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沖縄そばのルーツはラーメン?宮古そば、八重山そば、大東そばのとの違いから、各地の人気店まで、その美味しさと魅力に迫る!

金城 辰一郎

2017.09.27

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「そば」と聞いて何を連想しますか?沖縄だとほぼ全ての人が、「そば」といえば蕎麦粉で作ったそばではなく「沖縄そば」を連想するでしょう。

それは沖縄を代表する郷土料理であり、ご存知の通り全国に多くのファンを持つソウルフードです。沖縄では日常的に食べられる料理であり、訪れる観光客も沖縄そばを食べないで帰られる方はほぼいないのではないでしょうか。

沖縄には約330店舗もの沖縄そば屋が存在し、1日に15万食以上消費されるなど、まさに県民の主食と言っても過言ではない定番料理です。タコライスも沖縄料理としてメジャーですが、それ以上に沖縄そばのほうが圧倒的に多く食されます。

うちなんちゅはそれぞれ自分なりのお気に入りの沖縄そば屋さんがあり、「どこのそば屋が旨いか」など熱く語りあうこともしばしば。最近では沖縄の吉野家限定でサイドメニューに沖縄そばが追加されるなど、全国チェーン店も県民の特性に合わせ始めてきています。

沖縄県民の胃袋を満たし続けてきた沖縄そばですが、県外の方にとってはラーメン、うどん、日本そばと言った麺類と具体的にどう違うのかわかっていない方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は沖縄移住検討者の方のために、沖縄そばのルーツ、種類、人気のお店などをお伝えしていきたいと思います。沖縄そばの奥深い魅力をどうぞごらんあれ。

沖縄そばとは?ラーメンやうどんとどう違う?

soba_沖縄生麺協同組合サイトより引用

沖縄そばの麺について

沖縄そばとは、小麦粉のみで作られた麺を豚骨やカツオ節を使ったダシ汁で食べる料理です。そばと言ってもその麺には蕎麦粉は利用しません。その代わりラーメンの麺を使う時に使う「かん水」を使って麺が作られるため、ラーメンとうどんの麺のちょうど中間のような歯ごたえが楽しめます。

かん水とはアルカリ塩水溶液のことですが、戦前は手に入りにくかったため、灰汁(はいじる)と呼ばれるガジュマルを燃やして出てきた灰を水に溶かした上澄み液が代用として利用されていました。その天然のアルカリ水、灰汁を使った沖縄そばを今では「木灰(もっかい)そば」と言いいます。

沖縄そばのダシ汁について

そしてそのダシは豚骨とカツオダシが使われ、透き通った薄味のスープが主流です。沖縄そばが登場した明治ごろは豚骨ダシに醤油を使った色が濃いスープが主流で今の醤油ラーメンとかわらないものでしたが、徐々に沖縄独自の改良が重ねられ、カツオや塩が効いた色の薄いスープに変遷していきました。どちらかというとうどんや肉そばの汁に近いと言えるでしょう。

東南アジアでよく食べられるフォーなどのように、熱帯の気候に合わせて、あっさり味へと変化していったことがうかがい知れます。

沖縄そばのルーツは「ラーメン」?その発祥から県民食になるまで

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沖縄そばはいつ登場した?

小麦粉が一般にも使われるようになった明治以降が、沖縄そばが本格的に登場した時期となります。はっきり記録として残っているルーツはズバリ、明治35年(1902年)の琉球新報の広告。そこに「清国人を雇って支那そばを売りだした」という広告が掲載されました。「唐人そば」と呼ばれる店だそうで、住所は今の那覇市警察署下りあたりにあったとのことです。

その後明治38年、そこで修行をしていた比嘉牛(女性)さんが独立し「ベェーラーそば」という競合店を構え、卵焼きやヒラヤーチーを載せるなどしてオリジナル以上の人気を博したそうです。その2年後には那覇の遊郭地域、辻に宮崎県出身の福永さんという方が中国人と共に「観海楼」という支那そば屋をオープン。「ベェーラーそば」と「観海楼」は新聞広告を出し合うなどして、激しく競合しあっていたという記録が残っています。

この2店を皮切りに街中にはそば屋が増え、沖縄流の改良がなされながら人々の間で気軽に食べらえるようになりました。「沖縄そば」の「そば」はラーメンを表す「支那そば」から来ており、意外にもラーメンをルーツに持つ料理と言えます。

醤油ラーメンをうちなんちゅなりに改良してあっさり味とし、時代と共に三枚肉、沖縄かまぼこ、小ねぎ、そして紅しょうがやコーレーグスが加えられていくことで今私たちが食べる沖縄そばになっていったのです。

沖縄そばの普及について

戦前には今の形となっていたと言われる沖縄そばですが、それを提供するお店は沖縄戦によって全て消滅してしまいました。しかし、米軍占領下で小麦粉が出回るようになり一気に普及が進みます。なかでも戦争によって夫をなくした女性たちが生活のために沖縄そば屋さんを多数オープンさせたと言います。そのころから木灰ではなく、かん水が使われ、ダシ汁もお店独自に工夫が凝らされるなどして県民の軽食として人気を博していくのです。

ソーキそばの登場、そして各地で独自展開される沖縄そば

IMG_3927 (1)写真はソーキそば発祥のお店と言われる名護市にある我部祖河食堂です

戦後、米国占領下にあった沖縄では、1972年の復帰後まで幸か不幸か本土のラーメン人気の影響をそれほど受けずにきました。そういった背景もあり独自の麺文化が進み、復帰前にはもう麺料理としての「沖縄そば」が確立していたと言います。そして1975年にはかの有名な「ソーキそば」が誕生し、沖縄そばの看板メニューとなりました(単にソーキを乗せただけですが..笑)。

ソーキそばの人気をキッカケにゆし豆腐、野菜炒め、ヨモギ、豚足などの具のバリエーシェンが広がるようになりました。さらに宮古・八重山諸島、そのほかの離島へもこのタイミングで広がっていったと言います。離島への展開は意外と最近なんですね。

「沖縄そば」という名称が使えなくなる危機を乗り越え全国に知れ渡る郷土料料理へ

ソーキそばが誕生した翌年に沖縄そばに大きな危機が訪れます。

全国生麺類公正取引規約に「そば」の名称の定義とは、「蕎麦粉を30% 以上使用していること」とあり、蕎麦粉を一切使わず小麦粉だけでつくる「沖縄そば」は、「そば」とは呼べないと公正取引委員会から指摘が入ったのです。

長年愛されてきた呼称が使えなくなるピンチに沖縄生麺協同組合は一致団結し、東京へと何度も足を運ぶ交渉を行うことでなんとか無事、1978年10月17日に「沖縄そば」の呼び名が許されました。

この交渉がうまく行かなければいまごろ、「沖縄ラーメン」と呼んでいたかもしれませんね。この認可を記念して10月17日は「沖縄そばの日」となり、この日は特に沖縄そばの消費量が多くなります。

各地で食される様々な種類の沖縄そば

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沖縄という土地で独自に進化してきた沖縄そば、各地域ごとにさまざまな特徴が挙げられますが、まず特筆すべきはその麺についてでしょう。

沖縄そば屋さんに行って驚かれることが多いのが、その提供スピードの速さ。中では注文から1分以内に提供されるという脅威の速さをおつお店も!笑

沖縄そばが出てくるのが速いお店選手権-けんぱーのすばやー-

そのスピードが実現できるのは先に麺を茹でて置いておくから。注文がきたら器に麺を入れ、スープを注ぎ、具材を盛り付けるだけで提供ができます。

このように多くの沖縄そば屋では茹でたての麺ではなく、茹でたあと扇風機などで自然冷却をし手で油を染み込ませて置いておくスタイルが多く見られます。冷蔵庫がない時代、麺を長持ちさせる工夫ですが、これにより独自の食感とあのちぢれが実現されているのです。

これが伝統的な沖縄そばの麺ですが、今ではラーメンと同様、生麺スタイルで注文があったら茹であげて提供する沖縄そば屋さんも多く登場しています。

特徴を挙げるとすると前者が固めの麺でブチッと切れる食感に対して、後者はプルプルで喉越しのよい麺言った具合でしょうか。個人的には後者の麺のほうが好きですね。本島内で提供される沖縄そばの麺はこの2つに分けられると覚えておくといいでしょう。製麺所から麺を仕入れている麺を使っているところは前者、自分たちで麺を手作りしているところは後者の印象がありますね。

IMG_0919 (1)これが自家製による生麺の沖縄そばです。

それでは今度は離島から発祥した沖縄そばを、八重山そば、宮古そば、大東そばの順番でみていきましょう。

八重山そばについて

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どの地域?

石垣島、竹富島、小浜島、西表島などを指す地域を八重山と言います。

麺について

八重山そばの麺は断面が丸く細くて、それほどちぢれていないのが特徴です。中にはウコンで黄色く着色されたものも。一方生麺ではなく、従来の製法どおり茹でた後に油処理を行われているためプルプル感はそれほどありません。

スープについて

スープはどちらかというと豚骨のだしが主体で、ほんのり甘みのあり濃いめの味付けが多い印象です。

具材について

具は沖縄そばのような豚肉の三枚肉ではなく、醤油で煮染めた豚の赤身肉が細切れになっているのが特徴で、カマボコを細切りになっているお店が多いです。また紅しょうがはあまり用いられずに、ピパーツ(島胡椒)という香辛料を入れて食べる傾向があります。

八重山そばの人気店

ジュネ(那覇市美栄橋)

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沖縄本島で食べらえる本格的な八重山そばです。店内は喫茶店の雰囲気で戸惑うかもしれませんが、ちゃんとした美味しい八重山そばがでてきます。ほんのり甘みが感じられるスープをぜひご堪能ください。

住所:那覇市前島3-9-21
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47000624/

明石食堂(石垣市)

石垣島で最も人気の八重山そば屋さんです。空港から30分近くと決して近くはない場所にあるにもかかわらずお客さんが絶えない人気店。その期待を裏切らない美味しさです。特にとろとろのソーキは必食ですよ。

住所:石垣市伊原間360
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4705/A470501/47000038/

久夏世(石垣市)

元石垣市長内原英郎氏の奥様内原スエ氏(現在は引退)が、次男夫婦のすすめでともに80歳で始めたというお店。スープは豚骨ベースに鰹出汁が効いた、王道の八重山そばらしいすっきりとした味わいです。

住所:石垣市字石垣203
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4705/A470501/47001361/

宮古そばについて

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どの地域?

その名の通り宮古島を発祥とする沖縄そばです。オトーリという風習がありお酒が強い人が多いことでも有名です。

麺について

こちらも縮れがなく、油処理した茹で置きの麺が用いられますが、平麺が主流となっています。

スープについて

とてもあっさりした味付けとなっており、本島でもこの宮古そばのあっさりした味付けを
取り入れるところが増えてきているといいます。

具材について

基本的なトッピングは三枚肉とかまぼこですが、宮古そばの面白い特徴が麺の下に具が隠すということ。

近所の目や年貢の取り立てに対抗しようと「具も載せられないくらいに貧しい」という風に見せようとしたと言われているなど、狭いコミュニティ特有の切ない歴史を感じさせられます。具の表面が乾かないようにするためという説もありますが、人頭税が厳しかった宮古島ですので、前者の説が有力かもしれませんね。

そして調味料として「カレー粉」が置かれているといいます。ちょっと謎ですが、合いそうですね。

宮古そばの人気店

古謝そば(宮古島市平良)

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昭和7年創業の老舗、宮古島で1,2位を争う人気店。スープはあっさりしているものの飽きのこない上品な味で、地元の島人からも根強い人気があります。スープに絡みやすい、しっかりとした歯ごたえのある麺は併設している製麺所で作られています。そのオシャレで落ち着ける店内も魅力です。

住所:宮古島市平良字下里1517-1
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4705/A470503/47000106/

丸吉食堂(宮古島市城辺)

平良市内から少し離れた所にあるにも関わらず、いつもお客さんで一杯の人気店。ニンニクがきいたスープはコッテリしているけれど、けしてしつこくない。柔らかく煮込まれたソーキも絶品。食後にもらえる黒糖アイスキャンディーも素朴な美味しさ…と一度訪れると、何度も幸せになれるお店です。

住所:宮古島市城辺字砂川975
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4705/A470503/47000103/

どらえもん(那覇市)

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那覇市内で本格的な宮古そばを味わうならここ!麺の中から、ひょっこり具が現れる宮古そば。その様子が、未来の発明品がひょいっと出てくるドラえもんのポケットみたい…という理由で名づけられた面白いお店です。国際通り沿いにありますので、立地もバツグンです。

住所:那覇市久茂地3-2-17
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47000046/

大東そばについて

どの地域?

沖縄本島の約400km東方(宮崎県の真南)に位置する南大東島を発祥とする島となります。

麺について

木灰汁と海水で練った麺は、麺は太く不揃いで、縮れが強いのが特徴です。麺は平打ち縮れ麺でコシがしっかりと感じられます。

スープについて

スープは鶏ガラ、豚などの動物系にカツオ出汁を合わせた塩味がギリッと立つ、塩分濃度がやや高めな沖縄そばといったイメージです。

一方、スープは豚とカツオを使用したあっさりとやさしい味つけのものもあり、一概にこれと言った定義はないようです。
 

具材について

一般的な沖縄そばと変わらず三枚肉とかまぼこがメインですが、合わせて食べたいのが大東名物「大東寿司」。醤油ベースの特性タレでサワラを漬け込み、甘酢めしで握った味わい深いお寿司です。

大東そばの人気店

元祖大東そば

那覇市内でも珍しい大東そばと大東寿司が楽しめるお店です。自家製のちぢれ太麺にあっさりカツオベースのダシが相性ばつぐん!麺がかなり太くコシがあるのが特徴。亜熱帯植物の灰汁(の上澄み)と南大東の海洋深層水で練り上げられた麺と鶏ガラと豚のあっさり味で整えたカツオだしをベースに使用したスープが食欲をそそります。

住所:那覇市牧志1-4-59
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47000067/

その他にも与那原そば、山原そば、首里そば、那覇そばなどさまざまな名称がありますが、上記のように際立った特徴はありません。おそらく地名の名前を冠したお店の名前がジャンルとして認識されていったと考えられます。

地域別のご紹介!沖縄そば人気店

以上、離島で独自に発展した沖縄そばを紹介しましたが、もちろん沖縄本島にも美味しい沖縄そば屋さんはたくさんあります。たくさんのオススメがあり、ここでは紹介しきれないほどですがその中でも厳選した10店舗を地域別にまとめてみたいと思います。

どれも客足が絶えない人気店、あなたのお好みの沖縄そばはありますか?

南部で人気の沖縄そば

1.てんtoてん(那覇市)

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食べログ沖縄そば人気No.1の名店「てんtoてん」!開店前からお客さんが並ぶほどの人気店です。

人と人とを結ぶ、そんな出会いを大切にする気持ちを込めてつけられた「てんtoてん」は、那覇市識名の住宅街にあるおそば屋さん。

まずお伝えしたいのがその外観、思わずビックリすること間違いなし。一軒だけ草木に覆われた異様な建物が…看板も草木に覆われていて思わず見逃してしまいそうですが、ここが名店「てんtoてん」です。

中に入るとこれまたビックリ、外観からは想像がつかないほどスタイリッシュで広々しているナチュラルな空間が広がります。メニューは、木灰すばと古代米おにぎりのみ!

素焼きのどんぶりで運ばれてくる生めんの木灰すばはカツオと (あぐー) 豚ベースのダシ。木灰でていねいに練られた麺は油をまぶさない生麺でコシが強く、プリプリと弾力があり口の中で軽やかに踊り出しますよ(笑)。

カツオのだしが効いたスープは味の輪郭がくっきりとしていて、甘めに味付けされた肉との組み合わせも絶妙です。「木灰すばは、木のエネルギーを含んだ高貴なおそば」と話す女将さんの手作りのこの「すば」、食べているとどこかホッと落ち着きます。

住所:那覇市識名4丁目5−2
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470101/47000049/

2.てぃあんだー(那覇市)

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「てぃあんだー」の沖縄そばを一言で表すなら、「手間とこだわり」。麺やダシ、コーレーグースまで全部手作りするほどのこだわりです。美味しい沖縄そばを追求する姿勢を一杯で味わうことができる、沖縄そばを語る上で外せないお店です。

いくつかの種類の無漂白の小麦粉をブレンドして手打ちで練り上げた、特製麺と、手打ち麺にヨモギを練りこんだ香り高いフーチバー(ヨモギ)麺の2種類があります。どちらも通常の沖縄そばの平打ち麺と八重山そば、宮古そば風の細麺の2種類を選べますよ。

スープは透き通っていて、鰹ベースに塩味がきいたあっさりダシ。豚骨がベースでこってりとしたスープが多い沖縄そばですが、ここのスープはあっさりとしていてクセがないので誰にでも愛されるような沖縄そばに仕上がっています。

また、通常の沖縄そばは麺に油をまぶしていることが多いのですが、ここの麺は油をまぶしていないので、スープのあっさり味を邪魔せずに、麺の小麦粉やフーチバーの香りを楽しむことができます。

住所:那覇市天久1-6-10
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470103/47001053/

3.いしぐふー(那覇市)

Oki Hideakiさん(@0kb0y)がシェアした投稿

琉球放送が企画した沖縄そばの人気コンテストで見事初代チャンピオンに輝いた沖縄そば屋さんです。ここの特徴はご覧のとおり大きな玉子焼きのトッピング!

べェーラーそばに代表されるよう、昔の沖縄そばには必ず玉子が乗っていたそうで、肉やソーキが加わったのは実は戦後から。いしぐふーでは「沖縄そばの原点」に戻り、本来の沖縄そばを食べてもらいたいという想いのもと定番の豚肉ではなく、玉子焼きを乗せているそうです。

強い「コシ」と「つるつる」した食感がウリのオリジナル手揉みそばは他の沖縄そば店では味わえない美味しさ、すべて手づくりのため1日に約100食しか作ることができないとのこと、そして一番のこだわりがあぐー(アグー)をダシに使用した贅沢なスープ。

全体的には薄味ですが、深い、深い味わいが楽しめるスープでこれまで食べたどの沖縄そばとも違うどこか塩ラーメンの風味。これが本当にコシのある麺とあい「沖縄そばの革命児」とも評される所以であると感じます。別皿で用意されるカラシ、ワサビを付けて食べる炙りソーキも絶品ですよ♪ 暖簾分けのお店がいくつかあるのですが、浦添城間にあるお店も絶品です!

住所:那覇市具志3-21-5
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4701/A470103/47001098/

4.南部そば(糸満市)

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地元民にも観光客にも大人気の「南部そば」です。なんと言ってもここのウリはツルツルぷるぷるモチモチの自家製麺。「自分自身が一番おいしいと思えるスープ」と妥協のないこだわりスープともよくあうだけでなく、もう一つの南部そばの定番「てびち」との相性もバツグンです。

写真を見てもわかるようこんな大きく綺麗なてびちは沖縄全土を見てもなかなかありません。秘伝の”タレ”でじっくりと煮られていて骨からもトロッととることができ食べやすさも◎です。

旨味とコラーゲンがたっぷり詰まっており、てびちが苦手な人にもぜひ一度食べて欲しい本気の一杯です。(個人的にここのてびちそばが全ての沖縄そばの中で一番好きです)。

特徴の異なる2種類の小麦粉をブレンドし手もみでちぢれさせるこだわりをもつ麺、そしててびちだけでなく、10時間以上煮込んだ出汁とカツオ節・てびちとソーキを煮込んだゆで汁を合わせた味わい深いスープも人気の秘訣です。

住所:糸満市潮崎町3-2-2
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4704/A470402/47002030/

5.屋宜屋(八重瀬町)

この「やぎや」を説明する上で、まず外せないのはお店の建物が国指定有形文化財だということ。沖縄中に古民家をアレンジして営んでいる飲食店はたくさんありますが、この「やぎや」間取りやヒンプン(家の門のすぐ前にある壁。目隠し、魔除け、風通りなどたくさんの役割がある)などが、昔の沖縄の建築様式をできるだけそのまま残してあり、本当の沖縄を味わえる空間になっています。

おすすめなのは、この「アーサそば」。沖縄で取れるアーサ(あおさのり)という栄養満点な海藻をふんだんに使った沖縄そばです。麺にアーサが練りこまれているだけでなく、トッピングとしてもたくさんのアーサが使われています。そのおかげで、風味高く美味しい磯の香りがより美味しい沖縄そばへと仕上げます。

住所:八重瀬町大頓1172
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4704/A470402/47001738/

中部で人気の沖縄そば

6.浜屋(北谷町)

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沖縄に数えきれないほどある沖縄そば屋の中でも上位の人気を誇る「浜屋そば」。ダイビングやサーフィンのスポット、海を眺める散歩コースとして、県内外で有名な宮城海岸近くにある人気の沖縄そば屋です。

麺を一口食べて、スープをちょっとだけ飲んでみるとやっぱり見た目通りシンプルで、豚骨のダシとちょっぴり香るカツオのダシが沖縄そば定番のうまさを感じさせてくれます。二口目からは、ちょっぴり七味唐辛子と紅生姜をトッピングしてみると、シンプルな美味しさを引き立ててより美味しく食べることができますよ。

スープと麺だけじゃなく、上にトッピングされた軟骨ソーキがこれまた絶品。時間をかけて丁寧に煮込まれているのか、身は程よく引き締まっていて軟骨部分はトロトロですごく美味しく仕上がっています。スープがシンプルな味わいになっている分、このソーキの味がよりはっきりと感じられて、ソーキ好きや初めてソーキを食べる人にオススメです。

住所:北谷町宮城2-99
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4703/A470304/47000013/

7.なかむらそば

1日7食限定!器からこぼれてしまうほどの三枚肉ボリュームがハンパない「なかむらそば」。麺にアーサーが練りこまれているアーサーそばもとっても美味しいですが、やっぱりここの名物はこの三枚肉そば!食べ応えある三枚肉は箸でほどけるほど柔らかく煮込まれていて、口の中に広がる旨みは美味。細めの麺はこってりスープとよく絡みます。

三枚肉とは沖縄そばに3枚肉が入っているということではなく、豚バラのことで沖縄では豚バラを三枚肉と言います。沖縄ではスーパーなどでも皮付きの豚バラ肉を販売しています。その皮と赤身、脂身が3層になっていることから三枚肉と呼んでいるんですよ。

沖縄でも滅多にみることができないサイズの三枚肉をみることができるのがこのなかむらそば、ソーキよりも甘めの味付けて食べ応えがあります。スープは三枚肉の味が染み出たのか、他のそばよりも甘くなっていますね。立地もすごくよく、目の前は海!オーシャンビューを見ながら頂く沖縄そばは最高ですよ。

住所:恩納村字瀬良垣1669-1
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4703/A470303/47000123/

8.新山食堂(浦添市)

今回ご紹介する「新山食堂」は、大正12年創業で、今年で94年目になる名護で生まれた新山食堂は、沖縄戦にも負けずに、現在までにいくつかの店舗を出店しながら味を守り続けてきました。なんと今回ご紹介している港川店の店主は3代目になるのだそうです。

もともと名護にある店舗には、昔から名護に行くたびに新山食堂の沖縄そばを食べてから帰るという人が大勢いるほどの人気ぶり。中には、この沖縄そばを食べるためだけに那覇から名護まで行く人もいるのだとか。もちろん港川店でも、変わらない味を守り続けて営業しています。

気になる沖縄そばのお味は、やんばる豚とやんばる鶏からダシをとったあっさりスープ。コクがありつつもあっさりのスープで、好き嫌いなく味わえます。新山食堂が始めたと言われる名護の平麺も健在。多くの沖縄そばが中太麺なので、珍しい味わいを楽しめます。

住所:浦添市港川2-12-5
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4703/A470404/47015168/

北部で人気の沖縄そば

9.きしもと食堂(本部町)

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本部町渡久地にある創業明治38年名店「きしもと食堂」。麺にはつなぎとして、水に溶かした木灰の上澄みの液を使って、麺をこねていく昔ながらの木灰そばです。この強いアルカリ性の液により、麺にこしが出るんですよね。お昼は地元や観光客の行列ができる超有名店です。沖縄で1番並んでいるであろうお店です。

ダシは鰹節のパンチが効いていてやや濃いめの味。手打ちの麺は太くてモッチリした食感。また、上に乗っかっている肉はしょうゆベースの甘辛い味付けで、三枚肉(豚のバラ肉)は脂がとろっと口の中で溶けるほど柔らかいですよ。

住所:本部町渡久地5
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4702/A470202/47000068/

10.宮里そば(名護市)

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「宮里そば」の沖縄そばはカツオベースのあっさりダシ。あっさりダシで食べる人を選ばないというのも人気の理由の一つ。クセはないのにしっかりと味わいは深いため、誰がどんな時に食べても美味しく感じられるはずです。

麺は中太麺で、一般的な家庭で食べるような沖縄そば麺のイメージに近い感じですね。硬さは、歯ごたえが強めにあり伝統的な沖縄そばらしさを感じられます。

沖縄そば屋さんの特徴にもなるトッピングは、どの沖縄そばにも昆布が入っているのが宮里そばの特徴。ソーキそばを注文してソーキと一緒に昆布を食べると、少し「ソーキ汁」に似たような味わいになるのも、楽しみ方の一つ。三枚肉は柔らかく丁寧に煮付けられ、ソーキはしっかりとした歯ごたえを味わえますよ!

住所:名護市宮里1-27-2
WEB:https://tabelog.com/okinawa/A4702/A470201/47000154/

沖縄そば、食べたくなりましたか?

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沖縄そばが好きすぎるあまりものすごい文量になってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。

そのルーツを「支那そば」に持ち、卵焼きのみのトッピングからどんどん派生して行ったのがおわかり頂けると思います。そばじょーぐー(沖縄そば中毒)という言葉もあり、沖縄における沖縄そば愛は本土の人が思っているよりも強いものと考えていいでしょう。

最近では沖縄でも本土に負けないクオリティのラーメン屋さんも増えていますが、元フレンチシェフの島ナイチャーである中村さんのEIBUNに代表されるようなモダンなスタイルの沖縄そば屋さんも出始めてきています。

移住者や観光客も右肩上がりに増えていますし、これから沖縄そばも本土や世界の食文化と融合していきながら、さらなる進化を遂げていくのが楽しみです。沖縄を代表するソウルフードとして、ラーメンや寿司のように世界中で食べられる日もそう遠くないかもしれません。

沖縄そば好きの方は、ぜひシェアをよろしくお願いいたします🍜

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