沖縄県内で唯一、BMWやMINIの正規ディーラーである「モトーレン沖縄」。
58号線沿いにあるかっこいいショールームを、一度は見たことがあるのではないでしょうか。

輸入車を販売しているということもあり、お客さまの多くは高収入な方や役職のある方が多い店舗。そういったお客様に輸入車を販売するとなれば、接客スキルやマナーが洗練されていてバリバリと接客や営業をこなす、現場叩き上げの営業マンが揃っているというイメージが浮かびます。

そんなモトーレン沖縄には、「不動産鑑定」という職種から転職し、その経験を活かしつつ車の販売を行うスタッフがいるのだとか。

生え抜きで販売や営業を続けるスタッフとはまた違ったスタイルが魅力と聞き、実際に会いにいってみました。

生え抜きの営業マンでない良さを持っている。

ということで、今回やってきたのは浦添市牧港にあるモトーレン沖縄。

MINIやBMWという憧れの車が並ぶショールームは洗練された雰囲気で、少し緊張しちゃいます。

噂の真相を、そのスタッフの上司である営業課長の嶋田さんに伺いました。

噂の人物

名前

具志堅全智さん（グシケン ゼントモ）

経歴

・前職では、「不動産鑑定士」の事務所にアシスタントとして10年間勤務。そこでは、現場の鑑定サポートや価格提示用の書類作成など、事務作業を主とした業務内容だった。

＊不動産鑑定とは？：競売や立ち退きの際に、不動産の価値を算出するお仕事。鑑定士が算出した価格で取引が行われるので、非常に慎重に行われます。

・不動産鑑定のお仕事に就く前は、ビジネスホテルのフロントマンとして2年間勤務。そこで接客の基礎を学ぶ。

・フロントマン、不動産鑑定に携わった後、営業や接客の仕事を求めて2年前にモトーレン沖縄へ転職。現在は、BMWやMINIを販売する営業として働いている。

上司から見た具志堅さんの印象

・不動産鑑定の経験から高い金額に扱うことに慣れていて、現場で行う価格の計算や見積もり、販売などに活かしている。高い価格の車を売ることにも物怖じしていない印象。

・入社から2～3ヶ月経った頃から、1人で見積もりを行えるようになった。1人で見積もりができるようになることは営業としてキャリアを積むカギとなり、そこまでの成長が早かった。

・不動産鑑定に携わっていた頃から高い役職の方とのお付き合いが多かったからか、物怖じしない堂々とした接客を行える。

・土地や建物に詳しく、その話題をきっかけにお客様と仲良くなることが多い。

・物腰の柔らかさや腰の低さが、お客様から可愛がってもらえる理由。

お話を聞いてみると、「不動産鑑定に携わっていた経験を活かして、金額の高いものを扱うことや役職の高い方と接することに慣れていて、物怖じせず堂々とした接客ができる営業マン」という印象を受けます。

「叩き上げの営業マンにはできない、良い意味で裏切られる具志堅らしい働き方がある」と聞き、実際に会ってみたくなったので、さっそく具志堅さんにインタビューをしました。

とにかく接客業をやってみたかったから、迷いのない転職だった。

 

 

モトーレン沖縄で働く際に求められる「お客さまとの関係づくり」に、前職の知識や経験を活かして独自の接客スタイルで取り組む具志堅さん。”根っからの営業マン”ではないからこそ、具志堅さんに信頼を置くお客さまが多い理由だと感じました。

とはいえ、営業において接客のスキルは欠かせないものだと思います。輸入車のように値段の高いものを販売するスキルは、どのように得ることができたのか続いて伺ってみました。

高いマナーレベルと知識を身に着ける研修内容

 

 

ハイレベルなお客さまと接するモトーレン沖縄さんだからこそ、現場で活きる接客を身につける研修が充実しているようです。

さらに具志堅さんについて知りたくなってきたので、お仕事のやりがいや目標なども伺いました。

前職を活かした営業からさらにプロフェッショナルへ。

 

 

前職の経験をステップとして、さらに営業のプロを目指す具志堅さん。
一見関係のないように感じる「不動産鑑定」と「自動車販売」ですが、その経験や知識を活かし、お客さまに合わせた営業スタイルを確立し、目指したキャリアを進む姿がかっこいい方でした。

まとめ

BMWやMINIなど価格の高い車を販売するディーラーは、叩き上げの営業マンばかりが集まる会社だと思っていましたが、独自の接客スタイルを作り上げて、さらに営業や接客のスキルを高められるような環境でした。

これまで社会人としての経験は豊富だけど営業経験がないという方も、あなたなりのキャリアを詰め込んでいくことで、他の人が真似できないような接客スキルを身につけることができるかもしれません。

営業職に限らず、転職の新しいスタイルを発見するようなインタビューとなりました。

＜取材・文：シロマユウノスケ／撮影：蓮池ヒロ＞