share:5
「はい。シーサー」
沖縄ならではのポーズから失礼します。
どーも。くいしんぼうライターの沖縄県出身・福島です。
ご覧いただいたのは国際通りの入り口にあるシーサーとインタビュー前で、少々緊張気味の福島。
本日、訪問する会社は国際通りから徒歩5分。那覇市のオフィスビルが立ち並ぶ久茂地に本社を構える「株式会社パム」(以下、パムに省略)。
皆さんは「たびらい」という旅行予約サイトをご存じでしょうか。
沖縄を拠点に、北海道・東京・福岡・鹿児島に支店を構え、各地の観光情報を現地から発信しているサイトで、なかでも「たびらい沖縄」のfacebookアカウントは62,000以上のいいね!を集めるなど多くの沖縄ファンに利用されています。
地域の魅力を発信することで、その地を訪れる人を増やし、地域経済の活性化に貢献することを使命に掲げるパムでは、全国から人材を採用しているそうです。
― パムは移住者が多いと聞きますが、県外出身者の割合はどのくらいですか?
お答え頂いたのは、採用担当の福岡県出身・橋口明日香さん。通称、はっしー。(ついつい、はっしーと呼びたくなる素敵な方です。)
パムはたびらいを始めとして複数のメディアを運営している会社です。関連会社も含めると社員が143名。現在、全体の約半数が県外出身者です。
内訳としては、関東が15%、九州が12%、関西が7%、北海道が5%、その他の地域が9%で残りの2%が台湾や中国の海外出身者です。
― なぜ、全国から沖縄へ人材を集めることができるんですか
大きく3つあると思います。1つ目は、仕事の質と量。沖縄と言えば、ゆったりとしたイメージが強いと思いますが、弊社の場合は首都圏と変わらず、バリバリ仕事ができますし、会社としてもそのような姿勢の方を歓迎しています。住みやすい生活環境で、仕事に打ち込むイメージですね。
2つ目は、現地主義。現地から地域の魅力を発信できるので、自分の地元や思い入れのある地域の活性化に携わることができます。
3つ目は、人材。全国から人が集まるので、特色ある魅力的なメンバーが多くいます。地域もバラバラですし、前職の業種・職種もバラエティーに富んでいます。様々な背景を持つメンバーが同じ目標に向かい、意見をぶつけあいながら、新しい発想が生まれ、目標を達成していく。そんな光景をよく見かけますね。
ほー。まさに、刺激の多い職場で、地域を盛り上げていきたいという方にはピッタリの職場ですね。ちなみに、本日は3名の県外出身者の方とお話しできると伺ったのですが。
ご紹介しますね。どうぞこちらへ。
3名に会うため、別室へ移動。
早速インタビューを進めていきます。
今回、この取材を引き受けて下さったのは、合谷さん・綾部さん・高田さん。
合谷拓樹(あいたにひろき):たびらい事業部 システムサービスチームWeb開発ユニット アシスタントマネージャー 神奈川県出身。
綾部智美(あやべともみ):たびらい事業部 コンテンツ集客チーム 編集ユニット 熊本県出身。
高田昌平(たかたしょうへい):たびらい事業部 コンテンツ集客チーム 編集ユニット アシスタントマネージャー 東京都出身。
― 県外出身者が沖縄の観光情報を発信する魅力とは?
沖縄に来て、2ヶ月ぐらいですが、感じるのは、沖縄県出身ではない、我々のような県外出身者の需要です。私の好きな言葉で「The difference makes the difference-違いをもたらす違い」という言葉があるのですが、沖縄出身じゃないからこそ、県内出身者とは別の視点で物事を見ることができ、新しい沖縄の魅力を発見することができると思っています。
私は人に教えることが好きなので、新しい発見を共有できることに、とても魅力を感じています。元々、大学の論文が「沖縄」をテーマにしており、それがきっかけで沖縄好きになり、以来毎年沖縄に旅行するようになりました。これからは現地の生活に根ざした視点から、より沖縄の魅力を深堀りしていきたいです。
私は東京出身なのですが、東京出身だから見えるポイントってあると思うんです。
私も綾部さんと一緒で沖縄が大好きです。だからこそ、現地に腰を据えて、沖縄の方とふれ合ったり、生活をすることで、ユーザーにとって、有益な情報を伝えられると思います。地元の方からすると、普通に感じられるようなことも、県外出身者から見ると、とても新鮮なんです。
― 観光情報を発信するようになって変わったことはありますか?
私の場合は、家族で「たびらい沖縄」に掲載されているスポットを回っています。なかでも海が好きなので、週末は沖縄本島のいろいろなビーチに出かけていますよ。子供がまだ小さい分、遊べる範囲も限られてくるのですが、そういった視点でスポットを見ていくと新たな発見が溢れています。例えば、「このビーチは岩場がごつごつしていて歩きづらい」とか「ネットは張っているけど、足元は注意したほうがいい」とか。
ただ魅力を発信するだけでなく、よりユーザー目線に立って、安心安全に楽しんでもらえるような情報も大切にしていきたいです。
私は、今まで登録すらしていなかったSNSを活用するようになりましたね。やはり、観光情報を発信する立場として、沖縄を訪れている方がリアルタイムでどういった場所を訪れ、何を食べ、どのように楽しんでいるのか、どういう情報が必要とされているかアンテナを張っています。また、自転車でどこまでも行きます!最近も往復40キロかけて、那覇市から中部の嘉手納まで行きましたよ。
自転車でどこまでも行けるなんて。ないちゃー(沖縄の方言で県外出身者)だから成せるわざですね。沖縄だったら、徒歩5分でも車に乗りますよw合谷さんはいかがですか。
観光情報を発信するようになってと言いますか、沖縄に来て変わったことはまず通勤時間ですね。東京で働いていた頃は、1時間半かけて通勤していましたが、今は30分です!この差は大きいです。そして、空が青い。沖縄だったら雨に降られてもいいと思いますね。
3人「カッコイイ!」
― でも、なぜ沖縄の魅力を発信し地域活性をしたかったのですか?
先ほどもお伝えしたように、毎年沖縄旅行をしないと落ち着かないくらいの沖縄好きで、いつか移住しようと思っていました。沖縄の景色や文化は本土とは大きく異なり、自然や海を眺めるだけで非日常を味わえ、ストレスが軽減されます。自分の好きな土地を盛り上げていける仕事というのはとても魅力的です。
やっぱり私も沖縄が好きだからというのは大きいですね。沖縄には20年前から旅行で訪れていましたし、娘が湿疹で悩んでいたこともあり、自然のある場所でのびのび育って欲しいなと思い移住を決意しました。
ただ、自分のしたいことは妥協したくなかったので、これまでの経験を生かして、世の中に役立てるような仕事を探した結果、パムに巡りあいました。
お2人ほど沖縄熱はなかったのですが、僕も4・5回は沖縄に訪れていましたよ。エンジニアとしてのキャリアを積んで、次を考えたときに地域活性に行きつき、首都圏ではない地方で働くということを考え始めました。岐阜や京都・福岡などの候補もあったのですがあえて日本の端っこから地域を盛り上げるのもいいなと思ったのと、パムの社長に惚れ込んだことが一番ですね。この方なら信用できると直感的に感じました。
― 移住を考えている方へメッセージをどうぞ!
あえて、マイナスなことを言うと、物価はそこまで安くないです。私が以前住んでいた北九州は家賃も野菜も安かったので、そこと比べると沖縄は高く感じますね。また、どこに行ってもご飯の量が多いので全部食べているとすぐ太ります!それをパクパクと平らげる沖縄県民がすごいです。また、仕事は、移住する前にきちんと見つけておくことをお勧めします。
私の場合は、今までとほとんど変わらない生活ができているので、生活を変えたくない方もいいと思います。加えて通勤時間の軽減や空の青さなどを加味すると、以前に比べて、ストレスが減りました。やはり、満員電車がないことは素晴らしいですね(笑)
私は以前、東京の都心に住んでいたので、沖縄に来て家賃は半額くらいになりました。家も広くなったし、駐車場もある。天井が高いし、空気もきれい。
ただ、車がないと不便ですね。あと通販がくるのが遅い!(笑)
私の場合は仕事の中身を変えたくなかったので、仕事探しは妥協をしませんでした。沖縄の気候や自然、流れている空気は確かにゆっくりで癒されるものだと思います。ただ、生活する上で必要なお金や仕事での充実感を得るためにはどうしたらいいのか、そして沖縄で何をしたいのか、今後のキャリアを見据えながら仕事探しをすることが大事だと思います。
― 最後に橋口さん。パムの求める人物像を教えてください。
沖縄の地で、沖縄や地方の魅力を発信する仕事をおもいっきりやりたいという未来のパートナーを募集しております。
今回ご紹介したエンジニア、WEB編集ディレクター職に興味がある方はぜひコーポレートサイトよりご応募ください。
http://www.tabirai.net/
たびらい沖縄
http://www.tabirai.net/sightseeing/okinawa/
パムコーポレートサイト
https://www.pam.co.jp/