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子供欲しいね。
そうだね。
何人欲しい?
2人かな。
2人ね!!
じゃあ、結婚するなら今でしょ。
えっ、ちょ、まって!どうゆう思考回路で、そうなった?
だって、私たちは今年30歳。国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、結婚して、子供ができるまでに平均して2年くらいはかかるらしいんだ。
しかも、30歳以上の平均出生数は同調査で1.5名という結果。出産・子育ては体力勝負だから、、、、。
ブツブツブツブツブツブツブツ。
ブツブツブツブツブツブツブツ。
両者1歩も引かない接戦の末、
先に体力の限界を迎えてしまった旦那を横目に「勝利=結婚のお約束」を手にいれました。
どーも。占いでは大概「肉食系」と言われます。くいしんぼうライターの福島です。
(肉食と、くいしんぼうが並ぶと、もはやフードファイターのような風格が漂います)
私の旦那さんは東京の出身で、「沖縄の青い海・ゆっくりとした時間」に魅了され、年間10回ほど沖縄旅行をしていたそう。
そんな、無類の沖縄好き旦那とトントン拍子に入籍、結婚式まで至ったのですが、、、、。
旦那は東京出身
私は沖縄出身
となると、まずはどこで結婚式を挙げるのをテーマに話合いが繰り広げられるわけです。
これは、出身地違うよ!夫婦あるあるではないでしょうか。
私たちの場合、旦那さまも私も沖縄で挙げたいという思いがあったので、開催場所は沖縄で決定!
同時に沖縄で挙げるのであれば「沖縄式の結婚式」にしようと自然な流れで決まったのです。
しかーーーし、
東京の結婚式と沖縄の結婚式はアンルイスと半ライスくらい違うため、
いつもクールで鋭い旦那の目が一瞬にして丸くなるほど!
今回は、本土出身者の方が沖縄の結婚式に戸惑わないように、そして更に楽しんでもらう為に「ココが変だよ!沖縄結婚式」をご紹介していきたいと思います。
(変というのは私にとって最大級の褒め言葉です)
結婚式のことを「にーびち」と呼びます
沖縄の方言を調べると結婚・結婚式のことを「にーびち」と定義していますが、「結婚式」だけでなく「披露宴」も「にーびち」と呼ばれることが多いです。
本土に比べて、「結婚式」と「披露宴」の区別はあまりなく、まるごとセットのような感覚です。
披露宴の参加人数が芸能人並み
本土の披露宴は40名~60名が平均値と言われておりますが、沖縄は横のつながりが強く、お祝いごとはとにかく盛大に!が主流のため、300名を超えることもざらにあります。
親戚の親戚、両親の職場の人、父の空手仲間など、一度も会ったことないのに呼んじゃいます。
そのため、キャンドルサービス中「誰だろう?」状態が続いたことは言うまでもありません。(沖縄人はとにかくお祝いごとが大好きなので、招待状が届けばよっぽどの理由がない限り、断りません。)
披露宴でもうちなータイム
安心してください。ここでもうちなータイムは健在です!!!
披露宴開始5分前。きっと、本土の結婚式ではほぼ全ての方が集まっていることでしょう。しかし、沖縄の場合は3分の2いや、1くらいしか集まっていない時がありますw
披露宴が始まってから到着することもざらにあり、当日キャンセルもあります。
さらにすごいのは、呼ばれていないのにお祝儀をもって参加している人がいること。
その場合は、会場の配慮で席を用意してくれますが、もちろん追加料金となります。
とにかく余興が多い
それでも、披露宴に参加するお客様は思いっきり楽しんで帰ることができます。
なぜなら「余興」が面白いから。
本土の結婚式だと余興は1~2回くらいですよね。
沖縄の場合は、4~5回は余興タイムがあり、新郎新婦がお色直しで不在の時もお構いなしの余興三昧。
私の結婚式でも、沢山の方が踊ったり、歌ったり、サプライズしてくれたりと会場の皆様に笑いと感動を提供してくれました。改めて、感無量です!あざます!
幕開けは琉球舞踊の「かぎやで風」が必須です。(新郎新婦が踊ることもあります)
余興になると脱ぎたがる男性が急増します。
可愛い子が踊ると男性陣のテンションが上がります。
県内の有名アーティストを呼ぶと会場のボルテージが一気に上がります。
(私達の披露宴では琉球POPSユニットRyutyさんが盛り上げてくれました)
誰も聞かされていなかったサプライズ余興は感動と延長料金の心配で気持ちがややこしくなります。
(旦那の友人代表挨拶の予定が会場全員で長渕剛の「乾杯」を熱唱するという。当初5分の予定のはずが、、、、)
ただ、一つ言えることは
沖縄人の余興にかける情熱は松岡修造ばりに熱く、バファリンのような優しさで新郎新婦の「新しい門出」を盛り上げてくれます。(嬉しすぎて、なんもいえねぇ~)
手渡しOKの招待状
「近くに住んでいるのに、手渡しでいいさ~」というのが沖縄流。
なので、招待状は基本、手渡し。
もちろん、遠方に住んでいる方や久しぶりの友達には郵送しますが、直接渡して「絶対来てね」の握りをかわします。
ちなみに、招待状を渡す前、口頭やラインで結婚する旨を伝えて相手の都合を聞き、参加OKであれば招待状を渡すというのも沖縄あるある。
よって、参加の可否を知らせる返信用はがきは存在せず、急な用事で欠席する場合は電話やメール等でお知らせするのが一般的です!
ご祝儀は財布に優しく1万円
沖縄の場合、通常が1万円。会社の上司や役員、親族になると3万~5万円包んでくれます。
本土だと、3万円~が基本のようですが、沖縄でそれをやってしまうと、もれなく破産します(笑)
参加人数が多い分、呼ばれる数も尋常ではなく、時期によっては毎週の可能性もあります。
お料理は円卓みんなでシェア
沖縄と本土結婚式の違いで語らずにいられないのが、お料理。
沖縄の場合は円卓の真ん中に回転台あり、大皿が運ばれるとみんなで仲良くつつきあいます。
県外の方に言わせると、「中華料理屋か?」とツッコミたくなるそうですが、県民は中華料理屋の円卓より披露宴の円卓の方が親しみ深いです。
また、お料理はお刺身からスタートすることが多く、中華・洋食のコラボレーションが続きます。
飲み物は披露宴前でもお構いなし
本土の場合、お酒や飲み物は、乾杯のときに初めて振る舞われるそうですが、沖縄では着席した瞬間から振舞われます。
ので、開始早々、親戚のおじさんがヘロヘロになっているというのも沖縄あるあるです。
開場して披露宴が始まるまでの飲み物はプラス料金がかかる会場が多いのですが、未だかつて披露宴前に振る舞われなかったことはありません。(恐るべき、沖縄の披露宴文化)
結婚式の司会は県内の有名人
アナウンサーやパーソナリティなど、TVでよく見るあの有名人が結婚式の司会を担当してくれます。
花嫁の衣装は白無垢より琉装が人気
お色直しの1~3回は本土と同じくらいの回数ですが、花嫁の衣装が白無垢より琉装の方が人気。
琉装⇒ウエディングドレス(白)⇒カラードレスの流れが多く、
男性は花嫁の衣装に合わせて琉装・タキシードの色や柄を決めていきます。
また、女性のお呼ばれ服は本土とあまり変わりませんが、男性はかりゆしウェア(沖縄の正装服)を着る方も多く比較的カジュアルです。(11月・12月でもかりゆしウェア姿が目立ちます)
本土とは逆の席次
沖縄の場合、両親や親戚が一番前に座り、会社の同僚が中間、友人が後ろの席という配置。
両親が常に見える場所にいるのは安心であり、照れくさくもあります。
そして、後ろの友人席は高砂席からほぼ見えませんw
全テーブル回れないキャンドルサービス
お色直しの後のキャンドルサービスは、限られた時間で全ての円卓を回るのは難しいので、
挙げる側が事前に回る席(8~12席)を決めておいて、キャンドルサービスにまわります。
また、招待されて席についたら、即キャンドルが置かれている円卓なのかを確認しましょう。
キャンドルサービスで人がいなかったら新郎新婦が悲しくて泣いちゃいます笑。
最後の締めはやっぱりカチャーシー
沖縄では、お祭りやお祝いなどのめでたい席でカチャーシーを踊ります。
みなさんも一度は見たことありませんか。
両手を頭の高さまで上げ、障子を締めたり開けたりするような手の動きやつです。
披露宴の終盤、「唐船ドーイ」というアップテンポな曲が流れると、会場にいる3分1は舞台に上がり、おもむろに踊りだします。
沖縄の血が騒ぐとはまさにこのことで、どんなにシャイなおじさんでもカチャーシーは踊ります。
また、カチャーシータイムに新郎を胴上げをすることもありますが、決して新婦を上げないでくださいねw
沖縄の結婚式・披露宴の相場
沖縄の結婚式・披露宴費用を決める上で重要になってくるのが「会場選び」
①ホテルで結婚式・披露宴を挙げる
-
②ウエディング専門の会場で結婚式・披露宴を挙げる
-
③リゾートチャペルで結婚式を挙げ、ホテルで披露宴を挙げる
上記の3つが定番で、福島は①をチョイスしましたが、どの内容が一番安いと思いますか。
これはあくまでも私の見解ですが、おそらく②だと思います。(ホテルや料理のグレードによっては①が安くなるときもあります)
- ③をチョイスされる場合は50万~150万くらい結婚式の費用として貯めておくことがベスト。
- ②はお祝儀で賄えると風の噂でよく聞きますが、オプションなどを付け加えると、超えてしまう可能性もありますので追加オプションは計画的に!
沖縄で結婚・披露宴挙げるベストな時期
ウエディングプランナーさんがオススメしてくれたのは、10月~11月。もしくは4月。
なぜなら、気候が安定し暑すぎず、寒すぎないことに加え、台風の心配が少ないからだそうです。
なかでも10月は、航空チケットが安く、海も充分楽しめる気候なので本土からお越しいただく友人や親戚にも沖縄を感じて頂けます。
本土から友人を呼ぶときのお金事情
本土の方と結婚式を挙げるとなれば、本土から友人や親族に対してどう配慮すれば良いか迷いますよね。
最も多い費用のかけ方は、新郎新婦が旅費の一部を負担するというケースのようで、
お車代として1万円を渡すそうです。
私たちもいろいろなアイディアを出し合いましたが、結局、一部負担で話はまとまりました。
前撮りでビーチフォトができる
沖縄の青い海・白い砂浜!で前撮りができる。いつも鋭い旦那の目が終始下がりっぱなしでした。(お見せできないのが残念ですが、笑顔すぎて顔しわくちゃです笑)
また、識名園や首里城で琉装の前撮りもできたりするそうですよ。
沖縄でもし結婚式・披露宴を挙げるなら、沖縄っぽいところをチョイスしてみてはいかがでしょうか。
最後に
みなさま、「ココが変だよ!沖縄の結婚式」はいかがだったでしょうか。
沖縄の結婚式に来たくなりましたか?
披露宴を挙げたくなりましたか?
沖縄では古くから「いちゃりばちょうでー(一度会ったら皆兄弟)」という言葉があります。
参加人数の多さも、余興の多さも、大皿をみんなでシェアするのも、
そうゆう沖縄人(うちなーんちゅ)の温かい心や想いが詰まって今のにーびちが創られたのではないでしょうか。
うちなーんちゅと結婚した暁には、こんな楽しくも面白い結婚・披露宴を挙げることができますよ~!!
みなさんも未来のお嫁さま、旦那さまを求めて沖縄移住をしてみませんか。
もしくは、沖縄出身のお友達を沢山つくりませんか。