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料理初心者でも出来た!琉球料理「イナムドゥチ」を作ってみた(レシピあり)

ヒガナツコ

2019.01.24

皆さま、新年あけましておめでとうございます。ライターのヒガナツコです。
お正月に実家へ帰ったのですが、テーブルの上には琉球料理の中身汁やオードブル、刺身などのごちそうがたくさん。思う存分味わいました。

その料理がとにかく美味しくて。なので今年は食べてばかりではなく、琉球料理作りに挑戦してみようと決意。

初めてイナムドゥチ作りに挑戦してみることにしました。

イナムドゥチとは?

イナムドゥチはお祝いで出されることが多い琉球料理で、専用の白味噌をベースとした甘みのある汁物です。イナムドゥチの「イナ」は”イノシシ”、「ムドゥチ」は”もどき”からきているんだとか。その名の通り、昔はイノシシの肉を使っていましたが、現在は豚肉を使用することが多いそうです。

今年は亥年(いのししどし)なので、何か縁がありそうな予感がします…!

ちなみに沖縄の新年は、イナムドゥチ・中身汁・ソーキ汁のどれかを食べます。家庭によって異なるので、どの料理が1番食べられているのかは謎です。(個人的に気になるところ!)

 

ちなみに中身汁はこちら。

豚のモツがメインに入っていますが、あまり臭みがなく上品な味わいをしています。
意外とあっさりしているので食べやすい!私の大好物の琉球料理です。(いつか中身汁も作れるようになりたい)

イナムドゥチ作り開始!

それでは材料を購入してさっそく料理スタート。はたして初めてのイナムドゥチ作りは成功するのでしょうか。ドキドキです。

 

今回使った材料はこちら!

イナムドゥチ材料一覧

(3~4人分)
・三枚肉: 250~300g
・いなむどぅちみそ:  100~200g
・こんにゃく:  100~200g
・カステラかまぼこ:  100g程度
・しいたけ:  5〜6枚程度
・厚揚げ:  100g程度
・だいこん:  3分の1〜半分程度
・鰹だし汁:  3〜4カップ程度

 

1.メインとなる三枚肉を茹でる

まずは、、イナムドゥチに欠かせない三枚肉を1時間ほど茹でます。

 

今回は沖縄県産品の安心・安全な豚肉を使いました。

 

三枚肉を茹でている間に、しいたけを水に戻しておきます。

ダシ汁にしいたけのつけ汁を入れるとおいしいらしいのですが、私は誤ってなんと今回捨ててしまいました…。(きっとおいしいはずなので、みなさんは捨ててしまわないよう注意してくださいね)

2.具材を切る

そのあと、残りの具材をどんどん切っていきます。全て短冊切りなので簡単!

 

まずはこちらの板こんにゃくを短冊状にします。

 

実は沖縄のスーパーには「板こんにゃく」のほかに「いなむるちこんにゃく」といって短冊状に切られたこんにゃくが売られています。

買い物へ行ったときに、どちらを購入しようか迷ったのですが、今回は「全部一から作ってみよう!」と意気込み、板こんにゃくをチョイス。(実は思いの外切るのが大変だったので、後からいなむるちこんにゃくにすれば良かったと思ったのは内緒です)

 

次は「カステラかまぼこ」を切っていきます。こちらも短冊切り!ちなみにカステラかまぼことは、ほかのかまぼこに比べて卵がたっぷり使われているかまぼこです。黄色っぽいのが特徴で、です。沖縄の行事で用いられる重箱や、沖縄そばのトッピングとして使われているので、沖縄の人なら1度は口にしたことがあるはず。

 

実はこのカステラかまぼこ、スーパーに買い物へ行ったときに売り切れてしまっていて、唯一簡単に手に入らなかった食材です。お正月シーズンは、イナムドゥチを作る家庭が多いので、早めに購入したほうがいいということを学びました。

 

お次は厚揚げ。こちらはササっと湯通ししてから使います。

 

そのあと、ほかの具材と同じようく短冊状に。

普段、料理には島豆腐かやっこ豆腐しか使ったことがなかったので、厚揚げを使うのは新鮮でした。

 

大根も同じように切っていきます。ちなみに、イナムドゥチでは大根はいれる派・いれない派に分かれるようです。

私は具沢山のイナムドゥチが好きなので入れました。皆さんはお好みで選んでくださいね。

 

水に戻しておいたしいたけも、茎を切ってから同じく短冊状に切ります。

 

3.三枚肉を取り出す

1時間ほど茹でた三枚肉を取り出しましょう。だいぶボリューミー。

私は何を思ったのか無理やり細いお箸で取り上げたので、重いのと熱いので落としそうでした…。

ちなみに豚肉の茹で汁は鰹だしと合わせて使うので、こし機でこしてから取っておいてください。

 

豚肉も短冊切りにしていきます。茹でたあとは熱くてやけどしてしまいそうなので、少し冷ましてから切りましょう。

 

全て切り終わった具材がこちら!こうしてみるとたくさんありますが、
サクサクッと短冊切りにするだけだったので、思ったよりも簡単でした。

ところどころに大きさの異なるものが混ざっていますが、気にしないでください…。

 

4.ダシを作る

鰹だしと豚ダシ、しいたけの出汁を合わせます。豚ダシは2カップ程度を目安にします。

 

少しずつ完成に近づいてきました。

 

5.具と味噌を入れる

次に切っておいた具材を鍋に入れます。
豚肉やしいたけなどを入れて、最後にかまぼこを入れるのがベスト。

 

アクを取りながら少し煮ていきます。だんだんイナムドゥチらしくなってきました。

 

最後に、イナムドゥチに欠かせない味噌を投入!これがまたおいしいんです。

 

直接鍋に入れるよりも、お湯で溶かしてから流し込んだほうがいいみたい。

 

6.完成!

そして…完成しました!見た目は昔から食べているイナムドゥチそのもの。

果たして味はどうなのでしょうか。

実食!

出来上がったところでさっそく食べてみました。いただきます!

 

うーん…おいしい!めっちゃおいしい!!!!!!こんな簡単に、いつも食べているイナムドゥチの味を再現できたことに、嬉しさと感動を覚えました。

ただ、強いて言うならちょっと味が薄かったので、あと少し味噌を入れたほうが良かったかなと言う感じ。自分の好みの味に合わせて味噌の量を調整したほうが良かったかもしれません。

ちなみに多分味見をしなかったのが原因です…。(とはいえ、あとから味噌をプラスすれば問題ありません!)

 

結論:料理初心者でもおいしいイナムドゥチは簡単にできる!

料理初心者の私でも、簡単にイナムドゥチを作れました。特に難しい工程はなかったので、料理が苦手な人や、初めて沖縄料理に挑戦してみたいという人にもおすすめです。
中身汁やソーキ汁などの琉球料理に比べると、作りやすいのがイナムドゥチのメリットでもありますよ。

私は作れる料理が1つ増えて大満足!次はどの琉球料理に挑戦しようか模索中です。

以上、お料理初心者代表兼ライターのヒガナツコでした。