沖縄でプログラミングにチャレンジ!コミュニティの中でゼロからITを学べるCODE BASE、継続的な「学び」を応援するその仕組みとは?
2018.05.25
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こんにちは!ライターのシロマユウノスケです!!
以前、僕がエンジニアが集うコンセプト型のシェアハウス「ギークハウス沖縄」を取材させていただいたのを覚えていますか?
その時に感じたエンジニアの情熱、かっこよさを僕は忘れられません…🔥
ということでそのあとすぐに、ギークハウス沖縄の管理人である立花さんとエンジニア起業家でもある鈴木さんが講師を務めている、沖縄県中部の宜野湾市にある「CODE BASE」のプログラミング教室を受講することにしました!
「CODE BASE」とはどんな施設なのか、そこで僕はどのような学びを得たのかなどを今回の記事ではご紹介させて頂きます。「沖縄に移住して何か新しいことにチャレンジしたい!」という方にピッタリの場所。ぜひご覧になってみてください👀
沖縄のITコミュニティを盛り上げる『CODE BASE』とは?
プログラミングスクール第2期11日目!本日はsinatraが裏でどのように動作しているかの解説から始まり、sinatraのチュートリアルを進めていきます!各フォルダの特徴を押さえてjsやcssなどのファイルを読み込ませていきますよ〜! pic.twitter.com/eU8xMHKIz4
— CODE BASE@沖縄 (@CODEBASE098) 2018年5月21日
「宜野湾西海岸を、ITビーチに!」という目的のもと株式会社プロトソリューションさんが運営する、これからITスキルを身につけていきたい人やすでにエンジニアやクリエイターとして活躍されている人が集うコミュニティスペースです。
今回ご紹介するプログラミング教室は、このCODE BASEで行われています。ズラリと並んだiMac、Pepperくんも中にはいて清潔感のある雰囲気が素敵です。
CODE BASEにiMac届いたよ! pic.twitter.com/pYtjKtYykV
— CODE BASE@沖縄 (@CODEBASE098) October 24, 2017
CODE BASE
住所:沖縄県宜野湾市大山 7-10-14 プロト宜野湾沖縄本社第2ビル 2F
E-mail:codebase.okinawa@gmail.com
ホームページ:http://www.protosolution.co.jp/codebase/
CODE BASEがどんな場所なのか聞いてみた!
まずはCODE BASEがどんな施設なのか知りたい!ということで管理人さんの中司(なかつかさ)さんにインタビューをしてきました!
こんにちは!まずは中司さんについて教えてください!中司さん自身も実は移住者なんだとか?
そうなんですよ!今年の9月で丸3年になりますが、満員電車もないし快適ですね!(笑)
そういえば、以前このおきなわマグネットに出演されていましたよね? 僕、疲れた時は、あの記事でココロオドらせてます。
とても面白い記事なので必読です!(笑)
実はおきマグ歴はシロマくんより長いんですよ!笑 それにしてもあれは体張りすぎちゃったな…。
あ、なんか変なこと思い出させてしまってすみません(笑)。話をCODE BASEのことに移しましょう。中司さんはここの管理人さんですか?
そうですね、単に管理するだけでなく、「コミュニティマネージャー」という立ち位置でCODE BASEを運営させていただいています。
コミュニティマネージャーというと?
CODE BASE自体が沖縄のITスキルアップの場であったり、ITに関わる人たちが集まる「コミュニティ」の場として作っていこうという想いがあるので、そのコミュニティを運営していくマネージャーとして頑張っています!
なるほど。例えばどんなことを行なっているんですか?
まず代表的な取り組みとしては、シロマ君も参加している「プログラミング教室」ですね。
モクモクとプログラミングを勉強しています!
この「プログラミング教室」でコミュニティ作りを?
そうです。昔は色々と手探りをしながらイベントを行なっていたんですが、もっとここのコミュニティに定着してもらおうということで、継続して来てもらえるような取り組みとしてプログラミング教室を開講しました。
たしかに、毎回顔をあわせる講座があると自然と、コミュニティに繋がる感じがしますね。
しかも、ここで学んだ人が他のところでもスキルを発揮してくれると、さらにITに関わる人と繋がっていけますよね。そういう「IT」というキーワードを持つコミュニティがCODE BASEから広まっていければいいなという思いもあります。
どんどん沖縄のIT業界が盛り上がっていきそうですね!初心者が来ても歓迎してもらえますか?
もちろんです!!プログラミング教室は少しハードルが高いかもしれませんが、例えば、Mac初心者講座など、ゼロからWebに関わっていけるような初心者向けの講座も用意しています。
独学も素晴らしいですが、ここで色々な人と関わりながら一生懸命学び合えれば、挫折をしちゃう可能性も減るのかなと。プロから初心者まで集まっていると、そういう学び方もできますよね!
おー!なんて素敵なんだCODE BASE。かっこいいiMacやPepperくんに気を取られている場合じゃなかった。
CODE BASEはWi-Fiや電源が無料で使えて作業ができたりと、一応コワーキングスペースとしても十分な機能を持ってはいるんですが、一番の魅力はITに関わる人同士が繋がって生まれるコミュニティだと思うんです。そこに触れてもらえる機会を作るために、これからも頑張ります!
「宜野湾西海岸を、ITビーチに。」というキャッチコピーも、このコミュニティに対する思いが関わっているんですか?
ここまで話した、CODE BASEから生まれるコミュニティのひとつのゴールのようなものになります。ここから生まれたコミュニティをきっかけに、新しいアプリケーションが作られたり、スタートアップが立ち上げられたり、何かが生まれる場所になってほしいという思いを込めて、「宜野湾西海岸を、ITビーチに。」というコピーを掲げています。
なんだかシリコンバレーのようなかっこいいイメージが浮かびます!
それに近いかもしれませんね。ここはいろんな人が立ち寄ってくれる場所の一つになれると嬉しいです。CODE BASEをきっかけに、今のところ連携させていただいているトポセシアさんやギークハウス沖縄さんなどのコミュニティスペースも含めて、人が流動していく流れが作れると面白いですよね。もちろん、これからさらに色々なところと連携していければ、さらに広がりますし。
何かを生み出すためにユニークな人が集まる素敵な場所になりそうですね。
CODE BASEのプログラミング教室で学ぶことができる3つの特徴
実は、僕もプログラミング教室第2期の受講生!2ヶ月間のカリキュラムで、プログラミングを勉強させていただいています。実際に僕が受けたぶっちゃけた感想を、教室の特徴を踏まえて伝えていこうと思います。
僕が1番実感したCODE BASEのプログラミング教室の特徴は「プログラミングを学び続けるための基本を身につける」ことができるということ。
そう思う理由は、
①基礎から学べる
②講師陣は現役のエンジニア
③学習の習慣を身に付けられること
という3つのポイントから、継続性のある学びが身体にインストールされる仕組みになっていると思うからです(ちょっとエンジニアっぽい発言)。
この3つは将来エンジニアとして活躍していくためにも特に重要なポイントですので、後ほどそれらの特徴について詳しくご紹介していきます。
サーバーの仕組みからオリジナルのWebサービスまで、順序よく学べるプログラム構成
まずは教わる内容から!
流れとしては、「インターネットの理解→オリジナルサイト構築→Webアプリケーション構築→成果発表」というものになっています。
インターネットの仕組みや基礎知識を全般的に学ぶところから始まるので、「インターネットにめっちゃ興味あるんだけど、何も分からなすぎて恥ずかしい」という僕みたいな人でも安心して受講できます。
文字や写真などが表示されるシンプルな静的サイトの制作から始まり、ログインや投稿ができるWebアプリケーション制作でステップアップし、最後はオリジナルのWebサービスを作って卒業という流れ。
基礎の基礎から応用まで、2ヶ月間で学んでいける充実したカリキュラムだなと感じています。
プログラミング教室の特徴その1 『基礎から学べる』
とにかく「基礎」を学ぶということは、プログラミングを学んでいく上で最も重要なことのひとつです。
Webの技術はどんどん新しくなっていくものですが、ここで習う基礎的な知識は、技術がどんどん革新されてもこれだけは変わらないだろうという普遍的なものがメインになっていてます。
初めに教わる「インターネットの理解」とは、本当に基礎的なことで「インターネットはどういう仕組みで通信が行われているの?」とか、「僕たちが見ているサイトはどういう仕組みで作られているの?」という初歩的かつ重要な疑問を解消していくような内容となっています。
今後自分で学んで行くときの基礎となるもので、中長期的にみたら必須の内容と言えるでしょう。
プログラミング教室の特徴その2 『講師陣は現役のエンジニア』
この仲の良さそうなお二人が楽しく的確に指導してくれます!
CODE BASEのプログラミング講座は現役のエンジニアのお二人!
立花豊さん(写真左)
福岡・北九州にあるKCS情報専門学校を卒業後、東京のシステムインテグレーター企業である株式会社NSDに入社、その後ピクシブ株式会社を経てフリーランスとして独立。その後沖縄へ移住。 Webアプリケーションの開発を主に行っている。開発で使用する言語はRuby, PHP, Python, Go。2017年7月よりギークハウス沖縄の発起人として沖縄にてエンジニア向けシェアハウスを運営。
鈴木孝之さん(写真右)
文系の学部を卒業後、2013年に東京のITベンチャー企業にシステムエンジニアとして入社し、プログラミングを習得。その後、株式会社フルスピードにwebエンジニアとして入社。フルスピードでは、大規模な広告配信サービスの管理画面開発を担当し、サーバサイド(php)からフロントエンド(JavaScript)まで幅広い開発に従事。2017年11月に沖縄で起業し、株式会社Re:Buildを設立。開発で使用する技術はPHP、JavaScriptなど。
このお二人は以前、ギークハウス沖縄を取材したときに、お話し頂いたお二人ですね!もう、おきマグ準レギュラーの資格を授与しましょう!(シロマ判断)
さて、現役のエンジニアの方からプログラミングを教えてもらえるメリットとしては、最新のトレンドやWeb業界のシステムなどを学べることだと思います。
授業の中の至るところで「実際に開発するときは、〜」というような言葉が出てきます。例えば、プログラミングのルールで複数の書き方ができるというときなどに、「書き方は〇〇と△△の2つがありますが、実際には△△で書くことが多いです。」とか「〇〇を使うのは稀です。」という風に、開発の現場でスキルを発揮できるような形で技術を教えてもらえます。
また、僕が受講している第2期のプログラミング教室では、中学生から社会人の方まで幅広い年齢層の方と一緒に勉強をしています。その中で、社会人の方は転職を目標に受講している方もいて、講師のお二人にキャリアの相談も積極的に行なっていました。
お二人とも移住者なので、移住されたばかりの方にとって非常に参考になるお話しが聞けるのではないでしょうか。
プログラミング教室の特徴その3 『学習の習慣を身に付けられること』
この特徴がこのプログラミング教室の最大の魅力だと思います。
講座の参加資格のひとつに、「月100時間以上の自習時間を取れること」という項目があります。自習を前提に授業が進んでいくのでこれくらいの時間が必要になってくるということが理由ですが、その裏にはさらに深いわけが。
エンジニアはどれだけベテランになっても、常に新しい技術トレンドをキャッチアップしてくことが必要です。その学習の継続のためには、スタートの段階で学習習慣の確立をする必要があります。
とはいえ、自分で決めたことを継続していくというのは、誰にとっても大変なことなのではないかと思います。そこもしっかりとサポートしてくれるのが、僕がこの教室に入ってよかったなと思う一番の理由です。
具体的には、
・自主学習管理の仕組みがしっかりとしている
・質問はいつでもOK!
という手厚いサポート。
僕の自主学習の記録です。100時間頑張りました!
自主学習管理シートを受講者みんなで共有していて、頑張っている人もなかなかできていない人も分かるようになっているので、サボらずに頑張れます。また、Slackというチャットツールを使ってリアルタイムに質問することができてすぐに解決できるので、挫折することを防げると思います。
サポートは十分な体制ですが、それはあくまで受講生のやる気があってのサポート。それなりの覚悟を持って応募することをおすすめします。
プログラミング教室の卒業生の声
卒業生の感想として、第1期を卒業した屋比久きよらさんにインタビューしてきました!
きよらさんは、サポーターとして講義中は受講生の分からないところをサポートしています。僕もお世話になりっぱなしです(笑)。
ところで、きよらさんがプログラミング教室を受講したきっかけは?
きっかけは就職活動ですね。もともと調理師になりたかったのですが、せっかく大学を出たならもっと色々な職業も考えてみようということで、自己分析を進めつつ「ものづくりがしたい」というざっくりとした考えで就職活動を始めました。
なるほど。「ものづくり」ならプログラミングもぴったりですね!そこでそれを選んだわけですね!
選んだというよりとにかく飛び込んだというのが近いかもしれません。自己分析をするにあたって、トポセシアのスタッフの方と面談をさせていただいたときに、CODE BASEを紹介してもらって。
それがなんとプログラミング教室が始まる2日前(笑)、 トポセシアのスタッフの方にも、「とりあえず行ってみなさい!」と言われて、その方からMacを借りての飛び込み参加です。
2日前?!確かに飛び込んだ感じですね!(笑)
本当にそんな感じ。 実は、お恥ずかしいことにコピペもできない中で、受講し始めたんです(笑)。 それをバイト先の同級生に笑われたことが悔しかったというのもエンジニアになってやろうと思ったひとつの理由かもしれませんね。
コピペができない人、初めてみました。なんか言葉が出ないです。
あ、今はできるから(笑)! でも、最初は何も分からなくって本当に辞めたいと思う毎日でした。
ですよね。コピペできない人にプログラミングは厳しいでしょ。
コピペ引きずりすぎだから。それでも辞めなかったのは、今の自分と同じように受講生をサポートしてくれる役割の先輩がつきっきりで教えてくれたからだと思います。本当にありがたかったですね。
そういう状況から今も続けてるのってすごいですよね。
今はISUCONというプログラミングの大会に出るために勉強していて、今も勉強し始めた頃も、「理解できた!」っていう時の気持ち良さがあるからできているのかなと思います。
でも、まだまだ外発的にプログラミングをやる理由を作って勉強を継続していきたいということで、大会に出ることも決めました。
とにかく続けるために工夫や気持ちを自ら作っていくっていうのは、すごく重要ですね。
本当にそれは重要なことですね。サポートをしていても思うことですが、受け身で学ぶよりも、恥をかくつもりでどんどん質問して、能動的に学んでいける人の方が、プログラミングに向いていると思います。
なるほど。まだ受講中ですが必死で勉強することが大事ということは先輩方からも伝わってきます。
今受講を検討している方にも伝えたいことですが、適当な理由で受講すると継続は難しいのかなという風に思います。「絶対にこれを達成するぞ!」というような目標がある人がいいと思います。私の場合だと、「このスキルで就職してやる!」という気持ちで必死にやっているから継続できていると思っています。
やっぱり継続が大事なんですね!
移住者である管理人とエンジニア2名によるプログラミング教室、沖縄でチャレンジしたい方にオススメ!
以上、受講1ヶ月時点での僕目線でCODE BASEのプログラミング講座をご紹介しました。最後は、こんな人にオススメというポイントとシロマが身につけられたことをまとめてご伝えしてお別れです💪🏻
こんなあなたに全力でおすすめ!
■Webの技術を本気で身につけたい人
転職や就職などの目標や作りたいものがあるという人には、特に受講をおすすめします。今のプログラミングやWebの知識よりも、やる気の方が重要なのは間違いありません。
■集中できる時間をとって取り組める人
片手間でなんとなく受けてみようという人にはオススメできません。月に100時間の自主学習をやる必要がありますし、講義についていくには実際にその量をこなさないと厳しいです。なので、時間をしっかりと確保できる人にオススメ!
■これまでプログラミングに挫折したことがある人
これまでプログラミングに挫折した経験がある人でも、学びやすい環境のもとなら理解できると思います。僕のようにほとんどプログラミングやWebについての知識がなくても、基礎から教えてもらえるので、理解しながら進んでいけます。
シロマはこんなことが身に付きました!
■学習習慣の確立
毎日の自習時間を記録しているので、それをきちんとこなしたいために学習習慣が身に付きました。今では、プログラミングを勉強できなかった日の方がなんだか違和感があります(笑)。
■プログラミングやWebの基礎知識
この教室に通うまではどこにプログラミングを書けばいいのか分からなかったり、インターネットの仕組みが分からなかったりという状態でしたが、基礎から勉強できたのでそれをベースに新しい知識も学びやすくなりました。
■コミュニティに入っていけた
同じ受講生のみなさんや講師の方と繋がれたおかげで、いつでも相談できる環境になりましたし、何より互いにモチベーションを向上させられるので学びがより継続的なものに。プログラミングは、一人で勉強するよりも誰かと勉強した方が身につくと思います💯
得られるものは人によって異なると思いますが、僕の場合はこんな感じ!興味のある方は僕と一緒にプログラミングを学んでいきましょう🎵
今回ご紹介したCODE BASEのプログラミング教室第3期生を募集中!
さらに磨きがかかったプログラムで、楽しく本気でプログラミングを学べること間違いなし。応募者多数だそうなので、受講希望・検討中の方はお早めに応募してくださいね!応募締め切りは6月15日まで。
詳細はこちら↓
https://peraichi.com/landing_pages/view/codebase