沖縄のハンバーガーのレベルは高い。

全国のご当地バーガーが一堂に会する『とっとりバーガーフェスタ』で、一昨年は宜野座村のてんぷすキッチンが新人賞を、昨年は嘉手納町の3Scafeが全国3位の賞を獲得。この強豪さは、サッカーでいう静岡、野球でいう大阪、相撲でいう青森といったところでしょうか。
毎年12月には「沖縄バーガーフェスタin宜野座」というイベントも開催されるほどの人気ぶり。

プロジェクトリーダーの仲間赴人さんは、「沖縄だけでハンバーガーを取り扱っているお店が、なんと約70店舗もあるんです！ローカルフードにA&W（日本では沖縄にしかないファストフード店）があるように、小さい子どもからお年寄りまで親しまれています。イベントは、行政と飲食店が連携して、地域を盛り上げるきっかけになればと思いました」と立ち上げの経緯を話します。

出展条件は、沖縄の食材を扱っているハンバーガーであるということ。審査方法は、一般票50％とオペレーション等の総合力が問われる審査員票50％を合計して決定されます。そして、ここでグランプリを獲得したものが、沖縄県代表として全国規模の大会である、先の「とっとりバーガーフェスタ」に派遣されるのです。

ちなみに2016年大会の結果は・・・

イベントの開催地が宜野座村ということもあるかと思いますが、よりアメリカ文化が根付いている本島中部にハンバーガーショップは多い傾向にありますね。

嗚呼、話を伺っているだけで、そそりそそられ、もう口がハンバーガーの口になってしまいましたので、買いに走ったのは「Bueger Shop H&S」さんの「アグュ〜っとBurger」

このボリューム感と具材の豊富さたるや、これぞアメリカンスタイル！一口でかぶりつくのは無理だな。フォークとナイフで分解しつつ食べないと。もうハンバーガーじゃなくて、ランチプレートみたいな食べ方になってしまいます。

「ランチプレートみたいな食べ方！」

そうだ！ハンバーガーはもはやいろんな料理の集合体だ。一皿に綺麗に盛り合わせてみよう。

ボリュームたっぷりのハンバーガーをランチプレートにしてみようかな

ハンバーガーは、ランチプレートにリメイク出来るのではないか説の実証です。

バンズのフタを外して…

おしゃれな雰囲気を出すように、見よう見まねで具材をごにょごにょ移し替えたら…

アメリカ西海岸で流行っていそうなランチプレートになりました！食べ盛りに嬉しい感じ。

ここで思いついてしまいました。みなさんの中にも思いついた方がいらっしゃると思います。
「あ、それならプレートや弁当をハンバーガーにする逆のパターンももいけるのではないか・・・」

・・・買ってきました、県民におなじみ「ルビーのCランチ」
トンカツやポーク、玉子にウインナー、キャベツとマカロニのサラダが入った、ハンバーガーに変身すべき素質が余りある、このラインナップ。

玉子を敷いて、その上にトンカツを乗せて、キャベツでタワー感を演出することを忘れずに…
隙間という隙間に具材を忍び込ませて…

ハンバーガー発祥の地とされている、アメリカコネチカット州ニューヘイブンの人々もオーマイガーの一品が出来上がりました！

勢いは止まらない…

今度は、口コミのみならず、最近ではバスのラッピング広告でもその名前とインパクトを振りまいている、話題の「キロ弁」！1kgあるからキロ弁です。

チキンカツ弁当（500円）具材は、たっぷりのチキンカツ、野菜炒め、マッシュポテト。ウインナー、コロッケというマストアイテムもばっちり。
そうだ、先ほどの画像がこの弁当の全容だと思っていましたよね？真相はこうです！

お米は別盛り！一皿で食えるという弁当のメリットを打つ崩す新たな概念。
さあ、これをハンバーガーにしたらどうなるのか。
全部をサンドしてやろう。完成したのがこちら！

2つできました！
左はチキンカツ×野菜炒め。右はチキンカツ×コロッケ・ウインナー・マッシュポテトのカロリーの共演。後ろにはタワー型の日の丸ご飯と、パスタ。和洋折衷を表現してみました。

ついにマクドナルド兄弟が住んでいたカルフォルニアの人々から、クレイジーと言って頂ける日が来たような気がします。
もう見た目のインパクト部門では完成に近づいたでしょう。

もう一回だけ。
時間は取らせませんので、もう一回だけやっていいですか。

今度は県民のソウルフードバーガー部門いきます。
沖縄版フィレオフィッシュです。ご査収ください。

アメリカ文化の到来から盛り上がった沖縄のハンバーガーシーン。
そのアメリカ文化が、沖縄の大衆食文化を作り上げたとするならば、そりゃあ沖縄の食堂や弁当と、ハンバーガーの互換性は高いなと感じました。
最後まで読んで下さいました暇人のみなさん、どうもありがとうございました。