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沖縄で動物と戯れられるスポットと言えば、美ら海水族館や沖縄子どもの国が真っ先に挙がりますが、私が真っ先に紹介したいのが、沖縄本島中部のうるま市赤道にある「ミニミニ動物園」です。
ミニミニ動物園とは言いますが、何もミニミニではなく、哺乳類・爬虫類・両生類・魚類・鳥類…50種類200個体以上が揃う、立派な一大テーマパークなんです。
ちなみに沖縄県民は「駐車場あり」と「入場無料」というワードが大好き!ミニミニ動物園も、もちろんこの2つの条件をクリアです。
それでは、お客様満足度1000%の世界へ、共に入場しましょう。
50種類200個体以上の動物の一部をご紹介!
ベニコンゴウインコ。南国という色使いですよね。
ハト。平和の象徴。
ケヅメリクガメ。浦島太郎に出てくるカメくらいの大きさ。
ムツオビアルマジロ。普段なかなかお目に掛かれない腹を見せてくれるというラッキー。
ダチョウ。接写を試みたので、実はこのあと威嚇で襲われそうになったのは内緒のお話。
ヒツジ。ヒツジです。
クジャク。高い所から見下げる長老感が勇ましかったです。
ロバ。雷波少年でドロンズと一緒に旅をしていたロバのロシナンテは元気にしているだろうか。
ブタ。結局ブタさんが一番人懐っこかった!
ポニー。鼻面を撫でてあげるのが仲良くなるコツ。
コイ。お金持ちの庭で飼われているでおなじみ。
ズケランアサオ。
あ、すいませんこちらはミニミニ動物園の社長でした。こんにちは!
社長がこの楽しいスポットを作ってくれたおかげで、県民幸福度が上がっています。ありがとうございます。
最初は個人の趣味で動物を集め始めた?
ミニミニ動物園の元々の経営はずけらん養鶏場。社長の瑞慶覧朝雄さん(以下、園長)が、個人の「趣味」で集めたらこうなったというのだから驚きです。
動物園の敷地内も元々は養鶏場の鶏舎。そこを改装して動物を展示しているのです。
どうやってこれだけの動物を揃えるんですか?
譲り受けたものもあるし、業者から買い付けているのもあるし。欲しいと思ってしまった動物はどうしても欲しくなっちゃって。その時はまるで少年のような好奇心と情熱でじーっと見ていて。購入の交渉が気付いたら始まっていて
じゃあここは社長の庭に市民が遊びに来ている、という感じですね!
そうね、もう楽しいからやってる。それだけ!
ちなみに、市民の憩いの場すぎて、高校野球の日などは大型テレビがあるロビーは「パブリックビューイング状態」になるのだとか。
こちらミニミニ動物園、新鮮卵とスイーツのショップ「たまご屋」を併設。というかこちらがメインか。動物園は社長の趣味だったや。
ここのシュークリーム、新鮮卵をふんだんに使っているカスタードクリームが濃厚で濃厚で。特に個人的お気に入りのクッキーシューは、表参道で500円で売れるのではないかという美味っぷり。フランチャイズさせて下さいって思います。さらには、レアチーズケーキ・タルト・ティラミス・ガトーショコラなどのケーキもワンホール1000円以下で買えるというお得っぷり。
無料の動物園で集客し、帰りにはしっかりと買い物を楽しんでもらう。やはりこの完全無欠なビジネスモデルは計算し尽くされたものではないのか…と思い瑞慶覧社長に質問してみましたが。
本当に趣味(笑)その作戦があったとしても1%だね!
結果的に相乗効果が生まれたに過ぎないということです。
本当に動物園運営を楽しんでいるらしく、社長はさらに拡大路線を驀進中!
人気スポットとなり、ただでさえ駐車場が手狭になっているというのに、その駐車場の敷地を自らDIYで、今度は庭園を建設!
「コーヒー飲みながら休んでもらう場所があったら良いなぁと思って」という粋でしかない計らいで、更地から庭園になるまでを本当にひとりで手掛けたそう。そして、結果的に駐車場がさらに狭くなったので、第二駐車場として近くの土地を借りないといけない羽目になったそうです。社長!
動物園も最初は数頭だけだったはず。ショップも当初は卵だけの販売だったそう。
しかし「思い付いたらやらないわけにはいかない!」という社長の精神は、「小さく始めて大きくする」のお手本のような姿勢です。
ミニミニ動物園に行くと、動物たちと戯れるどころか、バイタリティまでもらえちゃうもんですから大変です。家で動物図鑑と変なビジネス本読んでるくらいなら、こっちに来たほうが一発!
【住所】沖縄県うるま市赤道660
【電話】098−973-4323
【営業】8:30〜19:00 / 日曜 9:00〜19:00
【定休】なし
【駐車場】有り