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音楽の街の「ピースフル!ラブで!ロックなフェスティバル」

具志堅 大樹

2016.08.10

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こんにちは!ライターの具志堅です。

沖縄に「音楽の街」があるって知っていました?
沖縄県沖縄市、地元の人にはコザ(旧地名:コザ市)の愛称で親しまれているそうです。

すんごい響きの愛称だね。

最近まで、コザって言う地域があると思っていた具志堅…

愛称なんだね…みんなコザ!コザ!言うから…

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沖縄出身の具志堅が勘違いするくらいコザの愛称で親しまれまくっています。

沖縄市は、基地に面した街で、60年代から80年代にかけて、基地ゲート前の通り(通称:ゲート通り)を中心に、基地に住む軍人をお客さんに商売をする事で街は活気づきました。

壁に直で書かれたアメリカンスタイルな英語の看板、イケイケな街に、生活と商売を求めて集まった多国籍な人々で溢れ出る異国のムード。

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ゲート通り周辺は、昼は、商店街や、いろんな国の飲食店と生活の場として親しまれ、夜は、たくさんのライブハウスや、ミュージックバーで外人と音楽だらけ!

お客さんは、ジャズ、ロック、民謡とアメリカ仕込みの音楽グルメ、切瑳琢磨しながら、沖縄の音楽は磨かれてきました。

人種国籍を問わず、そこに集まる大衆の娯楽として音楽は愛され、街に根付き、「音楽の街」として歴史を重ねてきました。

人、音楽、食、文化、すべてが入り交ざるディープでエキゾチックな街。
海や、リゾートのイメージが強い沖縄とは、少し違った「沖縄の暮らし」が垣間見える街です。

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「音楽の街」と言われるだけあり、街のいたる所で定期的に音楽フェスや、沖縄の民謡、伝統芸能「エイサー」などイベントが盛んに行われています。

今回、毎年7月に開催される、沖縄の音楽を語るには、はずせないロックフェスティバルに参加しました。

「第33回ピースフルラブロックフェスティバル」

peacefull_poster(画像提供:ピースフルラブロックフェスティバル制作事務局)

地域の手作りイベントとして始まったピースフルラブロックフェスティバル。
「愛と平和」を掲げ続け、今年で33回目を迎える歴史あるロックフェスティバルです。

このフェスティバルには、沖縄市出身のORANGE RANGEはもちろん、D-51、
過去にはモンゴル800、HY、かりゆし58など、
全国的にも名のしられた沖縄の若手アーティストも参加。

紫、かっちゃんBAND、JETなど、沖縄ロックの一時代を築いてきたベテランバンドや、
新進気鋭の新人バンドまで、県内外で活躍するアーティストが目白押しの音楽フェスです。

僕が参加したのは、オキナワンロックで全国を一世風靡した、ベテランバンドが揃う二日目。

知らない人には超ディープ。
知ってる人にも超ディープな二日目です。

peacefull_timetable(画像提供:ピースフルラブロックフェスティバル制作事務局)

この日は、県外の若い方にはあまり聞き覚えのないバンド名も多いと思います。
70年代、日本のロックシーンど真ん中で育った世代からすればヨダレがジュルンジュルン。

このラインナップを見る事の出来るイベントは、全国広しと言えどもココ!沖縄くらいでしょう!

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入場すると、すぐ目に飛び込んできたのは、珍しい形をした会場。
ここは、元々は、闘牛場として使用されていた場所。

ピースフルの会場として定番の場所となり、闘牛場でLIVEを見ると言う、なんとも乙なポイントの一つです。

闘いの場所を、フェスの会場にするってめっちゃピースフルな話でしょ!

この日の観客動員数は、オフィシャル発表で1600人。
人が少ない様にみえますが実は結構入っています。1400人くらいは透明人間だそうです。

嘘です!

沖縄は熱いですからね!つまらないギャグも暖かく感じるわけですよ。
そんな沖縄の太陽のような心を持って、具志堅の記事を読まれる事をオススメします。

本題に戻ります・・・

日中の炎天下を避け、日が傾いてから来る人や、
写真を撮ってる僕の後ろ、席無き日陰からLIVEか僕の後頭部を楽しむなど、
スロースターターで意外と太陽に弱い沖縄県民あるあるの光景。

仲良くなった隣のオジー(沖縄のおじーちゃんの呼び方)の解説付きでLIVEがスタートしました。

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一番手は南風原ビーバップス。
ストレートなロックで会場を盛り上げます。

なぜか南風原町のゆるキャラ「はえるん」も駆けつけて演奏に参戦。

めっちゃピースフル!!ピースフルがだだ漏れだよ!!着ぐるみの中身ピースフルでしょ!

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会場の空気を揺さぶる迫力満点な声!に思わず手を掲げちゃうよね。

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大型のスピーカーから出てくる低音が僕の皮膚!鼓膜!心臓!を激しいリズムで叩きます!

「この爆音の中で寝たら100万あげる」とか言い出す小学生いそうです!!

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圧倒的な「魅せるパフォーマンス」の格好良さ!
これがロックか!フェスティバルか!と衝撃と興奮の狭間!

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そこへ!若い美女三人を引き連れて、会場後方から突然現れた「かっちゃんBAND」のかっちゃん。

人生で初めて「ロックンロール!!」と叫ばさせていただきました。

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沖縄の激動の時代を駆け抜けてきた力強い魂の叫び、音をここでは全身で浴びる事できます。

聞く者を魅了し、観客席からステージの上へと、多くの若い才能を誘ってきました。

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人種も、性別も、年齢も関係ない。
壁のない音楽を見て、聞いて、感じた瞬間です。

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五感で音楽を感じる!これがLIVEの醍醐味!

便利な世の中、ネット、CDでも音楽は聞く事はできます。
でも、鼓膜だけでは伝わらない魅力がコザに響き渡りました。

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米軍統治下時代に培われたワールドワイドな感覚で、
県外、国外からもアーティストを招き、地域間交流を積極的に行う沖縄市。

もう日本人ですら、外国のゲストに見えてくる始末。

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Queenが認めた、クイーン・トリビュート・バンド「QUEENESS」。
軽快なトークとパフォーマンスで、笑いと感動を届けてくれました。

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そして、二日間の大取りを務めるのは、伝説のロックバンドとして知られる「紫」。

1983年、「紫」の再結成コンサート「MURASAKI WHY NOW」を「ピースフルラブロックフェスティバル」の起源、第一回目とされています。
このフェスティバルを語るには欠かせない存在です。

出番と同時に、雨が降り出したにも関わらず、会場のテンションはピークに達しました。

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演奏と同時に湧き上がる歓声。

オキナワンロックならではの重厚感のある音、
観客が触れてしまう程のその距離感とパフォーマンス。

待ってましたと言わんばかりに盛り上がる観客、突き上げられる無数の手。

溢れ出るエネルギーを、撒き散らするように踊り狂う人達。

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熱気に包まれた会場はあっと言う間にフィナーレを迎えました。

知らない人同士、肩を組みながら踊り、ハードなエアーギターを弾く人がチラホラ。
沖縄人がそうなのか…開放的なフェスがそうさせるのか…

戦後に生まれたオキナワンロックから、今現在、生まれ続ける沖縄の音楽とエネルギーを、ギュッと凝縮した贅沢な二日間。

音楽の街ならではの、ピースフル!ラブで!ロックな!フェスティバルでした。

ロックンロール!!

『第33回 ピースフル・ラブロックフェスティバル2016』

主催:ピースフルラブロックフェスティバル実行委員会
会場:沖縄市野外ステージ
住所:〒904-0032 沖縄市諸見里2-1-1

Peaceful Love Rock Festival ホームページ
http://peaceful-love-rock.com/