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2019年6月27日、浦添市の西海岸道路沿いにオープンした大型商業施設の「PARCO CITY(パルコシティ)」。沖縄初出店の飲食店やショップが話題となる中、ふと疑問に思ったのです。
『子供連れでも無理なく遊べるのか?』
連休・祝日の混雑時に、子供連れで出かけるのって想像以上に大変ですよね?(私も2人の子供がいます…)そこで、『子供連れでもパルコシティで楽しく遊べるのだろうか』と子供の遊び場を発掘すべく、沖縄在住ライター上原ねねが、パパやママにも嬉しい子供向けサービスを調査してきました!
駐車場が広〜い!屋外、屋根付き、立体駐車場!?3階フロアの「子供向けエリア」への最短ルート
パルコシティの駐車場は、南側(那覇市向け)と北側(宜野湾市向け)に設けられ、駐車する場所によって移動距離が大幅に変わります。
さっそく北側の立体駐車場から広大な東シナ海を一望!思わず「沖縄サイコ〜!」と叫びたくなる光景ですね。
そして、パパやママにとっては子供を遊ばせるエリアに最短で辿り着きたいもの。パルコシティの3階に、子供が思いっきり遊べるアミューズメントエリア「あそびパークPlus」があります。
そこまでの最短ルートをご紹介します。
まずは、北側の立体駐車場に向かいます。「駐車場棟」の1階から2階、3階…とぐるぐると車を走らせて、「P5のマーク」がある5階に車を停めましょう。
写真にある赤文字の「現在地」から店内へ。できるだけ、その現在地の近くに車を停めると歩く距離が短くなります。A棟の手前(写真右下)が上下階のスロープです。
ベビーカーを利用している場合はスロープのあるB棟側の入り口(赤文字の「現在地」)から入ると楽チンです。では、パルコシティの店内に潜入しましょう!
パルコシティの2階へ行くなら「P3(駐車場3階)」から店内に通じており、1階だけは直通ではありません。1階のEDION店内に入りエスカレーターで2階へ。または、外の歩道を1分ほど歩いて1階入り口から入るか。
つまり、北側駐車場を利用するならば、「P3(駐車場3階)」か「P5(駐車場5階)」に車を停めると便利なのです。
パルコシティ内にある子供向けサービスとは⁉
赤ちゃん連れでのお買い物で葛藤するのが『ベビーカー持っていこうか』という迷い。車から出して、畳んだり広げたりがけっこう面倒なんですよね。
1階のインフォメーションカウンターでは、6台限定でこちらのクッションタイプの柔らかいベビーカーを無料貸出しています。
対象年齢が2歳〜4歳のプラスチックタイプのベビーカートは、各フロアのカート置き場に設置されています。
各フロアに授乳室やおむつ替えシートも完備されています。授乳室の中には、キッズ用シートが備え付けられた2畳程の個室があり、上のお子さんを連れたママも安心してゆっくりと授乳できます。
県内初出店となった、2階にある「アカチャンホンポ」。
隣に併設された「すまいるひろば」は、奥行きのあるスペースに「ハイハイプール」やおもちゃが置かれています。ママのお買い物中に、パパやベビーは「すまいるひろば」でのんびり過ごすのも良さそうですね。
子供たちが大騒ぎ!笑顔があふれる「あそびパークPlus」
P5駐車場から入店して徒歩1分。BANDAI NAMCO(バンダイ ナムコ)さんが運営する「あそびパークPlus」に到着しました。年齢ごとに遊び方やエリアが分かれ、0歳から12歳までのキッズたちが、体を動かして思いっきり遊べる有料スペースです。
0歳6ヶ月〜12歳対象の「サンドアートカレッジ」は、サラサラの砂で山やおだんごを作ったり、砂いじりが好きな子供におすすめのエリアです。
サンドアートカレッジに設置されている「suna・suna(スナ・スナ)」の砂は、水がなくても固まる不思議な砂です。日本国内で加工されて有害物質を一切使用していない安全な素材で作られた砂だから、小さなお子さんでも安心して遊ぶことができます。
サラサラ、ふわふわ、なんだかしっとり…。大人も好奇心をくすぐられる感触なので、ぜひパパやママもお子さんと一緒に触ってみてください。
男の子も女の子も楽しめる「クリエイターズビレッジ」は、木の温かみが嬉しいおままごとセット、線路や汽車で遊べるレールなど、触って遊べるおもちゃが充実したエリア。対象年齢が1歳6ヶ月〜12歳です。
あそびパークPlusに訪れる子供たちは、とてもグローバル。週末には1日400人近くの子供たちで賑わい、日本人と外国人のお子さんの割合は半々らしいです。言語の壁をもろともしない子供たちは、一緒になって遊びながらグローバルな友情が芽生えそうですね!
子供たちに人気の恐竜コーナーや動物のフィギュアも並んでいます。
大人でもワクワクする豊富なおもちゃ。女の子なら、ドールハウスに釘付けになるかも。親子で人形片手に、ごっこ遊びやおままごとが楽しめる、ほっこりするエリアでした。
あそびパークPlusの中心部分にドーン!と設置された「丘のアスレチック(対象年齢3歳〜12歳)は、遊び心満載のアスレチック。子供の頃の秘密基地を彷彿とさせ、キレイに湾曲した黒いすべり台部分は、「大人でも滑ってみたい!」と好奇心をそそられる急勾配な角度でした。
基本は、保護者の付き添いが必用なので、お子さんと一緒に体を動かして遊んでみましょう。
対象年齢が3歳〜12歳の「風の丘」では、大きく膨らんだドームの上で子供たちがピョンピョンと飛び跳ねていました。
あまりにも楽しそうなので、先に跳ねていたキッズに遊んでもらいました。大人と子供が一緒にジャンプしても余裕のある広さ。とても楽しかったです。
風の丘の下に山積みになった茶色のクッションは、その名も「DoNow(どのう)」。対象年齢2歳〜12歳が遊べる、積み木のようなクッション。
「このズッシリとした物体はなんだ!?」と、エリア名を見て納得。どのうです。風の丘からきゃ〜!と滑ってきてドスン!と着地する遊び方は、キッズたちから絶大な支持を得ていました。
あそびパークPlusの奥で存在感を放っている「森の子エリア」では、バーチャル虫取りコンテンツを体験することができます。どうやって遊ぶのだろうと、壁に映し出された森を眺めていると、突如、壁に3匹の昆虫の絵と「このむしをつかまえよう!」の文字が…!
制限時間内に目的の虫をゲットするため、一心不乱に壁を叩きまくります。
クライミング用のホールド(取っ掛かり部分)を活用して上手に登っていく子もいました。これを上手く活用しながら虫をたくさん集めましょう。ちなみに足元はクッションになっています。
遊びごたえバッチリな「あそびパークPlus」の料金表はこちら。
通常料金 | お得フリーパス | ||
---|---|---|---|
最初の30分 | 以降10分ごと | 平日1日フリー | |
こども(6ヶ月〜12歳) | 630円 | 150円 | 1,500円 |
大人(20歳以上) | 630円 | 延長料金はかかりません | 630円 |
お得フリーパス(平日限定)を利用すると、トイレやおやつのお買い物でパークから途中退出しても当日内であれば何度でも出入店できます。ちなみに「夏休み期間中」は、お得フリーパスを利用できません。夏休み期間の設定は毎年異なるため、あそびパークPlusに直接ご確認ください。
パルコシティにある子供も楽しめるショップ
みんな大好きアンパンマン!幼児向けファッションアイテムが豊富に揃った、2階にある「ANPANMAN kids collection(アンパンマン・キッズ・コレクション)」。アンパンマンの鼻のド真ん中を押すと、「僕、アンパンマン!」と声が出る仕組みになっています。
男の子女の子問わず人気を集めているのが「レゴストア」です。
午後にもなると幼児から小学生までたくさんの子供たちで賑わっていました。この大きく立派なシーサーは、使用ブロック45,566個、制作時間が240時間(丸々10日!)もかけて完成したというから圧巻の一言に尽きます。
「レゴストア」の中心にある大人の身長ほどのタワー(写真左)は、さまざまなパーツからオリジナルのレゴ人形を作成することができます。
ザッと両手に乗せるだけでもこんなにたくさんのパーツが…!!
作った人形は3体を1セットとして1,620円(税込み)で購入できますし、頭や顔、上半身や下半身、人形の手に持たせるアイテムまで自分好みに作成できて、子供だけでなく大人も十分楽しめますよ〜。「これだ!」と思える自分スタイルのレゴ人形を生み出してファミリーで競い合うとかなり盛り上がりそう!
幼児向けレゴ「duplo(デュプロ)」のブースでも、実際にブロックに触れることができます。「duplo」は、通常のレゴブロックより大きなサイズ。角が丸く処理されていて対象年齢は1歳からです。
このブースでは小さなキッズたちが夢中になって「duplo」で遊んでいました。
ねね「何作ってるの〜?」
女の子「…………。」
ねね「(あれ?聞こえなかったのかな?)ねぇねぇ、何作ってるのー?」
女の子「…………………。」
ねね「(あれれ?)」
…無視された訳ではありません。つい自分の世界に入り込める楽しさなんですね!
「レゴストア楽しいな〜」とグルっと店内を見回し「あっ!!」と気づいた先には、なんと照明が大きなレゴブロックになっていました…!
レゴ好きにはたまらない演出ですね。
レゴストアを訪れた際には、ぜひ天井を見上げてみてくださいね。
3階中央エリアにある「どんぐり共和国」は、ジブリ好きにはたまらないお店です。
トトロのパネルをパパに見立てて、子供と一緒に写真を撮るのも面白いかも!トトロファミリーの完成です…!
どんぐり共和国で目を引いたこちらの指人形。
作品ごとのキャラクターがあるので、眺めているだけでもとっても楽しい!パパとママとお子さんで人形劇をしたらとっても盛り上がりそうですね。
どでかい悟空がお出迎えしてくれる「Hobby shop G-SouL(ホビーショップ ジーソウル)」は、入り口から見て右側部分がフィギュア、左側部分がプラモデルと分けられた専門店。
大好きなアニメのフィギュアを眺めていると、コレクタースイッチが入りそうになります。
G-Soulの店先に設置された実寸サイズのフィギュアが飾られたブース。触るのはNGですが、写真撮影OKなので「奇跡の一枚」を狙って写真を撮るのも乙です。
角度によってアニメのワンシーンのような迫力ある写真も撮れますよ〜!
G-Soulの隣にある「サンリオギフトゲート」では、沖縄限定商品のトートバッグやハンカチ、琉球衣装を着たキティーちゃんのぬいぐるみキーホルダーを購入できます。
ピンクで溢れたサンリオギフトゲートは、女の子にはたまらないお店ですね。ママとお子さんがキティーちゃんに夢中になっている間、パパは今の内に自分のお買い物を済ませましょう!
歩き疲れたら館内の休憩所で一休み
パルコシティの休憩スペースを求めて散策していると、大きなジンベエザメを発見!このジンベエザメと左の水槽内の魚たちは、全部レゴブロックでできています。
2019年9月4日までの期間限定にて、レゴブロックで組み立てられた沖縄らしいモチーフがいくつか飾られています。ぜひお子さんと一緒に探してみてくださいね!
パルコシティ内には、休憩スペースが各フロアに設置されています。広い店内を子連れで歩くのはなかなか大変。各所に設けられたソファやベンチがとてもありがたく感じます。
ママのお買い物に付きそうパパや子供も、休憩スペースがあればのんびりとくつろぐことができます。思わず横になりたくなるゆったり感ですね。(本当に寝るのは控えましょうね…!)
1階の「FOOD TERRACE(フードテラス)」の横に設けられた休憩スペースは、テーブル席で飲食も可能。ソファやベンチ、テーブルタイプと、皆さんが最もくつろげる休憩スペースを見つけてくださいね。
2階の「FOOD HALL(フードホール)」は、広々とした空間内にあらゆるタイプのテーブル席があるのが特徴。奥には半個室状のテーブル席があり、ファミリーで訪れてもゆっくりと食事を楽しめます。
FOOD HALL内には子供用チェアが各所に設置されていて、小さなお子さんを連れたパパやママも両手を使って食事が摂れるのは嬉しいポイント。
壁側は全面オーシャンビュー!晴れた日に窓際席に座ると真っ青な沖縄の海を堪能できます。綺麗な景色を眺めながらいただく食事は格別です。
キッズが笑顔になるお店「Lounge−T(ラウンジ ティー)」
トヨタの自動車ショールーム「Lounge−T(ラウンジ ティー)」では、2歳〜4歳のお子さんを対象にトヨタ車をモチーフにしたキッズカートを無料で貸し出しています。かっこいいキッズカートに乗車できたら、お買い物中もキッズはゴキゲンに過ごせそうですね。
お子さんと一緒に来店して保護者の氏名と電話番号を記載するだけの簡単な手続きを済ませれば、2時間のレンタルができます。当日18時まで受付可能、キッズカートは10台限りです。キッズカートに乗りたい場合は早めに来店しましょう。
Lounge−Tでは「JAF子供免許証」の作成ができることから、キッズカートが出払っていても十分楽しめます。本格的なデザインのJAF子供運転免許証は、子供にとってワクワクする素敵な思い出となりそうですね!
パルコシティには、親子で楽しめるショップが数多くあります。
0歳6ヶ月〜12歳までの子供が遊べる「あそびパークPlus」や、4D映画が楽しめる「ユナイテッドシネマ」、百日写真や七五三撮影ができる「こども写真スタジオれもん館」など、休日丸ごとエンジョイできそうです。
今度の週末は家族でパルコシティへ!
大人も子供も楽しめるパルコシティ。開放感のある広々とした空間が特徴的で、来客数の割に騒々しくなくゆったりとお買い物を楽しめる印象を感じました。
親子で回れるショップが数多く出店され、授乳室の充実やベビーカーの貸し出しといった赤ちゃんを連れたパパやママに嬉しいサービスが盛りだくさん。
今度の週末は、ぜひ家族で浦添西海岸に面したパルコシティへ足を運んでみてはいかがでしょうか。パパにもママにもキッズにとっても、快適で思い出に残る一日が過ごせそうですね。