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【長生きしたい人必見!】沖縄の人がなぜ長寿と言われていたのか「カイワレ」で調べてみた

松田 和幸

2016.08.23

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みなさん、こんにちは。
休日の午後に散歩している植物学者に見えるだけのライター松田です。

 

突然ですがみなさん、長生きってしたいですか?

 

最近ふと思うことがあるのです、私事ではありますが、先日、オモコロ」に初めて記事を掲載させてもらったり、元カノと復縁できたり、人生には楽しいことが満ちていることに気づいたりと、幸せなことが沢山なのですが…

 

もしかしたら、もっと生きて幸せを感じたいと思っている時期に限って寿命が来てしまうんじゃないか…。

 

もしそうだとしたら、そんな運命を変えられるのだろうか…、と。

 

僕はせめて、やり残したことがなくなるまではどうにかして生き続けたいのです!!!

生命力がもっともっと欲しいのです!!

 

欲を言えば精力もですが、一度にそんなに欲張らないことにします!!

 

 

それにしても長生きをするために必要なものって何なのでしょうか?

 

健康的な食事?

うん。朝昼晩の規則正しい食生活、摂取する栄養バランスとかってすごく大事ですよね!
このままカップラーメンを1日に1回食べるだけの生活だと早死にしますね。

 

 

愛?

うん。やっぱ、愛があればなんでもできちゃいますよね〜!守るものができた男は強いのです!
自分の生活を守るので精一杯ですけどね。

 

 

孫の存在?

うん。僕のおじいちゃんやおばあちゃんも、きっと僕のおかげで元気だったもんな〜。
60代で亡くなったけど。

 

 

人生の目的・目標?

うん。これは大事ですよね!!
今までの人生で目標を達成できていない目標があった場合は死にたくなりそうですけど。

 

 

エルフの血?

うん。これってもはや長生きというよりも「不老不死」を手に入れちゃいますよね!!
エルフって単語が読者のみなさまに通じるかはわかりませんけど!!

 

 

という感じで答えはいろいろありますよね。

 

その問いについて考えているとき、僕はふと思い出したのです。

「そういえば沖縄って長寿の県だって言われてたな」と。

 

正確には、長生きだったのはちょっと前のこと(昭和60年まで1位、現在は30位)らしいので過去形で書いています。

 

では、その長生きの秘訣はどこにあったのでしょうか?
それを検証するために、今回はこんなものを用意しました。

 

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カイワレ育成キットです。

 

…話が唐突すぎてすみません。
順を追って説明していきますね。

 

沖縄には、沖縄でしか食べられない植物が存在するということは、みなさんご存じですよね。
ヘチマやゴーヤなどはそうだと思います。

ゴーヤは沖縄県外でも食べられますが、毎日ゴーヤチャンプルーを作って食べる人は、1億1千6百万人に僕1人くらいではないでしょうか。

ヘチマも食べられるけどね!という発言は、ご飯と一緒に飲み込んでおいてください。

さらに、飲み物も独特ですよね。

さんぴん茶、うっちん茶、シークワーサージュースなどを飲んだことがあるという人は、沖縄に訪れたことのない人だと少ないのではないでしょうか。

昔の沖縄人は、そんな沖縄でしか食べたり飲んだりできないものを摂取していたわけです。
だから僕は、沖縄独自の植物には、人を長生きにさせる成分が含まれているのではないかと思ったのですよ。

そこで、これらの植物(加工済み含む)を集めてきました。

 

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でも、長生きさせる成分があるかどうかを動物で検証しようとすると、めちゃくちゃ時間がかかるじゃないですか。

そこで、一生が割と短めな植物、カイワレを使おうと思ったんですよ。

 

つまり、先ほどの話を踏まえていいますと、

「沖縄独自の植物の成分を抽出した液体でカイワレを育てると、そのカイワレはどれくらい長生きするのか」

というのが今回の検証です。

 

ではさっそく、始めていきましょう。
まずは「植物の成分を抽出した液体」を作っていきます。

 

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植物を千切りやぶつ切りにしまして、

 

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レンジでチンして水分を飛ばします。

 

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5分ほど加熱して、こんな感じになったら取り出します。

 

写真ではわかりませんが、実際は柑橘系の植物と交配したじゃがいものような香りがします。

 

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パリパリになったハイビスカスを急須に入れてお湯を注いで数分待つと…

 

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「植物の成分を抽出した液体」が完成します。

平たく言うとお茶ですね。

 

こんな感じで10種類のお茶を淹れて、醤油差しに移します。

 

 

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お茶(ジュース含む)のラインナップはこんな感じ。

 

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綿と種をセットし、お茶をかけて、実験開始です。

 

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ちなみに、通常であれば霧吹きで水をやる容器を醤油差しにしたのは、買いに行った100均がオシャレすぎて、ノーマルな霧吹きがなかったからです。



【検証開始】

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今回の検証では、こので育てたカイワレが育ち方の基準になります。

 

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その隣は、沖縄を代表する野菜、ゴーヤ
苦味成分が、種子の成長にどう影響するかに注目です。

 

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3番目は、沖縄のソウルドリンクと呼ばれるさんぴん茶
沖縄の長寿文化を支えてきた飲み物は、もしかしたらさんぴん茶かもしれません。
期待がふくらみます。

 

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バナナはフィリピン産のをよく目にするとは思いますが、沖縄では「島バナナ」という沖縄原産のバナナが昔から親しまれてきました。

 

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冬になると、毎年ムーチーという餅の材料として使われる月桃。

昔から健康・長寿を祈願して食べられる縁起物であり、健康に良いお茶としても有名な、デキる植物ですね。しかも、刻むといい香りがするというおまけ付き。

人間で言うと石原さとみのような存在でしょうか。
地方の高校のぼっち学生みたいなカイワレが石原さとみの成分を吸い込んでしまったら、一発でキマっちゃいますね。

はわぁ~です。

 

…何言ってるかわからなかったらスルーしてください。

 

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パインはヘタの部分だけを使いました。
はたしてヘタに栄養はあるのでしょうか。

 

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沖縄のスーパーに行くと必ず置いてあるうっちん茶ですが、年間に数本しか売れてないんじゃないの?という味がします。

 

しかしパッケージには「オバーの教え」と書いてあるため、もしかしたらさんぴん茶の裏で沖縄の長寿を支えた影武者かもしれません。

 

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沖縄の花と言われて真っ先に思いつくのはこれじゃないでしょうか。

最近ではお茶として商品化され、いろんな会社から「ハイビスカスティー」として売られているので「もしや美味しいのでは?」と思って「花汁100%ハイビスカスティー」を淹れたんですが、ヌメヌメしたじゃがいものような味でした。

何が足りなかったんだ…。

 

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マイナーですが、ちゃんと雑草のほうに目を向けるとめちゃくちゃ咲いてる綺麗な花、ブーゲンビリアです。

「綺麗な花にはトゲがある」という言葉通りこの花にもトゲがありまして、摘むときに刺さりました。

 

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これはもう、名前からして今回の大本命ですね。
長命草(ちょうめいそう)」って!

これはもうカイワレ長生きしますね。

人類が滅亡し、地球が荒廃した惑星になっても、このカイワレは生きてますよね。

 

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今回は果実が見つからなかったので、果汁100%のシークワーサージュースを用意しました。

果実を探して潰して乾燥させてお茶にする手間を惜しんだ罰かなんだか分かりませんが、これが後ほど大変なことになります。

 

【検証1日目】

 

一日中眺めていましたが、変化はありませんでした。

 

【検証2日目】

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ここで早くも長命草カイワレが発芽しました!

え、すごくない!?そんな栄養価高いの!?

たしかにお茶にしたら一番美味しかったけどさ!

やるじゃん長命草~!やっぱり不死を実現するのは君なんじゃないの~?

 

【検証3日目】

ここにきて、人気になったハッシュタグのパクツイbotのように続々と芽が出始めました。

 

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ただ、喜びの裏には悲しみがあるように、光に陰があるように。

 

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同時期のシークワーサーカイワレは、なぜか芽でなくカビが出てきました。

液体以外の条件はすべて同じはずなんですが…。

 

もしかしたらシークワーサーの成分が、僕が綿を触ったときについた雑菌を養ってしまったのかもしれません。

本体の僕がシークワーサー好きであるように、僕の手にいる雑菌もシークワーサー好きなのでしょうか。

少なくとも、シークワーサージュースを使えば、簡単にカビを培養できることを学びました。

【検証4日目】

うっちん茶がだいぶ伸びました。

 

4日目うっちん

 

ハイビスカスもまずまずの伸び。

 

4日目ハイビスカス

 

【検証5日目】

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ここでようやく水カイワレの芽が出てきました。

 

【検証6日目】

6日目水

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6日目バナナ

 

水、ゴーヤ、さんぴん茶、バナナカイワレたちも伸びてきました。

【検証7日目】

開始から一週間が経ち、水で育てたカイワレならば収穫できる時期になりました。

では、それぞれのカイワレがどのように育ったかを見ていきましょう。

芽が出てから何日で枯れたか、というのもここに記しておきます。

 

・水カイワレ

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水で育てたカイワレは、本来の紫色をしており、長さは4cmほど。葉は黒に近く、まさしく双葉の形をしています。

枯れ方はこんな感じ。

 

水枯れ方

 

水カイワレは、16日で枯れました。

 

・ゴーヤカイワレ

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ゴーヤで育てたカイワレは…あ、いやいや、手前のじゃないですね。奥に寝てる紫色の細いのがそうです。

ゴーヤの成分マシマシにしようと、ゴーヤのワタや果肉と一緒に種も入れたら発芽しちゃいましてね。あはは。

 

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ゴーヤで育てると紫色をしていますが、水カイワレより1cmほど短くなりました。葉っぱもおなじ感じ。

ちなみに手違いで育ったゴーヤの芽は3日経つとこうなりました。

 

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この機会に、ずっと夢だった「緑のカーテン」を作ろうと思います。

…趣旨がズレましたが、ゴーヤカイワレは18日で枯れました。

 

・さんぴん茶カイワレ

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写真が見づらくて申し訳ないですが、これも水カイワレと同じく4cmほどの大きさです。

葉っぱはなぜかちょっと縮れましたが、こちらは水より4日長く生きました。

 

・バナナカイワレ

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バナナで育てると、葉が一番大きくなりました。

長さは約8cm、生存期間は22日です。

 

・月桃カイワレ

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月桃カイワレは、発芽してからほとんど動きがありません。

ただ、色は一番綺麗です。

 

華奢で背の低い美白美人に育ったといったところでしょうか。

これは12日ほどで枯れました。

 

・うっちん茶カイワレ

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うっちん茶カイワレは、葉の形や大きさ、全体の長さが一番バランス良く育ったと思います。

カイワレの中だけで味の質を比べるとしたら、「絶品」と称されるのではないでしょうか。

生存期間は25日。ぶっちぎりです。

 

・ハイビスカスカイワレ

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ハイビスカスで育てると、一番長くなりました。
こちらは約10cmです。

 

通販の「お薬」を飲むよりも、ハイビスカスのほうが長くしてくれるかもしれませんよ?

何を、は秘密ですけどね!生存期間は22日です。

 

・長命草カイワレ

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長命草カイワレは、最後までこの調子でした。

カイワレの寿命を延ばしてくれるかに思えたこの植物ですが、実際は赤ちゃんのまま時を止めてしまうものだったのです…。

13日経つと枯れました。

 

 

・パインカイワレ

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・ブーゲンビリアカイワレ

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こちらの2種類は、農学部の先輩によると「湿度が高すぎて発芽しなかった、もしくは種自体がカビて発芽しなくなったのではないか」とのこと。

パインのほうはとくに白い綿みたいなカビが生えているので、その可能性はありそうです。

また、カイワレの種の中にももともと発芽しないのがあるらしいので、パインとブーゲンビリアがハズレを引いたのかもしれません。

 

・シークワーサーカイワレ

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モザイク処理されたものの中身なんて聞きたくないとは思うのですが、一応簡単な説明を入れときますね。

写真の黒い部分にはカビがびっしり生えていまして、液体を垂らしても浸透しません。

それどころか、カビの上に残された液体は徐々にカビに覆われていき、最後にはカビの塊になるのです…。

そんな恐怖の菌床が完成してしまいました。

どうやって捨てましょうかね、これ。

言うまでもないと思いますが、芽は出ませんでした。



いかがでしたでしょうか?

沖縄で日常的に口にされる植物にはやはり、人を長生きさせる効果があったのかもしれませんね。

長生きしたい方はぜひ、うっちん茶を毎日飲んでみましょう。

僕はうっちん茶が飲めないので、ハイビスカスかバナナを煎じて飲み続けようと思います

 

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ちなみに、ポークと水を混ぜた液体でもカイワレを育ててみました。

 

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細い芽が出たと思ったら2日で枯れたので、沖縄の短命化の原因は、やはりここにあったのかもしれませんね。

 

それでは。

 

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