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「おばあだけのクリスマス会?!」沖縄の最北端!やんばるの小さな集落で行われていたクリスマスパーティが凄すぎた!!

鈴木 サラサ

2018.03.20

こんにちは、ライターの鈴木サラサ(@suzukisarasa)です。

そういえば、みなさんは2017年のクリスマスを過ごされましたか??

2017年のクリスマス前・・・・

「今年はどうしようかなぁ〜」と思っていたところ友達から「おばあだけのクリスマス会があるんだけど知ってる?」と言われ、その怪しくも魅力的な響きに誘われ参加することに・・・。行ってみたら想像を超えるクリスマスパーティが行われていたのです・・・!!!!

もうすっかり沖縄も暖かくなり、クリスマスなんて昔の話なんて思っている読者のみなさま、このとても魅力的な沖縄の最北部のクリスマスパーティーの模様をご覧になって、ぜひ今年のクリスマスの予定に入れてみてくださいね!!(9ヶ月後!!!!)

那覇から100km!国頭村与那の小さな集落へ

クリスマスパーティが開かれる国頭村の与那(よな)集落は那覇から約100km程北にあります。
約2時間で到着!(遠かった・・・)

ん〜・・・自然が豊かな集落という雰囲気です。
本当にここでクリスマスパーティやるのかな?!と思いながら歩いていると・・

 

むっ!!

 

むむっ!!!
よく見ると至るところにクリスマスのイルミネーションと思われる電球やデコレーションがされています!(希望が持ててきました)

 


そうして誘われた与那共同店。本日のパーティ会場です。

 

よく見ると大きなクリスマスツリーらしきものも!
こちらはリュウキュウマツの木で、杉の木よりも緑の発色がよく長く保てるそう。

与那はもともと林業の村なので、自分たちで山から木を切り出して毎年クリスマスから年明けまで飾っているそうですが、自然保護の観点から2017年が最後になるかもとのこと。

 


売店の中からも溢れ出るクリスマス感(サンタさんの頭だけの飾りが新鮮・・)

 


軽トラックの荷台を2つつなげてステージらしきものを製作中。このアイディアは斬新ですね〜!
おじい達が頑張って作業していました。

 


近くの道では道の両脇にある手作りのランタンの火を灯している様子。

 


ろうそくを砂で固定して、倒れないようにしています!与那の人たちは知恵があるな〜。

 

テントの中ではボランティアの大学生たちがお土産用のお菓子をラッピングしていました。
「おばあだけのクリスマス会」って聞いたけど、たくさんの人がお手伝いしている・・・??

 

おばあサンタが集まってパーティ開始?!

そうこうしているうちに、おばあが集まり始めました!
サンタ帽もしっかり被ってて可愛い!(しかも似合ってる〜!)

まずはおでんを食べながらゆんたくするそうです。(・・もう始まってる??)

 


おばあが食べているのはテビチおでん。
おばあ以外も500円で購入できます。風が出て少し肌寒くなってきたのであつあつおでんは嬉しい〜!

 

おでんの他にもやきそば&ピタパンセットという珍しい組み合わせのセットもありました!

 

私も早速テビチおでんをいただきます!でっかいテビチはプルプルで青菜のシャキシャキ感とよく合う〜!クリスマスパーティの限定メニューですが、これは今すぐにでもまた食べたい・・やみつきになる味でした。

 

おばあ達も美味しそうに食べています。
クリスマスの飾りに囲まれて、おばあ達がクリスマスの妖精さんに見えてきました・・。

 

だけどテーブルの上にあるのはおばあ達の大好きな焼き芋とおでん。なんだかほっこりするクリスマスパーティです。

 


ピースサインが決まってる85歳の城間さんは「クリスマス会が1年で1番の楽しみ!みんなが協力して手伝ってくれて、知り合いが集まるのも嬉しいね〜。与那には90歳以上の元気なおばあがたくさんいるさ〜」とのこと。

 

こちらの方々は与那のクリスマスパーティの為になんと東京からきたおばあ達!
千代子さん(写真左)は「サイパンから引きあげて沖縄に3年居たけど東京に移っちゃって。60年ぶりに来られて嬉しいわ」と感激している様子。

 

50年前に旅行で来たぶりというクニエさん(写真中央)は「青春の思い出を取り戻しにきたのよ〜!沖縄の進歩は感じるけど沖縄の人たちのあたたかいハートは変わらないね」と笑顔でお話してくれました。

60年ぶりと50年ぶり!スケールの大きさに驚きつつ人生の先輩方がクリスマスにはしゃいでいる姿はとっても素敵でした♪

 

「おばあだけのクリスマス会」の始まったきっかけを国頭村役場の大城さんに聞きました。

今回で7回目のこのクリスマスパーティは40〜50年ぶりに50代の若い区長に決まった時、年々減っていく子供達の出生率を見て「このままじゃ村がなくなる!」という危機感から「今何かしないと。人が集まるようなことを考えよう!」と考えたのが始まりだそう。

ちなみに去年まで「おばあだけのクリスマス会」「クリスマスコンサート」と2日に分けて開催していたのを今回から「おばあとおじいのクリスマス会&クリスマスコンサート」にしたそう。

理由の一つは「おじいがかわいそうだから」とのこと(笑)おばあのクリスマスとして始まったイベントが集落の人たちみんなが楽しめるイベントに年々進化しているんですね〜!

 

大学生たちからの素敵なクリスマスプレゼント

おばあ達もゆんたくで盛り上がってきた頃、若いサンタさん達がやってきました!
この方達は琉球大学と東京の順天堂大学の学生さんたち。
こんなに人が集まってくる与那のクリスマスパーティ・・・謎が深まります。。。

大学生サンタさん達からはアカペラで歌のプレゼントが。
これにはおばあ達も大喜び!学生さん達の歌に手拍子をしてノリノリです♪

 


あれっ?!おばあに紛れておじいの姿が!!!!トナカイに扮して参加しておる!!!!(笑)

 


学生サンタから更にプレゼント。道の駅で仕入れたらしき石鹸やお茶などをくじ引き形式で配っていました。

おばあが羨ましくなってきました・・。

 

闇夜に輝くヤンバルクイナ?!集落を彩るクリスマスのライトアップ

そんなこんなで辺りは暗くなってきました。ツリーのイルミネーションにも光が灯った様子!

 

今まで、私が見て来たクリスマスツリーとは一線を画すスタイリッシュなリュウキュウマツツリー。
今回で見納めかも?!とのことなので目に焼き付けときましょう。

それにしてもこの高さの木にライトをつけるのはなかなか大変な気が・・・

 

共同店の向かいの建物まで、ツリーからのイルミネーションが架かっていています。
建物の中にはサンタさんがぎっしり・・・この建物は一体・・。

 

集落を歩いてみるとクリスマス村にでも来たかのようなメルヘンな世界が広がっていました。やんばるの奥地とは思えない・・・!

おばあのクリスマスと聞いて、おばあが集まってチキン(もちろんやんばる鶏)にかぶりついてゆんたくしている位だろうと思っていたのですが、集落をあげてここまで本格的だとは・・

 

極め付けはこちらのガジュマルの木に施されたイルミネーション。なんだかわかりますか・・・??

チッチッチッチーン!

正解はヤンバルクイナでした〜〜〜!!!!!

目が赤いところまで忠実に再現されているクオリティの高さ(お見それしました!)しかも体にはハートマーク。
与那愛を感じずにはいられない。。

 

こちらは竹で作られた灯篭。
クリスマスツリーが彫ってある手作り感が可愛い一品。

 

しかしよく見ると・・・

 

『お礼とお願い』と題し、イルミネーション存続のための切なる募金のお願いが・・
そりゃあこれだけの規模のものを小さな集落で続けるのは大変ですよね・・。

 

心ばかしの500円を募金!来年も素敵なイルミネーションを見せてください!!

 

 

クリスマスライブと青い目のサンタクロース登場?!


共同店に戻るとどんどん人が増え、子供達がダンスを披露して会場を沸かせていました。

与那集落は子供の数が少ないことが1番の課題と聞きましたが子供達は元気いっぱいで仲良し!
ダンスのチームワークも抜群です。

 

ステージでは近くに住んでいる方とお知り合いがかけつけてクリスマスライブも!
クリスマスソングなのに合いの手が「あいやっいやさっさっ〜♪」!!(笑)

しかも絶妙のタイミングで曲に合っているところがすごい!!(笑)

 

おばあたちもノリノリで合いの手を入れております。どんな曲も沖縄風になってしまう与那マジック・・!!

 

さっきまで泡盛でゆんたくしていた方々もステージに!

沖縄の方って直前まで泡盛飲んでいても普通に演奏をこなすんですよね。。
三線の弾き方は体が覚えているのでしょうか。。

 

演奏の途中ですが突然のサンタさん登場!!!!!(えっ?!)

区長さんいわく「スウェーデン出身」とのこと。
本場からもサンタさんが駆けつける与那のクリスマス・・・
もはや意味がわからない・・・!!!

 

突然のサンタ登場に(しかも青い目)驚きつつも大喜びな子供達。
実はこのサンタさん、国頭村の学童クラブで英語を教えている方が、ボランティアで来てくれたそう。

 

もちろんおばあ達にもプレゼント!!サンタさん・・・私も欲しい・・・(2017年のクリスマスは来なかった・・)

 

与那に集まる方&移住した方インタビュー

こちらは沖縄大学の学生さんと地域社会学を教えている宮城能彦教授。
宮城教授が地域おこしで与那に関わっていることから、今回学生さん達をボランティアに連れてきたそう。

ちなみに東京からのおばあ達も教授の繋がりで与那に来たそうです。

 

こちらは東京の順天堂大学から来た2人。研究会つながりで参加したとのことです。

沖縄にはよく来るけど与那に来たのは初めてという小野さん(写真左)は「お年寄りが元気でまとまりがあるところが素敵。いつかは沖縄に移住したいけど、地域の人の役に立てる力を社会に出て養ってから来たい!」とのこと・・・

地域の人の役に立ちたい・・・そんな想いで移住を考えているとは・・眩しすぎます・・・!
ただ泡盛沖縄が好きで移住した私とは比べものにならない素晴らしい人材ですね!

 

沖縄に来るのも初めて!という近藤さん(写真右)は「初めての沖縄でディープな世界に来たな〜!と思ったけど人があたたかく居心地がいい。社会人になって落ち着いたらいつかは移住したいなぁ」とのこと!

沖縄移住を考えている若者がこんなにいるとは!
いつでも歓迎めんそーれ〜!!!!

 

実際に大阪から家族で移住した(家族は帰省中)という島袋さんにもお話をお聞きしました!

 

サラサ

どうして与那に移住したんですか?

島袋さん

父が元々沖縄の人で子供の頃からよく来ていたので漠然と「いつか沖縄に住みたい」と思っていたんです。沖縄で仕事探しをしていた時に国頭村で木工職人を募集していたのがきっかけで与那に住みました。

サラサ

与那に住んでみてどうですか?

島袋さん

田舎だと思っていたのですが、イベントも多いしこんなに元気のある集落だとは思いませんでした。与那の人たちはあたたかく迎えてくれ、子供の面倒もみてくれてすんなり溶け込めました。人も自然もいいですね。

島袋さんありがとうございました!小さな集落って人の結びつきが強いからそのぶん移住者は入りにくいのかなぁと思っていたのですが、これは朗報!イベントもたくさんあって楽しそうだし、狙い目かもしれません・・!!

 

まとめ

「おばあだけのクリスマスパーティ」は、集落を明るく盛り上げるためにたくさんの人が協力して集まって、子供も大人もおじいもおばあも楽しめる「与那のみんなのクリスマスパーティ」になっていました!

イルミネーションも本格的になっていき、今や県外からも参加者が来る一大イベントに。
おばあを囲むたくさんの人たちのあたたかい笑顔がすごく素敵でほっこりしたひと時を過ごすことができました。

大量の元気でパワフルなおばあサンタに、泡盛をたしなむおじいトナカイ、学生さん達の素敵な歌声に与那に集う人たちの演奏、集落に現れた青い目のサンタクロースに赤い目を光らせるヤンバルクイナ・・・。

おばあのゆんたくを想像して行ったら、想像を超えるワンダーランドが広がっていました!
2018年はどんなクリスマスパーティになるのでしょうか??是非ぜひ遊びに行ってみてくださいね〜♪