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沖縄でもドラムンベース漬けの一夜を楽しみたい!「RAWFUSION」で遊んだ夜のお話。

三輪きらら

2017.01.18

こんにちは。こんばんわ。きららです。
おきなわマグネットでのわたしの記事を見ていただけている方はうすうす気がついていると思いますが、わたしはクラブミュージックが大好きです。
その中でも特に好きなのが、ドラムンベース。
まだまだ未熟ですが、DJも少しやっています。
東京ではよくドラムンベースのイベントに行っていたのですが、沖縄ではドラムンベースのイベントは多くはありません。

ただ、東京にいるときから知っているイベントがひとつ。
4ヶ月に1回開催される、沖縄県最大のドラムンベースパーティ「RAWFUSION」です。
東京でも知っている人が多く、地方ドラムンベースイベントとして大きなイベントのひとつとも捉えられています。
その「RAWFUSION」が、12月に開催されるということで、もちろんうきうきわくわくで行ってきました。

ということで、今回は2016年12月10日に国際通り沿いにあるクラブ「熱血社交場」で開催された、ドラムンベースパーティ「RAWFUSION」の様子をお伝えします。
あまり聞き馴染みのないジャンルかもしれませんが、ぜひこの機会にまだ聞いたことのない方にもドラムンベースの魅力を少しでもお伝えできたらなと思います。

ドラムンベースとは

まずはじめに、ドラムンベースとは?というところから簡単に。
よく使用される表記はカタカナ表記を含めて「Drum&Bass」「Drum’n’Bass」「DNBまたはDnB」「ドラムンベース」の4つ。

BPMという音楽の速さを示す単位が170〜180程度(ヒップホップの約2倍の速さ)で、ブレイクビーツを使用したダンスミュージックのひとつだ。
発症の地はイギリス。
低く体の中から揺さぶられるようなベースラインと、シンセサイザーなどを使用したハイハットやメロディラインなどが特徴。
一言でドラムンベースと言っても、その中にはミニマル、ジャズステップ、ダークステップ、ニューロファンク、ハードステップ、リキッドファンク、ブラジリアンドラムンベースなど挙げればキリがないほど細かいサブジャンルがある。
少し前にあるスポーツ番組内のBGMとして使われていたため、Youtubeなどで聞いてもらうとなんとなく聞き覚えがある方もいるかもしれない。

特にクラブに行ったことがない人やドラムンベースを初めて聞く人からは「テンポが速く複雑なのでどう踊っていいのかわからない」という声を聞くが、メロディーラインやベースラインをよく聞くと、意外に踊りやすいテンポで構成されていることがわかる。
どこでテンポを取って踊るかは人それぞれなので、自由な楽しみ方ができる点もドラムンベースの魅力のひとつだ。

有名なアーティストは海外に非常に多いが、実は日本にも海外にDJとして呼ばれるアーティストはたくさんいる。
彼らはDJ以外にも、みなさんが一度は耳にしたことがあるような楽曲や効果音なども作っている。
権利上の問題で具体的なことが書けないが、少しググると出てくるので興味のある方は検索してみては。

ちなみに、少しググると必ず出てくる日本のトップドラムンベースアーティストのVelocityさん(sound cloudはこちら:https://soundcloud.com/velocity7nine)は「日本各地色々DJしてきたけれど、RAWFUSIONのお客さん、沖縄のお客さんはどの土地の人よりも純粋に音楽を楽しんでくれてDJしてて楽しい」と話してくれた。

イベント詳細

(画像提供:RAWFUSION)

DJ:TETSUJI TANAKA・KID・ARU・Swing-Chang・MA-KO・KUNIO・HIROKI
MC:MIYA-G
VJ & Effects : ALi

早速行ってみた。





国際通りのメインストリートの一部に「熱血社交場」はある。
そこにお店があると知らなければ国際通りの喧騒に埋もれてしまうような、小さな入口。
「NEKKE2」という看板を見つけて足を踏み入れたら、入り口からでもドラムンベースの重低音が体に響いてくる。
長く楽しみにしていた分、その響きがわたしの体の奥をぞくぞくさせてくれる。
はやる気持ちを抑えて、少し急な階段を降りてみよう(あわてて降りると階段から落ちてしまうから気をつけて!)。

今回は7人のDJのうち、RAWFUSIONの立ち上げから参加しているレジデントDJ4人を中心にイベントをレポートする。

TETSUJI TANAKA


Twitter:https://twitter.com/tetsuji_tanaka
Localize!!:http://block.fm/ondemand/localize/目にも留まらぬ速さで音をつなげていくDJ、TETSUJI TANAKA氏。
ドラムンベース界のトップDJとしてシーンを牽引しているひとりだ。90年代中期そのキャリアをスタートさせ、2001〜2004年のロンドン在住でのDJ及び音楽活動後、現在のインプロビゼーション・スタイル “4 decks set”を確立。
帰国後、日本のドラムンベース/ベースミュージック・シーンを代表する最高峰「DBS」のトップ・レジデントを長らく務め、あらゆるビッグイベントのヘッドライナーやビッグ・フェス、民法ラジオなど各主要メディアにも多数出演してきたシーンのアイコンDJである。
国内外のトップDJが番組を持つインターネットラジオ局「block.fm」の看板番組で、国内唯一のオフィシャル・ドラムンベース人気番組「Localize!!」のメインパーソナリティーを毎週水曜日5年間務めている。正確かつタイトでスピード感あふれるミックスは、いつ聞いても感動するほど驚きの連続だ。
いつだったか、初めて彼のDJを間近で見たときは、ミキサーを触る手の動きがまったく見えないほどに速く、なにがどうなっているのかわからない程に驚いた記憶がある。
このスピード感が、聞き手に高揚感を与える要因のひとつなのだろう。

ARU

Facebook:https://facebook.com/aruaudio
SoundCloud:https://soundcloud.com/aruaudiojpドラムンベース、ダブステップ、トラップなどを多角的に取り入れながらミックスしていくDJ、ARU氏。
攻撃的な中に怪しく響くビートは、国内外のクラウドからも高評判を得ている。
名門「Drum&Bass Sessions」を始め、メタモルフォーゼのドラムンベース専門Booth、オーストラリアシドニーのドラムンベースパーティ「DNBBQ 」タイはバンコクの「PhatPhunk」などなど、国内外大小様々なPartyをロックし続けてきた。
近年は音源制作も開始しており、これまでにカナダのMonkey Dub RecordingsやBassFace Audio、U.SのMultikill Recordings等から楽曲をリリース。自らのトラックを織り交ぜたプレイにも注目が集まる。疾走感のなかにディープでダークな要素を盛り込むDJスタイルで、聞く人をベースの海に沈めていく。
計算されたミックスには緩急がつけられ、かなり激しいドラムンベースながらいつまでも遊び続けられるミックスを展開していく。
今回も、現実世界を忘れさせるようなプレイでクラブ内を魅了して、遊びに来ている人たちをがっちりとつかんで離さなかった。
MA-KO

Facebook:https://www.facebook.com/rawfusion.jp/?ref=page_internal
mixcloud:https://www.mixcloud.com/RAWFUSION/ミニマルでディープな空間を作り出すDJ、MA-KO氏。
彼は2001年よりハウス・テクノ DJとして活動していたが、2005年、ドラムンベースに強い衝撃を受けプレイスタイルを完全シフトした。
以降、盟友J.Z.T氏と共に火の玉ホールにて「RAWFUSION」を始動し、国内外から様々なゲストを招き、ドラムンベース未開の地だった沖縄にシーンを築き上げた立役者だ。非常にグルービーでセクシーなミックスが特徴で、ドラムンベース初心者にもおすすめしたいDJのひとり。
一見深い優しさで包むようなプレイだが、よく聞くと体の中心を揺さぶる強烈なベースラインを基本としていて、まるでMA-KO氏本人の人となりそのものを表していると言っても過言ではない。
今回のイベントでも、彼らしい心地よく溶けるようなプレイを心ゆくまで楽しむことができた。
KUNIO

Facebook:https://www.facebook.com/kunio.maeda.7?fref=tsジャンルを問わず、さまざまなシーンのフロアをジャックするDJ、KUNIO氏。
10代の頃からロンドンカルチャーに影響を受け、出身地京都から上京後、裏原宿にあるクラブストリートウェアのオープニングスタッフを務めるなど常にミュージックとファッションをシンクロさせてきた。
その後はドラムンベース、テクノ、ハウス、ディスコ、ソウル、ファンクなどさまざまなジャンルからインスピレーションを受けた独自のDJスタイルを確立するため日々探求を続けている。
現在は活動の拠点を東京から沖縄に移し、県内のさまざまなイベントでDJを努めている。クラブ内をおおいに盛り上げるキャッチーなミックスが特徴。
新旧の楽曲を違和感なくミックスするため、長い間ドラムンベースを楽しんでいるベテランはもちろん、初心者の方にもおすすめしたいDJのひとり。
DJ中のパフォーマンスや普段さまざまなイベントでプレイしていることも相まって、聞く人を惹き付ける空間設計が素晴らしい。
今回もパーティ序盤でプレイし、ディープな一夜の始まりを告げる最高のプレイで魅了してくれた。

RAWFUJIONのVJ・Effectsを担当するALi氏。

RAWFUJIONの第2回目からレジデントとして参加しているSwing-Chang氏と今回のゲストDJとして出演したKID氏。

イベントの主役である、来場者たちもおおいに盛り上がった。

インタビュー

RAWFUSIONのレジデントDJのみなさんに、後日インタビューすることができた。

きらら

お疲れ様でした。
とても楽しくて、仕事を忘れて楽しんでいました!
今回で8回目の開催になるRAWFUSIONですが、イベント立ち上げ時のことを少しお聞かせください。

MA-KOMA-KO

もともと、RAWFUSIONというパーティは2005年から行っていました。さまざまな経緯を経て、今の形になったのは約2年ほど前からです。
奇跡的なタイミングと縁で、沖縄唯一のドラムンベースパーティになりました。
「FUSION」には、融合、合同、連合などの意味があります。
RAWFUSIONにはさまざまなフィールドで活躍している個性の強いメンバーが揃っていることもあり、まさに名の通り進化しながら融合していくパーティ、だと思っています。

きらら

沖縄唯一ってすごいですよね。RAWFUSIONの名前は東京にいるときから聞いていました。
沖縄でイベントをやる、というと、集客面など大変なことも多々あると思いますが、なにか意識していることはありますか?

KUNIOKUNIO

まず、このパーティがドラムンベースを知らない人の入り口になってほしいと思っています。
なので入りにくい雰囲気をなるべく作らないように、オープンなパーティを心がけています。
ドラムンベースは、イメージだと速くてうるさい、踊り方がわからないと言われがちな音楽ですが、本来はそうではない。
その辺りを1人でも多くの人に知ってもらって、一緒にみんなで楽しみたいなと思っています。

集客に関しては、北から南まで、メンバーが実際に足を運んでいろいろなお店に行き、フライヤーを置いて、少しでも多くの人の目に触れられるようにしています。
地道なことですが、北部でフライヤーを見た海外の方が今回のパーティに来てくれて「君たちこんないいパーティを今までどこでやってたんだ!」と言われたのは嬉しかったです。

きらら

ドラムンベースのイメージはそうですよね、、。特に沖縄はヒップホップなどの音楽が盛んなので、沖縄でドラムンベースを楽しんでくれる人が増えてくれたらとわたしも思います。
続いて、メンバーのみなさんの、パーティにおける役割を教えてください。

MA-KOMA-KO

MA-KO氏:僕が唯一の沖縄出身ということもあって地元とパーティのつなぎ役とまとめ役、TETSUJIさんは東京を中心に活躍しているDJなのでRAWFUSIONを全国的に広めてもらう、KUNIOさんがパーティの看板、ARUさんが音響など音全般に関すること、という感じですね。
それぞれで自然に役割分担ができています。

きらら

その役割分担には納得です!みなさんにはわたしが沖縄に来てから仲良くさせていただいていますが、まさにそんなかんじがしています(笑)
今の形になったRAWFUSIONは8回目ということですが、特に印象に残っている回はありますか?

ARUARU

どれも印象に残っていますが、特に前回の、2016年8月に行った回が印象深いかな。
コロナビールが協賛についてくれたこともありますが、そこまで集客に力を入れていなかったものの、200人近いお客さんがきてくれました。
パーティをやっているとよく来てくれるお客さんの顔は覚えるのですが、特に一見さんや早い時間にはお子さん連れが多かったのが嬉しかったです。
21時ごろまでは会場を禁煙にしていたので、それくらいの時間まではお子さんもいたのですが、ブースの前でぴょんぴょん跳ね回っていて子どもにも楽しんでもらえたのは本当に大きかったと思います。

きらら

前回のですね!ちょうどわたしが移住してすぐに開催されていましたよね。
とにかく驚くほどお客さんが入っていて、まるで東京の大きなパーティのようですごく驚きました。
最後に、今後の展望を教えてください。

KUNIOKUNIO

これまでは沖縄の各地を回ってフライヤーを置いて回ったりしていましたが、それに加えてインスタグラムを始めとしたSNSの活用も考えています。
これは、日本人だけではなく海外の方にも遊びに来てもらいたいからです。
インスタグラムを活用することで、沖縄に住んでいる海外の方にもリーチできればなと思います。
また、インターネットラジオを行うことも考えています。
RAWFUSIONのメンバーでラジオを行って、もっとたくさんの沖縄の方に知ってもらいつつ全国にも発信していきたいと思っています。

そしてもう一点、沖縄発のドラムンベースMCを見つけたいですね。
DJもそうですが、沖縄でドラムンベースのDJ、MCをやっている人はそれほどいません。
なので絶賛募集中です。やってみたい方はぜひご連絡ください(笑)

きらら

SNSの活用は興味深いですね!その施策によってどのような効果が出たのか、またいずれお伺いしたいところです。
MCをやってみたい方は、わたしでも構いませんのでぜひご連絡ください。
今日は、わざわざインタビューのためにお集まりいただきありがとうございました!

まとめ

沖縄に来て、東京では当たり前のように乱立していたドラムンベースのみのイベントがほとんどないことに少し悲しい気持ちもあったのですが、RAWFUSIONはそんなわたしのもやもやを完全に吹き飛ばしてくれる、最高のイベントでした。

レジデントDJの4名のプレイはもう記事内でもご紹介しているように素晴らしく、ゲストDJのSwing-Changさん、KIDさんのプレイも最高にかっこよくて、沖縄でも寒くなってくる12月だというのに汗だくになって最前線で踊ってストレス発散もばっちり。

次回は4月の開催ということで、今からとても楽しみです。
沖縄でのクラブライフ、引き続き開拓しつつ(わたしの個人的な好みで開拓しているのでかなり偏りがありますが)、またお伝えしていきます!
ではまた。

近日告知情報

MA-KO氏、ARU
X-OVER-SOUTHEND HARDSOUND “X-OVER” SESSION-
1月20日(金)
OPEN 22:00
詳細はこちら
https://www.facebook.com/events/206012399806125/