右される仕事なのか、そうじゃないのかをしっかり考えておきましょう!
宮古島へ移住後の支援について
宮古島では、子育てに関する支援が充実しています。下の表をご覧ください。
第3子以降にはなりますが、出産時に5万円がもらえる制度があったり、医療費の助成、公立幼稚園への入園料・保育料減免などもあります。
子育て支援に関してはかなりのサポートがあるので、安心できますね。
新規事業者向けの支援はかなり多い
沖縄県では、とくに新規事業者向けのサポートが厚いです。
具体的には、新規事業者が若い人や高齢者、障害者を雇い入れた際に支給される助成金であったり、事業拡大の際に設備投資などに使った資金の一部を負担してくれる助成金などがあります。
これらを支給してもらうには、あらかじめ定められたたくさんの項目をクリアーする必要がありますが、宮古島移住を機に新規事業を立ち上げようと思っている方は、ぜひ目を通してみて下さい。
詳しい情報については、下のサイトをご活用ください。
宮古島市役所:雇用に関する助成金制度
宮古島に買い物できるところってあるの?
「宮古島には何も無いんだから、大きなスーパーなんかは無さそう」
そう思う方も多いかもしれませんが、実はそんなことなくて、宮古島には大きなスーパーもあるし、家電量販店もあるし、なんならドン・キホーテもあります!(笑)
宮古島に住んでいて、生活用品で困ることは無いし不便さを感じることも無い、と断言して良いでしょう。
・ファミリーマートやローソンなどのコンビニ
・かねひで・サンエーなどのスーパー
・24時間営業のマックスバリュ
・ドン・キホーテ
・TSUTAYA・ゲオなどのレンタルDVDショップ
・ヤマダ電機・ベスト電器などの家電量販店
・ダイソー
・メイクマン(ホームセンター)
ザッと挙げただけでも、これだけのお店を思いつくことができました。てか、これだけあれば十分すぎるくらいですよね(笑)。宮古島はもちろん田舎の地域のほうが多いですが、平良という宮古島で一番栄えている地域に行けば何でも買い揃えることが出来ると思います!
こちらもご参考までにどうぞ→サンエー、かねひで、ユニオン、リウボウ、丸大どう違う?沖縄を代表する5つのローカルスーパーそれぞれの特徴とは
沖縄の人でもわからない!超難解の宮古方言
共通語・標準語とは違った形で、一地方のみで使われる特別なことば、それが方言。
日本各地にさまざまな方言が存在していて、それぞれに異なった特徴が見られますが、宮古島の方言ほど難しい方言はどこにも無いと言っても過言ではないでしょう!
控えめに言って、日本語なのかどうか怪しいレベル。いや、あれは日本語じゃないのかも。沖縄の方言は、ほかと比べても独特だと言われますが、宮古島の方言はさらに独特です。
宮古島に移住したら、必ずおじいおばあの方言に出くわすかと思いますが、あなたは絶対に理解できないと断言できます(笑)。
実は、僕の両親は宮古島出身で、おじいちゃんとおばあちゃん、そしていとこ達は今でもみんな宮古島に住んでいます。たまに会うと方言で喋りかけられますが、何度きいても宮古島の方言だけは聞き取れないww
↓実際にそれを体験してほしいので、下の動画をご覧下さい。
どうでしたか?意味分からなかったでしょw
少なくとも僕は、動画内に表示されている日本語訳(いちおう宮古島の方言も日本語?w)を見ながらじゃないと何を言っているのかサッパリでしたけどね!
ただ、宮古島で生活しているとこういった方言に出くわす場面が少なくないはずなので、少しずつでも勉強しておいたら良いと思います。こちらのページなど、宮古島の方言をきれいにまとめてくれているので参考になりそうです。
宮古島には酒飲みが多い。独特な習慣『オトーリ』とは?
その噂に違わず、宮古島の人は本当にお酒が強いです。沖縄の人は、本土の人にくらべて酒が強いとよく言われますが、宮古島の人は沖縄県民のなかでも圧倒的にお酒が強い。
宮古島出身、と言ったら「宮古島出身なんだ!じゃあ、やっぱりお酒強いんでしょ〜?」なんていう会話は、宮古島出身の人にとって日常茶飯事かもしれません(笑)。
そんな宮古島には、お酒の席での独特な飲み方、その名も『オトーリ』というものが存在します。 そのルールを引用いたしますのでぜひご覧ください。
☆オトーリの正しいルール☆
①参加者の中から一人、親を決めます。
②親が口上を述べ、盃に注いだ酒を飲み干します。
③親は同じ盃に酒を注ぎ、隣に座っている者に渡します。
④盃を渡された人は、黙って全て飲み干します。
⑤飲み干した盃は親に返します。
⑥親はまた盃に酒を注ぎ、次の人に渡します。
⑦これを、全員が一杯づつ飲み終えるまで繰り返します。
⑧全員が飲み終わったら、親はもう一度盃の酒を飲み干し、感謝の口上を述べます。
⑨親が、次の親を指名して、もう一度オトーリが始まります。
要約すると、全員が順番に盃一杯づつお酒を飲み、それが何周も続くというのがオトーリのルールです。
○○をしたら終わり!といった、終了に関するルールが無いので、基本的に全員が泥酔するまで続きます。
強いて言えば全員が親の役をやったら終わりですが、そうなると参加者が5人であれば5杯、10人であれば10杯の酒を飲み干さなくてはならないわけです。しかも自分のペースで飲めるわけではありません。回ってきたら強制です。グイッと一気飲みしなくてはならないのです。
恐るべき文化”オトーリ”のルール|シーサー・イズ・マモリガミ! より引用
、、、やばくないですか?笑
普通の人からしたらかなりキツいこのオトーリのルールを、宮古島の人たちは楽しみながらやっちゃいます。僕の親戚はみんな宮古島の出身なのですが、なにかのお祝いなんかで集まると、ふいにオトーリが始まったりしますよ。
僕が父から聞いた話では、二十歳の成人式のときに、業務用の大きなゴミ箱(あの、飲食店の外なんかに置かれている青いヤツ)が満杯になるまで泡盛を入れて、それがなくなるまで同級生みんなでオトーリしていたらしいです。まじで恐ろしいww
ただこのオトーリは、あくまでお酒の場を盛り上げるためにやるものです。自分が飲める範囲、周りに付き合いきれる範囲でやってください。絶対に無理をしてはダメです。
無理だと言っているのに強要されるようなことはないので、そこは安心してくださいね!
以上、宮古島の独特な文化『オトーリ』についてでした。
宮古島に移住するメリット・デメリット
物事には、かならず二面性があります。宮古島移住に関してもその例外ではなく、メリットもあればデメリットもあるのです。
移住前は良いところばかり見えていたのに、移住してからは悪いところばかり目について、ギャップに苦しむなんてことにはなってほしくないので、移住前にメリット・デメリットについてしっかりしっておきましょう!
メリット1:いつでも好きなときに、あの最高にキレイな海に行ける。
移住者たちが宮古島移住を決めた理由に、必ずと言っていいほど挙がるのが「宮古島の綺麗な海に魅せられたから」というものです。
逆に、宮古島に移住したのに海に興味が無い人がいるのなら話を聞いてみたいくらいです(笑)。
僕自身、これまでに何度も宮古島に通っていますが、一度もあの綺麗な海に飽きたことがありません。むしろ行けば行くほど、どんどん宮古島の海が好きになっています。
僕は沖縄本島に20年以上住んでいるし、これまで宮古島以外にも「石垣島」「渡嘉敷島」「伊江島」「水納島」など、たくさんの離島に行って海を見てきましたが、間違いなく宮古島の海がいちばんキレイでした。
そして、もしあなたが宮古島に移住したら、毎日いつでも好きなときに、あの綺麗な海に行くことができます。
朝起きて、眠気覚ましの散歩がてらに砂浜をあるくのも良し。泳ぎたくなったらシュノーケルを持っていけばすぐニモに会えます。サンセットを眺めながら黄昏れるのも良いでしょう。
そんな生活、まるで夢みたいじゃないですか?
メリット2:南国ならではの暖かい気候
宮古島は本当に暖かい気候の島で、年平均気温は驚愕の23.6℃です。
東京の年平均気温が15.4℃、大阪の年平均気温が16.9℃だということを考えると、1年間を通してだいたい7℃〜8℃くらい暖かい、という計算。
これは沖縄本島とほとんど一緒ですが、11月までは普通に半袖で生活できます。なんなら12月でも半袖で過ごせる日があるくらいですよ。
同じ日本なのにここまで差が出てくるのがすごい(笑)。寒いのが苦手な人には、まさに天国のような島だと思います!
メリット3:ゆったりとした時間の流れ
宮古島にいると、まるで時間の流れが遅くなったかのように感じます。
憂鬱な、毎朝の通勤ラッシュはありません。時間に追われ、走っている人なんて見かけません。宮古島には、生き急いでいる人が本当にいないのです。
沖縄には「ウチナータイム」という、独特の時間感覚があるという話を聞いた事がありますか?
沖縄の人は、悪く言えば時間にルーズですが、良く言えば時間に対して寛容であると言えます。
例えば、あなたが約束の時間に10分遅刻したとしても、怒る人はほとんど居ないでしょう。30分遅刻してもギリギリ大丈夫。連絡なしで1時間経ってしまうとさすがに分かりませんが。笑
とにかく、宮古島に居ると時間に追われることが無くなるので、心に余裕を持てるようになります。
メリット4:島民の温かい人柄。助け合いの精神
島の人たちは、何か困ったことがあったらお互いに助け合う精神が強いです。
それは、移住者に対しても例外ではありません。普段から島の人たちと良い関係を築いておけば、かならず頼れる存在になることでしょう。
そのためには、移住者を受け入れてくれている事に対して常に感謝すること。「郷に入れば郷に従え」という言葉があるように、その土地にはその土地のルールがあります。お互いに気持ち良い関係を保つには、お互いに相手を思いやることが大切です。
メリット5:良い意味で、「何も無い」
宮古島には東京や大阪など、日本の中心には必ずあるような便利なもの、大都会にあるようなものは本当に何もありません。
電車もないし、高層ビルもない。ブランド品も買える場所はほとんどないし、娯楽施設は少ないです。
あるのは海、そして自然だけ。
ただ、そこが良いんです。「何も無い」ことが宮古島の良さです。
よけいな雑念は無くなります。不安や悩みも少なくなります。宮古島での生活は複雑さがないので、シンプルに生きることが出来るようになるでしょう。
デメリット1:車が無いと生活できない
宮古島で生活するなら、移動手段としての車は必須です。公共交通機関は路線バスのみですが、バスの本数自体が少なく、1時間に1本あるかないかなんてこともザラ。自分が好きなときに移動するのは困難でしょう。
運転免許がない方は、移住前にかならず取得しておいてください。
また、免許はあるけど車を買う余裕がない場合は、必要なときだけレンタカーを借りるのもアリ。宮古島はレンタカー店がたくさんあるので、借りようと思えばすぐに借りることができます。
ほかに考えられる移動手段としては、タクシーや自転車などがあります。
ですが、タクシーだとお金がかかりすぎるし、自転車だと夏場は相当暑いです。何より、宮古島は思っているより広いので、自転車移動はかなりハードですね。やはり、車があるのが一番です。
デメリット2:物価がけっこう高い
宮古島は離島なので、物流にコストがかかります。その分、平均的な物価が高くなってしまうのです。
「沖縄は物価が安い」というイメージを持って宮古島に行くと、そのギャップに驚いてしまうことでしょう。例えば、沖縄本島だとガゾリンの値段は120/ℓ前後ですが、宮古島に行くと140/ℓ前後になり、1ℓあたり20円ほどの差が出ます。
宮古島では、車を毎日つかうことになるので、ガソリンひとつでも出費がかさんでしまうのが痛手ですね。
デメリット3:台風の被害をモロに受けてしまう
宮古島は大きな山がなく平坦な島なので、台風の強い風を防ぎきれず、被害をモロに受けてしまいます。
宮古島の特産物といえばサトウキビですが、台風がくると塩風でダメになってしまうことも。
また、先程の物流の話と繋がるものですが、台風の直後はお店からモノがなくなります。飛行機や船が入ってこないと物資の流れがとまるので、お店に行っても欲しいものが入荷されていなくて無くて買えない状況になることも。
台風がくることを想定して、食料などはあらかじめ傭えておくことが重要です。
デメリット4:所得水準が低い
沖縄県の最低賃金は、全国でも最低の737円(平成29年10月現在)。
アルバイトとして働くのなら、出勤日数を増やすか労働時間を増やすかしないと、物価もけっこう高いので生活が厳しくなってしまうはず。
自分でビジネスをしている人にはあまり関係がありませんが、雇用形態で雇われる側の仕事につくと、思っているほど給料はもらえないと思います。
ただ、それに関しては生活コストを下げる事によってカバーできると思うので、自分の財布と相談しながら、計画を立てて生活しましょう。
実際に移住してみてどう?宮古島移住1年目のカフェオーナー、高畑さんへの特別インタビュー
※写真右側が高畑さんです。
宮古島移住に関しての情報は、やっぱり実際に移住した人から聞くのがいちばん良いですよね!
これから移住を考えている人も、一度は移住者からはなしを聞いてみたいと思っているはず。
ということで今回は、宮古島に移住して1年目、宮古島のカフェ『海小屋』のオーナーである高畑さんにインタビューさせて頂きました!高畑さんは宮古島、ぼくは本島にいるので、FaceTimeをつかってのインタビューです。
高畑さんとの出会いは、先日ぼくが宮古島旅行にいったとき、海小屋に遊びにいったのがキッカケ。それ以来とても良くしてくれていて、今回のインタビューも快諾してくれました。
移住したキッカケは、「休む時間がほしかったから」
今回は、お忙しい中、宮古島移住についてのインタビューを受けていただき本当にありがとうございます。早速ですが、宮古島に移住したときの年齢を教えてください!
もともとは千葉県にいました、22歳まで。23歳のときに沖縄に移住してきて、那覇に10年間住んでいたんです。宮古島に移住を決めのは、34歳のときですね。
宮古島に移住したキッカケは何だったんですか?
「宮古島は田舎だし、きれいな海がすぐそばにある。人生の節目として、いちど自分を見つめ直してゆっくりする時間がほしかった」というのが1番の理由です。
ゆっくり休む時間が欲しかった、ということですか?
そうだね〜。ずっと仕事仕事で頑張ってたから、いったんリフレッシュしたかったんだ〜。
実は23歳から26歳まで、FC琉球、そしてかりゆしFCというプロサッカーチームの選手としてプレーしてたんだよね。
その後は10年間、不動産関係の仕事をしていました。最初は会社に就職して、5年半はそこで働いていましたが、その後、独立して2年間は個人でやってました。
ええっ!FC琉球の選手だったんですか!?僕も小学校からサッカーやってて、今でもFC琉球めっちゃ好きです!てか、すごすぎ!!
でもやっぱ、仕事ばっかやってると疲れちゃいますもんね〜。休む時間を設けることは、とても大事なことだと思います。
最初は、移住期間を1年間と決めていた
最初は、1年間と期間を決めて移住することにしたんだ!結局、もっと長くいることになったんだけど(笑)。
何が理由で、もっと長くいることになったんですか?
海小屋カフェをオープンすることになったから!
最初からそのつもりだったわけでは無いんですね!
実はそう。海小屋は、たまたま今の物件が空くことになって、急遽カフェをオープンすることに決めたんだ。
最初はゆっくりするつもりで宮古島にきたし、移住してきて2〜3ヶ月は畑仕事をしてたよ!
てことは、1年間休むつもりできたのに、カフェのオープンやらなんやらで結局休めたのって最初の2〜3ヶ月だけですね(笑)。
たしかに、結局忙しくしちゃってるね(笑)。
でもなんだかんだノリで楽しくやってるよ!海小屋も無事にオープンできて、充実してます。
宮古移住者のお仕事事情
高畑さんは自分でビジネスをしているので仕事については大丈夫だと思いますが、まわりにいる移住者の方はどのような仕事をしている人が多いですか?
けっこうみんなバラバラかな!
ぼくと同じように、移住を機に自分でビジネスを始める人もいれば、ゲストハウスに住み込みで雇ってもらう人もいるし、農業をしている人もいる。
仕事に関してはどこの会社もけっこう人手不足だから、探せばたくさん見つかるよ。僕が畑作業のしごとを見つけたときは、ハローワークに相談しました!
ハローワークを活用すれば、けっこうスムーズに仕事を見つけられると思いますよ。
宮古島の賃金は、高いですか?低いですか?
低いと思うな。本島よりも、もう少し低いイメージ。
仕事は、選ばなければたくさんあるんだけど、賃金が低いのがネックかもしれないね。
その場合、生活に影響が出てきますよね?
そこは、意外に大丈夫だと思う!
どうしてですか?
宮古島には、そもそもお金を使って遊ぶところが無いから(笑)。
遊ぶところは海くらいだから、しぜんと出費が減る。海しか遊ぶところないのって思われるかもしれなけど、僕にとってはそれが良い。
自然を感じられるし、海が好きだから。海には何度行ってもぜんぜん飽きないよ!
最後に、これから宮古島に移住する人に向けて高畑さんからアドバイス
宮古島は、自分の好きなことを仕事にできるチャンスがある島だと思います!
ほかの場所に当たり前にあるようなことでも、宮古島には無いものの方が多いです。たとえそれが誰かの真似事だったとしても、宮古島では新しいものになるし。
自分の強み、好きなもの、得意なことをなにか観光系の仕事に結びつけるのがベストです。
新しいことをしたい、という人はぜひ宮古島に移住してきて下さい!
お待ちしております!!
↓高畑さんの経営するカフェ『海小屋』のInstagramです。ぜひチェックしてみてください!
宮古島移住に向いているのはこんな人まとめ
ここまで、宮古島移住について様々な視点から考えてきました。
それら全てを考慮した上で僕が導き出した、宮古島移住に向いている人の特徴がこちらです!
1.事前準備が必須なので、宮古島移住に関して前もってしっかりとした計画を建てられる人。
2.とにかく海が好きで好きで仕方がない人
3.時間、お金に余裕がある人
4.何を目的にして移住してするのかしっかり考えられる人
5.仕事を自分で作り出せる人。もしくは、仕事内容にこだわらず、柔軟に生きて行くことができる人。
6.何か1つでも、自分の強みだと言えるようなもの、得意なことがある人
7.宮古島には何もないが、逆にそこが良いところだと考えられる人
8.自然豊かな環境で、心身ともに健康的なスローライフを送りたいと考えている人
以上の8つの項目に当てはまる数が多ければ多いほど、宮古島移住に向いていると言えるでしょう。
自然豊かで人も温かい、とても住みやすい島なので宮古島移住は本当にオススメです。自分の今後の人生のことをしっかり考えて、納得のいく形で移住を決めて下さいね。