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こんにちは!
おきなわマグネットでライターをしております上原ねねです。
今回皆さまにご紹介したいのは……
「そこらへんに落ちてる沖縄らしい素材で可愛いオリジナルインテリアを作る!!」
………っです!!
沖縄って、ただただ道を歩いてるだけで素敵な素材がめちゃくちゃ落ちてるんです。
例えば、かわいいお花とかかわいいサンゴとかかわいい貝殻とか!
沖縄は「素材の宝庫」だと言っても過言ではありませんよね。
ドラクエ並みに素材が落ちてるなんて、歩くだけでもほんと楽しいですよ。
ハンドクラフト好きな女性はもちろん、沖縄移住でのんびりと沖縄ライフを満喫したい方のハートを揺さぶるためにも、頑張って素材集めしたいと思います!
まずはイメージ図を作ろう!
いくら沖縄には沢山素材が落ちているとしても、イメージをしっかり固めなければ素敵なインテリアは作れませんよね。
例えば、どういった素材をどのように配置するのか。また、色の組み合わせやバランスもとても大切なポイントですし、インテリアとして部屋に飾るためのイメージを明確にするためにも、イメージ図の作成をしておくと良いでしょう。
せっかくお洒落なインテリアを作ったとしても、部屋の空気感や雰囲気と上手く調和しなければ、飾られたオリジナルインテリアを見て不快にさえ感じてしまいますよね。
では、今回私が作図した物を参考までに載せておきます。
※あくまでイメージです。
重要なのは完成品なので、絵の上手下手など全く問題ありません。本人が理解できれば良しとしましょう。(※自分の絵の下手さ加減の言い訳をしてるのではありません。)
さっそく材料調達!!
素材で可愛いインテリアを作ると言っても、さすがに容器までは作れません。
とゆことで、まずは材料調達です!
早速私が住む家の近くのホームセンターに行くと、ありました…っ!イメージ図に書いた通りの容器が約500円で売られていたので購入です。
本当に売ってた。イメージ通り過ぎて逆にびっくりです。
容器の中身を探す!素材の宝庫といえば、沖縄の海!!
ということで、今回素材集めにやってきたのが糸満市にある海です。すっごい綺麗な水色ですよね。沖縄で生まれ育った私でも見る度に感動します。
いや〜、めちゃくちゃの快晴。雲ひとつありません。絶好の素材探し日和です。
やはり素敵な素材の宝庫と言えば、海ですよね。もちろん山とか森にも素敵な素材はありますが、私は虫が苦手なもので必然的に海という選択肢しかありません。
ということで、砂浜を散策します。
私が素材を探しに来ている3〜4月は暦の上ではまだ春のはずですが、この時期の沖縄はもう半袖で十分なくらいです。なんでこんな日に日差しを吸収する黒なんて着ちゃったんだろ、と後悔しながら素材を探します。
しかも裸眼だと視力0.02の私には、目から地面の距離がこうも開くと落ちてるものが何も見えません。地面に這うようにしなければ見えないという致命傷が……っ。なので直感で貝のようなものを拾います。
それにしても海、めっちゃ綺麗ですね。汚れた心が洗われます。
さて、意気揚々と素材集めに励みましょう!
時に藻を眺め……
時にヤドカリと戯れ……(警戒して、少ししか顔を覗かせてくれませんでしたが。)
自然とふれあいながら可愛い貝殻達を探します。
普段はほとんど家に引きこもっているのでなんだか新鮮です。
さっきからちょいちょい現れるこれ、アーサですかね?味噌汁にしたら良い出汁(だし)取れそう……。
なんかよくわかんないけど丸い脳みそみたいなもの。
引き潮の時に海辺を散策しているだけでも本当に楽しいです!
そしてそして可愛い素材達が集まりました。写真のサンゴの他にも貝殻やシーグラスなど沢山落ちてたので拾いました!
どうせなら容器の中に敷く砂も持ち帰っておきましょう。
早速家に戻り、オリジナルインテリアを作ろうと思いましたが・・・・・
家に戻り、集めてきた素材たちを眺めていると、ふとあることを思った……。
あれ?そもそも沖縄の海に落ちてる貝殻とかサンゴって、持って帰っていいんだっけ?禁止されていた気が……。
と、いうことでGoogle先生にお尋ねすることに……。
サンゴや貝殻などの持ち出しはNG!!ただし管理者の許可をもらえば持ち出せるケースもあり!!
やはりネットで見てみると貝殻やサンゴをビーチや海から持って帰るのは基本NGだという事実が発覚しました。
なんでも、「そのビーチや海の生態系が崩れる可能性があるから」だそうです。
海やビーチから砂やサンゴや貝殻を持って帰るのは、法律で「違法」と定められている行為で、沖縄県のHPでも注意喚起がされています。
ちなみに、砂、貝殻も海やビーチから持ち出すことは基本的にNGですが、その海やビーチの管理者の許可があれば持ち出せることもあるそうです。
詳しくは下記、沖縄県のHPをご確認ください。
そして私はふと思ってしまった……。
たまにはのんびり貝がら探しも癒されていいですね〜。仕事を忘れられるっていうか・・・(取材も仕事だよ!)
とか呑気なことを言っていたおきなわマグネットの編集長。
沖縄のメディアとしてそれ知らないとまずくない?と編集長の呑気な笑顔を思い出し、そんなことを考えた初夏の昼下がり。
確かに3、4つ程度の貝殻やサンゴなら、海に遊びに来た思い出として持って帰りたいと思うところですが、10人が3、4つ持って帰ったら30〜40もの貝殻やサンゴが…、100人が3、4つ持って帰っちゃったら300〜400もの貝柄やサンゴがその浜辺から無くなってしまいますもんね。
知らなかったとはいえ、危うく生態系を壊してしまうところだった……。ゴメンナサイ。
ということで、リバース!!集めた貝殻やサンゴは元の場所へ戻します。
自然へお帰り…。腐りきった人間の思惑を許しておくれ……。
……ということで。
「そこらへんに落ちてる沖縄らしい素材で可愛いオリジナルインテリアを作る!!」
このままだとボツになる!!!
ここまで読んでくださった皆様ごめんなさい。
ハンドクラフト好きな女性と、沖縄移住を考えている方々の後押しをする記事にしたかったのに……。
やばい、どうしようどうしようどうしよう……。
購入した容器の使い道について考える
とりあえず、残ったただひとつのこの容器をどうにかしなければ……。突如として役目を失ったこの容器があまりにかわいそう過ぎる…っ。
ポク、ポク、ポク…ちーん!
あ。そうだっ。一休さんばりにひらめいた!!
電気の紐の長さが足りないときに自分で足す紐みたいなの、あれ、なんて名前でしたっけ。
なんかよく、先の方にヒヨコとかクマのプラスチックの飾りみたいなのがついたやつ……。
これにしてみてはどうでしょう!
どうにか記事をボツにしないよう悪あがきをしてみた
………………。
見えん。
透明過ぎて見えん。
ここまで透明で背景と同化してしまっているとかえって危険ですね。
あぁ、どうしよう。ごまかせない……。
あ!そうだ!
電気からの紐のやつがダメならじゃあアレはどうでしょう。
見た目がそっくりそのままの水晶ならどうにか上手く収まるのでは…。パワーストーン置くのに持ってこいじゃないですか。
透明。
ぐぬぬ……、なんで君はこうも透明なんだっ。
指輪で良し!神に選ばれし指輪!!これでいいよね!!
…………。
もちろんです。このままではダメなことなど分かっていますよ……。
どうにかこの容器の使い道を確立しなければ……。
これぞ、使い道のないガラス容器の有効な活用方法!!
このガラス容器の使い道が決まりました!適材適所とはまさにこのことでしょうね!
クリアなガラス容器の行き着く先というものは、ビールグラス以外あり得ますでしょうか。
持ち手が小さい割に250mlぐらい入っちゃうので手がプルプルするぐらい重いですが、見栄えは良いです!
ほら、美味しそうでしょう!
飲み口以外、完全なる円形なので一度でも手に持ったら飲み切るまでどこにも置くことは許されませんが、ビール好きにはOKですよね!
暑い日はベランダに移動しても快適です。あとはもう握力との勝負です……。
このように、勢いで購入したインテリア用ガラス容器には実に効率的な用途がありました!
みなさんもこれから暑くなってくる沖縄で、ぜひガラス容器でキンキンに冷えたビールを飲んでみてくださいね♪
沖縄の海を気持ちよく楽しんでいただくために
今回、このようなまさかの痛恨のミスを体験したことで「海岸や砂浜に落ちている貝殻やサンゴを無許可では持ち帰ってはいけない」ということを学びました。
沖縄に誕生後、28年目にしてこのような衝撃的真実に直面するなんて、上原もびっくりでございます。
沖縄の海はとても綺麗で、見る人の心を虜にしてしまうくらい素敵なものですよね。
いつまでもこの美しい海を保ち続けるためには、1人1人がルールをきちんと守ることが大切なのではないでしょうか。
これからもこの沖縄の海で、多くの人が癒やされていきますように。
追記:沖縄県の農林水産部水産課に聞いてみました。
フェイクニュースも蔓延している中、やはりネットで調べただけだと情報として皆様にお届けしづらい。
ということで、実際に沖縄県に問い合わせてみました。
厳密にはダメ。沖縄県の砂浜には、砂自体に生き物がいる可能性があるため、海の中はもちろん、砂浜のサンゴの死骸であっても許可なく持ち出すことは違反になる可能性があるそうです。
生態系を守る意味でも、砂やサンゴの死骸を勝手に持ち出さないでください。とのことでした。
また、海岸やビーチを管理している管理者と直接手続きをとるということがポイントのようです。
「海岸法」という法律についても教えていただけたのですが、海岸法では「砂や土砂を勝手に持ち出すことはNG」だとされているようです。
貝殻については、明記していないとのことでしたが、県の「漁業調整規則」でも砂やサンゴなどを基本的には管理者の許可なく勝手に持ち出すのはNGだそうです。また、現実的に個人が2、3個思い出として持ち帰り観賞用に楽しむ分には大きな問題にはならないが、人口密度の多い注目度の高いビーチで1人1人が2、3個と持ち帰ると大変なことになりますよね、とのこと。
そして、観賞用なら問題視されないにしても、サンゴや砂を利用した物を販売するという行為は絶対NGだそうです。
とても詳しく丁寧に教えていただきました。ありがとうございました。