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【#残したい沖縄 リレーエッセイVol.4】さまざまな“青”がまじりあう世界

安永明日香

2019.06.26

沖縄に行ったら何をするの?」というわたしの問いに彼女はこう答えた。
なにもしないをしにいくんだよー」という言葉に曇りかけていたわたしの目がキラリと光り、胸が高鳴るのがわかった。

思わず、連れて行ってほしい!と頼んだ。

ニコリと笑う彼女はとても嬉しそうだった。

沖縄へ行く。ただそれだけのことなのに、人をこんなにも笑顔にすることのできる場所とはいったいどんなところなんだろう。ワクワクが止まらなかった。

 

空港から出たあの瞬間・・。時間が止まったかのように感じる、この感覚はなんなんだろうか。何度行っても感じるから不思議だ。

一瞬にして沖縄に包まれる。

まるで、コーヒーを飲みながら消えそうな焚き火に薪を足し夜空を見上げ、ただひたすら“なにもしない”時間を楽しんでいる時のキャンプとどこか似ている。

 

初めて目にした沖縄の海は、『宮古島』だった。コバルトブルー?エメラルドグリーン?こんなにもたくさんの“青”がまざりあっている海を見たことがなかった。

目を大きくひらき、口をあんぐりあけ、表現できる “青”を懸命に探すもでてこない。
すると隣から、「どお?これが宮古ブルーだよ」と得意げな声がした。

 

『宮古ブルー』
さまざまな青がまざりあう世界。

なんて美しいのだろう。海がグラデーションしてる?!
こんな海があるなんて。知ってしまったら知らない世界には戻れなくなっちゃうじゃんか。

沖縄をもっと知りたい。なんどもなんども飛んだ。行くたびに沖縄にとり憑かれるように。なんども飛んだのだ。

 

沖縄本土にいっても、石垣島久高島大神島、どこまでも果てなく続く神秘的な青が広がっていた。どこにでも青はあるけど、沖縄の青には特別な何かがある気がした。この地のなにが心惹かれる青を生み出しているのだろう。

 

物理的に言ってしまえば太陽光の青だけが水に吸収されないから。サンゴが死んでしまい砂になって海底が白く光り反射して輝いてるから透き通った青い海になる

それだけじゃない気がする。もっと何かあるんじゃないか。そんなことを思っていた何度目かの旅で、見かけた光景にはっとした。

 

観光地でもなんでもない海でゴミ拾いをする人がいた。ただの散歩だろう。手にはゴミ以外なにも持っていなかった。こういう小さな行動ひとつひとつが減っていくサンゴ、減っていく魚、それらを懸命に守ろうとしている。島の人たちが、海や大地を大切に守り続けている想いがあるからこそ沖縄に魅了されるのだろう。

 

記憶をカタチに残せる写真が好き
広大な自然の中で生きるコトだけに時間を使うキャンプが好き
大地を感じ、ゆったりと時が流れ、青く美しい海、微笑む人々が多い沖縄が好き

理由は全く違うものだけど、どこか繋がるわたしの好きなモノ。

 

ここ数年、観光客が増え続けホテルやショッピング施設が充実してきた沖縄。はじめて行った時に比べても外国人観光客も多くなっているのを肌で感じた。

それは大好きだった場所が観光客の行動によって、閉鎖されてしまったからだ。それは沖縄本土にある「備瀬のワルミ」。

 

2017年7月から陸路が閉ざされてしまった。備瀬のワルミに行くための小道は地元のひとの私有地だった。ゴミの投棄や私有地への無断侵入などの観光客のマナーの問題で閉ざされてしまったのだ。

「備瀬のワルミ」は、神が降り立った場所とも言われていて。ウミガメの産卵地としても知られている聖域なのに。どんな場所か知ってかしらずか、なんと悲しいできごとなんだとひどく心が痛んだ。

 

人の行動によって、未来は簡単に変わってしまう。良くも悪くも。何十年、何百年先も、この地が美しく人びとを惹きつけ恋い焦がれる地でありますように・・・。

 

2019年6月26日にRBCにて特別番組「おきなわMOSAIC」が生放送決定

おきなわマグネットが2019年4月から追いかけてきた「#残したい沖縄」プロジェクトではTwitter、Instagram両方で合わせて、5000以上のハッシュタグ「#残したい沖縄」を皆さんにご投稿いただきました。

それぞれ皆さんが残したいと思う沖縄の魅力をSNSで投稿していただいた内容を、2019年6月26日に放送される琉球放送(RBC)さんの特別番組「おきなわMOSAIC」にてご紹介いたします。

現代に生きる人々が、時代の変わり目にあって、何を大切にし、どのような沖縄を未来に残したいと願っているのか…

一人一人の思いをモザイクのように拾い集めて、新しい時代の「沖縄白書」を作るプロジェクト番組。新元号が発表される4月1日から投稿を募集し、6月26日のテレビ生放送に至るまで、琉球放送(RBC)では、テレビ・ラジオ・WEBで県内外、世界のウチナーンチュたちの「残したい沖縄」を紹介します!

ぜひお見逃しなく。

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