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お母さんから嬉しい悲鳴!?裸足で遊べる泥んこ保育園!南城市の子育て支援センター「あおぞら広場」

みやねえ (miya-nee)

2017.02.22

宮古島の泥塗り伝統行事の「パーントゥ」に一度くらいは参加したいと、今回の記事を書きながら思いました。沖縄在住フリーライターのmiya-nee(みやねえ)です。

昨年、「2016 ユーキャン新語・流行語大賞」でトップ10入りした「保育園落ちた日本死ね」という言葉。匿名のWeb記事から派生して国会をも巻き込む大事態へと発展し、切実な保育園不足に悩まされるお母さんたちの声や保育士不足の問題を抱える保育園事情がクローズアップされました。

保育園のあり方を問題視する声が上がる中、ただただ子供たちの成長を願って保育士自らも成長できる環境をと地に足つけて踏ん張り続ける保育園もまた存在します。

沖縄にも、のどかな自然が溢れる広い園庭でののびのびと裸足で走り回る子供たちの姿を見かける保育園があります。

それは、沖縄県南城市にある『あおぞら保育園』。

1977年に開園した認可保育園で、2000年から南城市の子育て支援センター『あおぞら広場』としても利用されています。親子連れはもちろん、妊婦さんや家族連れでの利用も大歓迎!と南城市民以外でも利用できる無料の子育て支援センターだったのです。

南城市の子育て支援センター「あおぞら広場」について

認可保育園「あおぞら保育園」と子育て支援センター「あおぞら広場」は、理事長兼園長の仲原りつ子さんの高い熱量と強い信念で取り組んできた保育施設です。園長が25歳の時、自らの子育て経験で感じた疑問をキッカケに無認可保育園を開設し、その後、現在の地に移転して念願の認可保育園をスタートさせました。

埼玉県の保育園長・斎藤公子先生の著書「あすを拓く子ら」を熟読してその保育実績とノウハウに惚れ込んで埼玉の保育園に直接訪れたという行動力。その時、圧倒的な広さの3000坪の園庭を見て立ち尽くし、保育指導の一環や考え方に感銘を受け、粘り強くたくましい子供たちの姿にも魅了されたのだそうです。

その後、沖縄に戻ってから「あおぞら保育園」の園庭に泥んこの滑り台や大きなガジュマルで木影を作り、運動神経の発達を促す「リズム遊び」ができる広いホールを園舎に設置。現在は、背の高い竹馬や一輪車に乗って遊んだり、子ヤギの飼育や野菜の収穫を体験できたりと自然の恩恵や刺激を目一杯受けながら子供たちが存分に遊び切れる環境が整っています。

特に子供たちに大人気の「泥んこ滑り台」や「泥んこ遊び」はお母さんが悲鳴をあげそうな凄まじさ。全身泥まみれの我が子を見て、「楽しんでくれたのは嬉しいけれど。ああ、あとが大変だ……」と嘆く苦笑いのお母さんたち。

自然の中を裸足で走り回り、広々した園庭で遊戯や泥遊びもできる南城市の子育て支援センター『あおぞら広場』の見どころを紹介していきます。

木登りや遊具で遊べる!約1000坪の広い園庭

入口の門を入ると、さっそく遊具の遊び場が登場。よく見ると子供たちが裸足で遊んでいます。

約1000坪の園庭の奥にはボール遊びをする年長さん。敷地が広いのでいろんな遊びができ、小さな子供が遊べるアスレチックのような遊具もあるんです。

滑り台の隣には、木陰にもなる大きなガジュマルの木。実はこの木も子供たちに人気の遊具なのです。そんな証拠写真を入手したのでご覧ください。

うわー危ない!と叫びそうになりますが、ガジュマルの木を器用にしかも裸足で登っていく男子くん。見ているこちらがハラハラします。

放っておくと永遠に上まで登っていきそうな気配すらあります。お母さま方、見守りも大変ですよね。どうぞお達者で。

園舎も広かった!リズムあそびや給食体験もできる

園舎2階のホールでは、生演奏のピアノ伴奏付きで「リズム遊び」ができるんです。一度見たことがあって縄跳びを使ったり、踊って走リ回ったり、参加した子供たちは身体を動かすのが楽しくてしょうがない様子でした。

反射神経も必要な動きなので運動神経の発達を促す運動として人気があるようです。

●毎週木曜日の午前中限定。自由に参加できます(無料)。

屋外にプールを完備して夏限定で開放しています。ちなみに何歳から利用できるのか聞くと、お母さんも一緒に入れるので何歳からでも大丈夫!とのことでした。

●6月〜9月の毎週金曜日限定。自由に参加できます(無料)。

お母さんも一緒に参加できる事前予約制の「給食体験」は、現在予約が殺到中!毎回10組限定で和食中心の給食を食べられて、大人300円+幼児250円です。少し先まで予約で埋まっている人気っぷりがすごい。(右奥に写っているテーブルで食事ができます)

給食体験の配膳イメージ

●毎週火曜日限定。事前予約制です(有料)。

わんぱく坊主よ、集まれ!泥んこ遊びで泥まみれ

楽しそうな我が子を見て嬉しくない親はいないですよね。しかし、『あおぞら広場』の泥んこ遊びは、お母さんが悲鳴を上げそうなほど半端ない威力があります。

まずは、砂と泥の違いをご覧ください。

こちらが、砂場で遊ぶ子供。

こちらが、泥遊びする子供。

泥の威力ってすごい。

ここからはイメージ写真として「泥んこ遊び」の破壊力をお楽しみください。

小道具を持ち出して泥水をすくい始める子供たち。何を作ろうとしてるのか、どう遊ぼうとしてるのか全くイメージできません。

子供たちの人数が増えていき、徐々に泥遊びがエスカレートしていきます。

めちゃくちゃ楽しそうな笑顔ですが、洋服は泥にまみれています。

うわ。全身泥水に浸かる子供まで出てきました。ここはプールじゃありません。

顔に泥が跳ねても全く気にしてない様子。子供たちの集中力が高すぎです。

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最後はこんな状態に仕上がっていました。

遊び終わった後のことは、ご想像にお任せします。泥まみれになった服のあらゆるポケットや縫い目から泥が出続け、衣類の洗濯が一番大変だったとだけ聞いています。

ちなみに屋外の水シャワーなら自由に利用できますが、温水は出ません。

南城市の子育て支援センター「あおぞら広場」の利用方法

入口の門を入って遊歩道を進んでいくと奥に園舎があります。

初めて利用する方は、園舎の右側にある事務所で利用者表を書いて手続きします。その後、書類用の親子写真を撮影してもらえます。2度目の来園からは、下駄箱の上に置いてあるノートに名前や住所等を記入するだけで受付終了。

「支援センターを利用するのは手続きが面倒だし、何だか自分にはハードルが高い……」と思っているお母さま方。『あおぞら広場』なら誰でも気軽に利用できるし、何といっても手続きが簡単です。

「えっ!?誰でも気軽に利用できるってなんか不審者とか心配……」と思われたお母さま方。

園長さん曰く、「広い園庭は柵などの視界をさえぎるものがないので、外遊び中は常にスタッフがついて目を光らせています。保育園という場所に似つかわしくない人が歩いていると、とにかく目立つんですよね。笑」

なるほど。確かに黒尽くめの服やスーツ姿のサラリーマンがいたら違和感ありますね。

わんぱく坊やに手を焼いてお困りのお母さま方。

大暴れしたいわんぱく坊やたちを自然の中に解き放してみませんか。親御さんの見守りは必要ですが、安心して遊ばせられます。

ここは子供たちの楽園か。

いいえ、ママたちの楽園かもしれません。

屋外の席は、空いていれば休憩兼ねて自由に使えます。ママ友仲間でお弁当を持ち寄れば、素敵なピクニック日和になりますよ。

園長の仲原りつ子さんは、先進国の保育を視察して回った経験もあり、高い熱量と信念で子供たちの育成に取り組んできました。0歳からの保育がいかに大切なのか、また5歳児保育にも積極的に取り組み、子育てに悩むお母さんたちの相談も受付ています。

ここに来れば、子育ての相談ができる。

ここに来れば、ママ友ができる。

ここに来れば、我が子の友達も増える。

そして、ピクニック気分で家族連れでも遊べる。

南城市の子育て支援センター『あおぞら広場』は、誰でも気軽に参加できる場を提供したいと、0〜5歳児の幼児保育を中心に小学生の学童保育も受け入れしています。

そうそう。行く際は、着替えの準備をお忘れなく!

あおぞら広場
沖縄県南城市大里字嶺井537
098-945-3557
開放時間:月〜土曜9;30〜12;30、14:00〜16:00、水曜日(園庭開放)9;30〜12;30
休日:日曜日、祝祭日、年末年始、慰霊の日
URL:http://www.kosodate-web.com/aozora/