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みなさんこんにちは!ライターの鈴木サラサです。
冬ですね。寒いですね〜。と言いたいところですが現在24度・・・!(もう春?)
沖縄に移住して心から良かったと思いつつぬくぬくした冬を過ごしております(寒がりのみなさんいらっしゃ〜い!)
私にとって2度目の沖縄の冬ですが、一番驚いたのは桜が咲く時期。内地にいた頃の桜と言えば卒業&入学のシーズンで新生活に少しの緊張と高まる期待を持ちながら眺めていたものでした。(懐かしい青春)
しかーし・・・!!
沖縄の桜の開花は例年1月中旬〜2月・・・!!
早い、早すぎる・・・!(まだ全然卒業しない)
さらに驚いたのは桜を見に行った帰り道に、夏の風物詩のあの黄色い花(つまりひまわり)や秋の桜と書くコスモスが咲いていたこと・・・!
「どうなってんの〜〜〜〜????!」と去年の冬に大きな衝撃を受けたのでした。
そんなわけで今回は、冬に見られる沖縄のお花を探しに行ってきました!
夜の今帰仁城跡で行われる幻想的な桜まつり
1月某日。沖縄本島北部、今帰仁村にある今帰仁城跡にやってきました。
世界遺産にも登録されている今帰仁城跡は、琉球王国がつくられる前の三山時代に存在した北山の北山王の居城として築かれ、約8ヘクタールもの広大な面積は首里城にも匹敵します。
そんな今帰仁城跡で毎年1月下旬〜2月上旬に行われる「今帰仁グスク桜まつり」。
こちらは他の桜まつりと違って夜が賑わうとのこと!
その理由は・・・
写真提供:今帰仁グスク桜まつり実行委員会
桜と城壁がライトアップされ幻想的な桜まつりを楽しめるから!!
お城と桜のコラボレーション。グスク好きにはたまらない・・!(沖縄移住してから城に魅了されています)
では早速城内へ・・・!!
「平郎門(へいろうもん)」がグスクの入り口。なんて趣のある石門なんでしょう・・!
勇者の冒険でも始まりそうな冒険心をくすぐる石垣。この石もひとつひとつ大きさも形もバラバラなのに、神様が計算したかのようにピタッとはまっています。
左右に狭間(はざま)という穴があり、門の天井には大きな一枚岩が乗っていて見れば見るほど不思議なつくりです(早くくぐって)
ちなみにこちらは昭和37年の琉球政府時代に修復されて今の形になったそう。
そんな石門をくぐり抜けると・・・
桜のアーチ・・・がまだ一分咲きでした(笑)
両脇に桜並木が続いている石畳の参道。
この記事が公開される頃にはきっとこんな風に満開になっているであろう!(見頃は2月2週目あたりになりそう)
写真提供:今帰仁グスク桜まつり実行委員会
きゃーーーー!!!!!
この妖艶さ、カンヒザクラの濃いピンクが夜空に映えまくってます。
取材時は1分咲きだったものの、ところどころ満開になっている木もありました。
ライトアップの光で透ける花びらが、夜の空に揺れる姿。エモい・・・。
内地のソメイヨシノよりもかなり濃いピンク色の寒緋桜(カンヒザクラ)。
この鮮やかさが沖縄の青空にもよく合うんだろうな。昼も来たい・・・!(誰か運転してください)
夜桜のライトアップは今まで見たことがあったのですが、青や緑や紫などカラフルな色でのライトアップは斬新!桜のバックが虹色にキラキラと輝いています。
城内に続く石段の道も幻想的なライトアップ。
石段を登りきると大庭(ウーミャー)という政治・宗教儀式が行われていた広場に出ます。
桜の木がたくさんあり、満開になったら豪華絢爛なお庭になりそう!大庭の奥には今帰仁里主所火の神(なきじんさとぬしどころひのかみ)の祠があり、北山監守一族の火の神が祀られています。
桜とは関係ないのですが、圧倒的な存在感を放っていたため手を合わせずにはいられませんでした・・・。
他にも今帰仁城跡には二つの御嶽があり、今でも祭祀の時には今帰仁のノロが来て祈願をするそう。
城内北側の御内原(ウーチバル)という場所からの眺めは必見!ライトアップされた城壁と今帰仁の夜景は幻想的。昼間は城壁越しにやんばるの山と青い海を見渡せ、よく晴れた日には与論島まで見えるとのこと!
桜とグスクを満喫し、時々たいまつの炎で温まりながら(寒がりも安心の今帰仁城)戻ってくると・・・
平郎門前の広場では伝統芸能のステージが絶賛上演中・・・!
農民姿で踊る子供達が可愛すぎる・・・!(裸足寒くないかな)
エイサーや棒術の披露もあり大盛り上がりのステージ。
桜まつりの期間中、スペシャルライブや琉装体験などのイベントが目白押し!土日が狙い目です!
ステージを終えて帰る途中の琉球美人を発見!ちゃっかり記念撮影させてもらいました。
艶やかな琉装がよくお似合いでいらっしゃる・・・(ありがとうございました!)
城内には持ち込めませんが、券売所の近くには屋台も出店中!ライトアップの時間帯が18時〜21時なのでちょうどお腹すく時間なんですよね。食いしん坊万歳!
冬に食べたい沖縄おでんも・・・!出汁がよく染みて美味しいおでん、体もあったまります〜!テビチもぷるぷるでした!
綺麗な桜に立派なグスクを堪能、お腹まで満たしてくれた今帰仁城最高・・!
今年の桜祭りは2月11日(月・祝)までなので是非遊びに行ってくださいね♪
私も会期中にまた行きたい・・!(1/31現在五分咲きだそう)
今帰仁グスク桜まつり
開催期間:2019年1月26日〜2月11日
時間:8〜21時(ライトアップ時間18〜21時/最終入場20時半)
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101
TEL:0980-56-2256(今帰仁グスク桜まつり実行委員会)
料金:大人400円 小中高生300円
※幼稚園以下無料
※団体割引あり(10名様以上)
夏?秋?ひまわりもコスモスも冬に咲く?!
青い空に一面のひまわり畑。蝉の声がうるさい夏休みのある日。
・・・ではなく今は1月!冬まっさかり・・・!!(はっ)
夏の風物詩であるひまわりですが、沖縄では例年1月〜2月中旬に開花するのです。
えっと、沖縄って北半球だよね・・・?(そうだよ)
ひまわりが見られるスポットはたくさんありますが(上の画像は屋我地島)おすすめは「日本一早いひまわり祭り」として有名な“ひまわりIN北中城”。
約2万2000㎡の敷地に20万本ものひまわりが咲く姿は圧巻です。
ひまわり畑は2月下旬まで解放されますが2月9日〜10日にはイベントが開催されます!急げ〜!
まさか冬にひまわりが見られるとは、さすが沖縄!ドライブ中に偶然見つけたひまわり畑をあとにしようと振り返った瞬間・・・(今度は何?)
風に揺れるピンクのお花。私の記憶が正しければ秋の桜と書いてコスモス・・・。
春、夏を通り越して秋の花までもが咲いているのですが・・・!(もはや冬桜?)
コスモス畑の奥にひまわり畑が・・・。
季節がよくわからなくなりましたが1月なので冬だと思います(不安になってきた)
内地では秋に咲くコスモスですが、沖縄では1〜2月に開花。コスモスの花が咲く気温が20〜25度なので沖縄の秋はコスモスにとっては暑すぎるんですね。
また、沖縄ではお米作りの前に田んぼに緑肥としてコスモスを植えることが多いので、水田がコスモス畑になっています。
おすすめのコスモス畑はこちら!名護市羽地のコスモス畑です。
この時はまだ見頃前でしたが満開の時期には約1千万本のコスモスが咲き乱れるそう。
沖縄県内有数の米どころでもある羽地。そのため広大な敷地に現れるコスモス畑も絶景なんですね〜!健気で可憐な雰囲気のコスモス。同じ目線にしゃがんでみると可愛いてんとう虫を見つけたり、空の大きさに改めて気づいたり・・・日頃忘れている楽しい発見があるかもしれませんよ♪(ここでとれたお米も食べたい・・!)
ひまわりIN北中城
開催期間:イベント2019年2月9日(土)〜10日(日)※24(日)まで無料解放
時間:10時〜16時
住所:沖縄県中頭郡北中城村熱田2060付近
TEL:0989352233
料金:無料
羽地のコスモス畑
開催期間:1月下旬〜2月下旬
住所:沖縄県名護市川上
※国道58号線を北上し、ローソン名護田井等店を通過してすぐ左側
料金:無料
まとめ
(今帰仁村で満開だった名産の菊畑)
内地ではどこか寂しい印象の冬の植物ですが、沖縄では冬こそお花の見頃!(花界のオールスター感謝祭や〜)ということがわかりました。
冬が見頃のお花だけではなく、ハイビスカスやブーゲンビリアは一年中(そこらへんで)咲いているし、生き生きしている鮮やかな緑は見ているだけでパワーをもらえますよね♪
3月にはツツジ祭り、4月はユリ、5月は紫陽花と冬が終わっても色々なお花を楽しめそう!県内各地で季節のお花に合わせたイベントも開催されるのでチェックしてみてくださいね♪
ちなみに私が一番好きなお花はひまわりです(聞いてない)
それではまた!